おはこんにちばんは。才能を宿し、努力も積み、家柄も高貴で家族友人含めた環境も良好で、顔立ちもハンサムな上に人づきあいが良く、高め合える好敵手にも欠かさない上にとどめとばかりに実現したい高貴な理想も持っているというそりゃ成功するわ、でも英雄の光に目を焼かれるのは勘弁な!なタツヤお兄様が理想の実現と家族の生存双方を目指すお話を今日も始めていきたいと思います。
さて前回のお話で少佐となって内通者を炙り出せと言われましたが、基本的には知力で判定を行っていき調査ポイントを貯めていくノリとなっています。この際信頼度がB以上のキャラに協力を依頼、階級が下の場合は部下として働いてもらうことが出来ます。現在信頼度がB以上のキャラはずっ友ギルベルト君、ヴァルゼライド閣下、アルバートのおっちゃんの三人ですのでこの中から選ぶ事となります。そして今回選択するのはアルバートのおっちゃんです。みなさんも知っての通りおっちゃんはジェミニ隊長にまで昇り詰める方なのでこの手の任務の適性に関してはぴか一です。ギルベルト君も当然滅茶苦茶優秀ですし、ヴァルゼライド閣下も声をかければ当然協力してくれますがこの二人は前線で活躍してもらう方がアドラーの為ですので、此処はおっちゃんを選ぶのが色んな意味で最善です。世の中適材適所です。
「他ならぬ少佐の望みとあれば無論喜んで協力させて頂きます。俺なんかが少佐みたいな凄い方のお役に立てるかはわかりませんが」
なんだか若干おっちゃんの元気がありませんが、まあこれも無理ないといえば無理ないんですよね。これまではずっとヴァルゼライド閣下に友達として頑張って付いて行って支えようというのをモチベに頑張ってきたわけですが、今ではギルベルトという全方位に優秀な人間がすっかりヴァルゼライド閣下にぞっこんになって全力で補佐しているわけですから。おっちゃんにとっては親友を認めてくれる人が現れてうれしい反面、自分はもう親友にとって必要のない人間なんじゃないかみたいな寂しさを覚えてある種当然と言えば当然でしょう。
ヴァルゼライド閣下も自分についてきてくれているおっちゃんの存在を有難いと思いながらも、自分の傍から離れるのがおっちゃんの為だと思っているところがありますから雄々しい背中を見せつける事で悩みを吹き飛ばすムーヴはしても悩みに直接寄り添うようなことはしなさそうですからね。ですが人間である以上弱気に駆られる時だってあって当然、前を向いて進むことが正しいと分かっていても時には立ち止まってゆっくり考えたいときだってそりゃあります。聞いているか糞眼鏡、強欲竜。
とりあえず自虐はやっていると未来の天秤副隊長みたいに癖になるので「励ます」と「燃」を選んでおきます。流石に此処で「叱責する」を選ぶほどお兄様は鬼ではありません。大丈夫大丈夫貴方、ジェミニ隊長まで昇りつめられる位には優秀だから。ちょっとお兄様含めて今貴方の周囲にいる存在がバグみたいな奴ばっかりで感覚麻痺っているだけだよ。
「少佐殿は褒め上手ですなぁ。少佐殿にそう言って頂けるとなんだか出来る気がしてきましたよ。わかりました、俺もあなたが信じて下さった自分の力って奴を信じてみる事にします」
流石未来の総統閣下の友人が務まっている男です。ちょっと励ましただけであっさりと復活です。これが未来の天秤副隊長だった場合はメンタルケアが非常に面倒ですので、原作主人公の親友ポジを目指すプレイをする場合は頑張ってください。ゼファーさんの親友ポジになった暁にはミリィやヴェティママンがすごく好意的に接してくれます。まあその親友がダメ人間属性じゃなかった場合、ゼファーさんに対するママンの説教ネタが増える事になるんだけどね。
さて此処からはまたルーティンめいた流れがしばらく続くので倍速で……の前に皆様お待ちかねのある方とのイベントです。
「奏、どうやらアルが世話になったようだな。アイツが何かしら悩んでいる事、わかってはいたがそれは俺では決して寄り添う事が出来ないものだった。だからこそお前には感謝している。その礼を言わせてほしい」
はい、先ほどおっちゃんを補佐に選びおっちゃんを励ます選択肢を選んだ事で未来の総統閣下とのイベントが発生です。ちなみに先ほどおっちゃんが少佐と呼んでいたのは軍務の最中でヴァルゼライド閣下が奏と呼び捨てなのは今がプライベートの時間だからです。ヴァルゼライド閣下……フフ、呼んでみただけ♡が出来る関係性です。いや、しませんけどね。とりあえず選択肢は「友達なんだからいちいち礼なんて不要」と「燃」を選んでおきます。
「……そうか。全くハーヴェスの奴も他者の範とするならば俺のような男よりも奏の方がよほど相応しいだろうに。なぜ俺のような塵屑をああも持ち上げるのか、俺などよりもよほど頭がキレる男なだけに解せん」
ヴァルゼライド閣下もいつものように自虐を始めましたね。此処は「否定」と「燃」を選んでおきます。いやいやそうは言うけどアッシュも言っていたように実際貴方凄い人ですよ、見てくださいよこの人気投票の結果を。
「ヴァルゼライドという男にそう言って貰えるような価値など……いや、そうだな。他ならぬお前の言う事だ、心に留め置くとしよう」
此処でお兄様が【光の信奉者】を持っていなかった為ヴァルゼライド閣下も素直に聞いてくれましたね。この際【光の信奉者】を持っていると「お前もだ、俺のような破綻者を見習うのは止めておけ。お前の方が俺などよりもはるかに立派なのだから」みたいな感じで忠告されます。
基本的にアオイちゃんのようなヴァルゼライド閣下のシンパは【光の信奉者】を持っている方が信頼度や好感度が上がりやすいですが、ヴァルゼライド閣下からの信頼度は【光の信奉者】を持たず【真に高貴たる者】を持っている場合が一番上がりやすいです。なお接していると勝手に生えてくる模様。【光の亡者】を持っていた場合のヴァルゼライド閣下からの評価はまあお察しです。なお接していると低確率でそれに進化してしまう模様。
「さて、それでは始めるとしようか」
というわけでヴァルゼライド閣下との模擬戦スタートです。どう考えても無理ゲーと皆様思われるかもしれませんが、実はヴァルゼライド閣下に勝つチャンスがあるのがこの訓練時の模擬戦です。というのもこのゲーム、HPが0になった際覚醒率がAの場合は低確率、AAの場合は中確率、AAAの場合は高確率、EXの場合は100%で
「此処までだな」
はい、というわけで今回も負けてしまいましたがとりあえず【光の信奉者】が生えてこなかったので良しとします。勝った方が当然得られる経験値は多いんですが、流石に模擬戦で勝つまでひたすらリセマラするのはうぷ主の気力が持ちません。ーーーすまない、僕は弱かった。許して。
──といったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
・・・
アルバート・ロデオンは苦悩していた。
苦悩の理由は他でもない、ギルベルト・ハーヴェスとタツヤ・奏・アマツという真に貴種と呼ぶに相応しい両名と出会った事が発端だった。この二人と出会えたこと、それ自体はアルバートは望外の幸運だったと心から思っている。それはそうだろう、スラム出身者であり軍に入隊してからも上官や同僚からの偏見の目に晒されて露骨に差別される事とてありふれていた身にとって、自分達を、特に親友であるヴァルゼライドの凄さを生まれを抜きにして正当に評価して認めてくれる上官、そして友人との出会いが嬉しくないはずがない。出会えて良かったと心から思っている、その心に嘘偽りなどは決してない。
ただそれでもギルベルト・ハーヴェスとタツヤ・奏・アマツの両名は余りにも
そんな三人に負けじと当然アルバートも努力を重ねた。しかし、それでも時折ふと思ってしまうのだーーー自分はもう親友にとって必要のない存在なのではないかと。これがヴァルゼライドと似たもの同士であるギルベルト一人であればアルバートもそうは思わなかったかもしれない。
しかし、鋼の英雄が審判者という自身の信奉者だけではなく太陽神という理解者にして友も得た事がアルバートの心に芽生えた弱気を萌芽させる結果を生んだ。タツヤ・奏・アマツという男にはそうした過去を振り返ることのないある種の危うさというものがなかった。どこまでも大らかにそして快活に遍く者を慈しみ照らさんとするその在り様はまさしく太陽の如く。ヴァルゼライドに対する態度もあくまで友人としてのそれであり、どこまでも崇拝者ではなく同じ夢を見る同志として接していた。そんな人物が現れたからこそアルバートはどうしても思ってしまったのだ、もう自分はヴァルゼライドにとって必要のない存在なのではないか?自分のような男がこの凄まじい傑物たる三人と友として肩を並べようなどと思う事、それ自体が余りにも身の程知らずな事なのではないか?ーーーとそんな風に。
「ロデオン伍長、自分なんかがと言うのはよくないぞ!俺は他ならぬ君なればこそ協力を依頼しているのだからな!」
そんな弱気がつい口を出てみれば返ってきたのは確かな信頼の言葉。
「……そう言って頂けるのは有難いし嬉しいんですが、実際少佐殿は凄いお方じゃないですか。クリス……ヴァルゼライド曹長にも模擬戦とはいえ何回か勝っているし、頭のキレだってハーヴェス大尉に負けていない。一方の俺と来たら少佐殿には教わってばかりで、曹長相手にも生まれてこの方勝てた試しはない。そこのムラサメ伍長のようにいざというときに少佐殿をお守りすることが出来るわけでもない、そんな俺が果たして本当に少佐殿の力になれるのか……」
「うむ、なるぞ!なると思えばこそこうして君に頼んだのだからな!君が何やら俺やハーヴェス大尉やヴァルゼライド曹長と己を比較して落ち込んでいるのは何となくだがわかった!だが、俺たちとて決して一人でなんでもできるわけではない。例えば、ヴァルゼライド曹長に今回の任務が向いていると思うか?務まるかどうかではないぞ、向いているかどうかを考えてみて欲しい」
「……向いてないでしょうね。あいつは……曹長は余りにもなんというか凄すぎる方ですから。この手のこっそりと調査を行うような任務をするにはあまりにも目立ちすぎる。まあそれでも命じられれば全力でこなそうとはするんでしょうが」
「つまりはそういう事だ!人には向き不向きというものがある!俺にしてもハーヴェス大尉にしても決して一人でなんでもできる万能の超人というわけではない!ヴァルゼライド曹長もまたそうだ!彼が紛れもない英雄であることは確かだが、彼一人で戦争に勝てるというものではない。彼の雄姿を見てそれに感化され、心を燃やして続く多くの者がいればこそ東部戦線において我ら帝国は快進撃を続けることが出来ていたのだ。いくらヴァルゼライド曹長が素晴らしい英雄であろうと、それに続くものが居なければそれは局所的な勝利で以て終わってしまう!そしてそんなヴァルゼライド曹長の快進撃を今日まで支えたのは君なのだ!」
語られる言葉と向けられる視線は春の陽光のように暖かく。
「それでもどうしても自分が信じられないというのであればそうだな、その時は俺を信じろ、
アルバートの中で芽吹いた弱気、それが暖かな陽光に照らされたことで自信へと成長していく。
「少佐殿は褒め上手ですなぁ。少佐殿にそう言って頂けるとなんだか出来る気がしてきましたよ。わかりました、俺もあなたが信じて下さった自分の力って奴を信じてみる事にします」
もはやアルバートの中に弱気も悩みも消え失せた。此処まで信頼を向けられながらそれに応えなければ男が廃るというもの。そしてこの素晴らしい友人に出会えた幸運にアルバートは感謝するのであった。
基本的にお兄様は一度信頼して友人と認めるとぐいぐい行く男なのでヴァルゼライド閣下もプライベートではクリス呼びですし、おっちゃんの事もアル呼びです。両親に愛されて育ったお坊ちゃん特有の人懐っこさです。