【完結】シルヴァリオサーガRPG実況プレイ   作:ライアン

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正義の女神は涙を流して剣を獲る

 おはこんにちばんわ。今日も今日とてお兄様の物語を続けていきたいと思います。前回はチトセネキのお爺様に自分が死んだ後のチトセネキの事をよろしくされたところまででした。さて此処で時代が新西暦1026年になった事であるイベントが発生します。

 

「お初にお目にかかります、今日よりお仕えする事となったアヤ・キリガクレと申します。誠心誠意お仕えする所存ですので何卒よろしくお願い致します」

 

 はい、そんなわけで10歳になってキリガクレで一通りの教育を受け終わったアヤさんがナギサちゃんの侍女として奏家に仕えるようになりました。選択肢ですがお兄様は既に奥さんが居てルシードの同類ではありませんので「妹と仲良くしてやって欲しい」を選択します。というかムラサメ大尉の時も思いましたが、此処で「しとどに濡れる青く可憐な一輪の薔薇───おお、それは貴女のこと(以下略)」を選ぶ人は居るのでしょうか?当然ですがこれを選ぶともれなく大体の人物からの好感度が落ちて、唯一ルシードからの好感度だけ上がります。もしもしライブラですか?ここに変質者が居ますので至急粛清をお願いいたしますな事になってしまいます。

 

「承知いたしました。このアヤ・キリガクレ、ナギサ様と奏の御家に絶対の忠誠を捧げさせて頂きます」

 

 絶対の忠誠と言ってますが例によってこの段階ではまだ儀礼的なものです。まあアヤさんに関しては放っておけば1年後には自然とキリガクレの忠誠がナギサちゃんに対して生えていますし、お兄様はその立場上好感度が自然と上がっています。

 

「タツヤ殿……己より正当で強大な正義に立ち向かっても貫き通す己の正義とは一体何なのでしょうか?」

 

 あ、どうやらチトセネキが部隊長継承の儀を済ませたようですね。いつものようにチトセー今日も一緒に訓練しようぜーなノリで訪ねたら会話イベントが発生しました。

 

「お爺様の最期の言葉です。私にはその意味がまるでわからないのです……お爺様の最期の教えだというのに。これまでの教えと違って一体お爺様が私に何を伝えたかったのかが……」

 

 ちょっとお爺様ーチトセネキめっちゃ憔悴してんじゃーん。余命的に時間なかったのはわかるけどスパルタ過ぎんよー此処では「それは愛だよ」を選びます。ちなみにこの選択肢は恋仲の存在が居る時だけ浮上する選択肢になります。

 

「愛?確かにそれは尊ぶべき感情でしょう。ですがそれはあくまで世の正義や道理を尊重する事を前提とした場合の話です。そうした道理を弁えず貫く愛など単なる我欲と一体何が違うというのですか?」

 

 この頃のチトセネキは鋼鉄の女時代なのでこんな感じであんまり芳しくない反応です。こんな人が再会したらうおおおおおおおゼファーーーうおおおおおおおな事になっていたわけですからさぞかしゼファーさんもびっくりしたことでしょう。ゼファーさん殺されても文句言えない事チトセネキにしているのになぜか好意全開なんだもんね、そりゃ戸惑いますわ。

 

「やはり私にはわかりません……お爺様が一体何を私に伝えようとしていたのかが……ですがこうしていつまでも蹲っているわけにもいきません。タツヤ殿、今日もお相手をお願いいたします」

 

 普通なら気分がすぐれないので遠慮させて下さいとなるところをむしろ積極的に訓練を積もうとする辺り流石チトセネキですが、此処はとりあえず「今の君に必要なのは修練ではなく心の静養だ」を選びます。

 

「……心の静養が必要だと仰るならば尚の事お付き合いください。正直じっとしていてもお爺様の最期の言葉が頭の中で堂々巡りするばかりでまるで気が休まらないのです」

 

 ちょっとお爺様ーやっぱりスパルタ過ぎたってば絶対ー。言葉で言っても止まらないので望みどおりに付き合ってあげる事にしましょう。現在のチトセネキは精神状態が著しく悪く全体的にステにデバフがかかっていますので割と簡単に勝てます。え?HPのゲージが赤くなっているって?はてさて何の事やら。

 

「ッ……もう一戦お願いいたします!」

 

 再戦を申し込んできますが当然動きがそんなすぐよくなるわけはないのでこれも返り討ちです。

 

「ッもう一戦!」

 

 三度目の正直ですがまたもや返り討ちです。

 

「ッもう一戦……!」

 

 三回勝利した事で選択肢が出ましたので「時には立ち止まって休んだって良い」を選択します。

 

「ッ立ち止まっている時間などありません!今や私こそが裁剣天秤(ライブラ)の隊長なのだから!敬愛するお爺様の跡を継いだ以上そんな柔弱さは許されない!これで本日最後です、後一戦だけお願いいたします」

 

 残念、好感度と信頼度が足りないようだ。この時チトセネキの好感度と信頼度がAAA以上あれば聞く耳を持ってくれるんですがそれを狙うのであればシズルさんに割いていたコミュを幼少期からチトセネキに割く位の事をしないとなりませんので今回のルートでは不可能です。

 

「……ッ!ありがとう……ございました」

 

 というわけで四戦して四戦ともお兄様の勝利で終わりです。なぜ負けたかは明日まで考えておいてください、ほな。という事でチトセネキとのイベントを終了しました。流石に四戦して四敗もすれば自然と頭は冷えますので、次回会う頃には少なくとも表向きは立ち直っています。またここからはイベントが起きるまでジェミニと共闘しながらせっせと防諜の任務に重点的に取り組んでおきます。

 

「奏、お前は新たに裁剣天秤(ライブラ)の隊長となった裁剣女神(アストレア)殿と親しいと認識しているが、相違ないか?」

 

 そしてチトセネキの信頼度がAを超えており改革派に所属している事でヴァルゼライド閣下の接触イベントが発生しました。嘘つく理由はないので素直に肯定しておきます。

 

「そうか、実はなお前に一つ頼みたい事がある。裁剣女神(アストレア)殿との会談の機会を設けてもらいたいのだ。奏、潮の両家がこちら側へと就き、漣もまたそれに続いたことで我らは血統派に伍するだけの勢力となった。だが拮抗では意味がない、奴らの牙城を突き崩し、相応の裁きをくれてやるためにはより多くの同志が必要だ。名高き裁剣女神(アストレア)とその旗下たる裁剣天秤(ライブラ)の助力を得ることが出来れば、それは均衡を打破するこの上ない力となるだろう」

 

 はい、というわけで原作に於いて総統閣下の貴重な敬語が見られたライブラの隊長となったチトセネキと手を組むイベントの仲介を求められました。まあそりゃチトセネキと懇意にしているアマツの戦友が居ればそりゃ仲介を頼むわなって話ですね。お兄様がいない原作ではおそらく名家出身のギルベルトがそういう根回しをしたのでしょう。愛に目覚める前のチトセネキってギルベルトの事嫌っていないというかむしろ好意的だったでしょうしね。大体の無理無茶無謀はギルベルトがヴァルゼライド閣下の補佐をしていたんやぞ?で通ってしまうというこの。

 さて此処は二つ返事でホイホイと了承しても良いんですが、一度「否定」と「憂」の感情を選んでおきます。

 

裁剣天秤(ライブラ)という部隊の特異性、無論理解しているとも。裁きの天秤を担う者は公正でなければならない。それ故裁剣天秤(ライブラ)の隊長を務めてきた朧家は同族たるアマツからも距離を取り、派閥間の抗争には介入して来なかった。それは気高き在り方だ。故に俺もこれまではあえて殊更接触の機会を設けようと思っていなかった。だが先代から裁剣女神(アストレア)殿へと代替わりが為された事で状況は変わった。奏、お前ならば理解しているはずだ。このままでは遠からず彼女は血統派によって潰されると」

 

 チトセネキも後々述懐していたがこの頃のチトセネキは割と暴走状態にありました。朧の家は歴としたアマツでチトセネキが最高峰のエスペラントとは言え、それでも流石に一人で血統派をどうこうするのは流石に不可能です。派閥と距離を置くというのは逆に派閥の協力が得られないという事ですからね、強かな立ち回りやバランス感覚が求められるわけです。ですが今のチトセネキはお爺様の死によって「は?お爺様は命を懸けて国を守ろうとしていたのに同じアマツであるはずのお前らのその様はなんやねん?」モードで血統派の人間をガンガン粛清しているわけですが、当然血統派だって黙っては居ません。のらりくらりと逃げながら、チトセネキを失脚させるための謀略を張り巡らせているわけです。いくらチトセネキが優秀と言ったってこの頃まだ20歳位で、そういう戦いのステージには上がり立てのわけですからね。その道の10年選手な古狸だったり狐だったりからすれば付け入る隙はあるわけです。

 

「彼女は傑物だ。貴種としての使命を果たさんとする高潔さ、軍人としての高い能力、目的の為に自らの手を汚す事をいとわぬ胆力、どれも素晴らしく冠絶しているーーーお前同様、彼女のような人物こそが真に貴種と呼ぶべき存在だろう。だが今のこの国はそんな正しき者が身を削る事となる有様だ。今のアドラーを支配する醜く肥え太った豚共は唾棄すべき悪だが、決して無能ではない。同じアマツであろうと悪であると見定めたのならば容赦なく裁きを下す高潔なる女神、そんな存在が一体どう思われ扱われる事となるかーーーわかるだろう、他ならぬお前ならばこそ」

 

 当然ですがヴァルゼライド閣下のチトセネキに対する評価はめちゃんこ高いです。まあ亡者になっていないギルベルトと考えれば当然と言えば当然ですね。

 

「故に俺は彼女へと接触し、その助力を仰ぐつもりだ。それは確かに彼女が代々先祖より受け継いできた掟を違わせる行為となるだろう。彼女ほどの人物の助力が得られればそれはこの国を変えるための大きな力となるという打算とてある。だがそれ以上にみすみす彼女のような素晴らしき人物が、“悪”によって破滅させられるところを看過する事など出来んとこの魂が吠えているのだよ。ならばこそ奏、お前にはその仲介を頼みたい」

 

 此処まで熱く語りかけられて断るという選択肢があるだろうか?いいや、ない。というわけで肯定と「熱」を選びます。この世界の未来でその時歴史が動いたみたいな番組で取り扱われそうですよね、お兄様の仲介によるヴァルゼライド閣下とチトセネキの接触、そして共闘関係の成立。アドラーの夜明けぜよ!

 

「感謝する」

 

 というわけでコミュでチトセネキを選択してヴァルゼライド閣下が会いたがっている事を伝える事で原作通りヴァルゼライド閣下とチトセネキの同盟は無事成立です。いよいよ淡家最期の時が近づいてきましたね。きっとカナエ殿はそんな事も知らずにゴージャス生活を満喫しているのでしょう。100日後に粛清されるアマツ(パチモン)の令嬢。

 

 というところで今回は此処まで。ご視聴ありがとうございました。

 

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