おはこんにちばんわ。今日も未来のアドラー副総統タツヤ・奏・アマツの物語を進めていきたいと思います。前回は中ボスコンビを処刑台に叩き送ったところまででした。いよいよもって運命の日が近づいて来ましたね。今頃血統派の一角たる淡が粛清された事で血統派は大慌てでしょう。ついに改革派の刃はアマツを脅かすまでに至ったわけですからね。流石にもう楽観出来る状態ではないでしょう、多分奏の家がカンタベリーへの亡命を計画し出したのはこの辺だったんでしょうね。ですがこの時空ではお兄様という改革派の重鎮が当主を務めているのでそんな事は当然起こりません。奏の家は安泰です、お兄様が死にでもしない限りは。
「旦那様、少々よろしいでしょうか。実はナギサ様の事でお耳に入れておきたい事が」
おや、何やら侍従長のアマンダさんが話しかけてきましたね。ちなみにお兄様は小さいころから優秀で努力家だったのでアマンダさんに叱られる事は特にありませんでしたが、ナギサちゃんは割とお転婆なのでしょっちゅう叱られてお尻ぺんぺんとかされたりもしています。パッパとマッマも歳取ってから出来た子供でお兄様も親子位年の離れた妹なものでダダ甘だからね、一人くらいはそういう厳しい人がいないと我儘娘になってしまいかねないから憎まれ役を引き受けてくれているアマンダさんには感謝だね。で、愛しい妹の事で話しておきたい事って何ぞ。
「はい、実はお嬢様なのですが御用商人であるホライゾンの家の子息、アシュレイ殿と随分と親しくしているご様子でして。ホライゾンは当家とも長きに渡る付き合いがあり、まず以て信用に値する家です。故に多少交流を持つ程度であればお嬢様にも良い刺激になるかと想い特に目くじらを立てる事もないと思っていたのですが……どうにもそれが聊か度を越してきているようにも思えるのです。故に一度旦那様のご意向を確認した方がよいかと思い、こうして報告させていただいた次第に御座います」
あーはいはいそういうアレね。原作では亡命の段取りと仲介をホライゾン家が整えている感じだったため奏の家とホライゾンの家はもはや一蓮托生で結びつきが強くなっており、大人たちは全員ピリピリしていた状態でした。そのため子供たちが子供達同士で仲良くなって遊んでいる事は問題視されていなかったのでしょう。ですが、この世界の奏の家は歴代でも最高峰の才覚を持つ当主の下繁栄が約束された状態であり、ホライゾンの家はあくまで親交の深い御用商人の一つ程度の結びつきのわけです。使用人として念のため現当主のお兄様の意向を確認しておいた方が良いかな?と思うのはまあ妥当でしょう。別にアマンダさんも意地悪で言っているわけじゃないのです。
此処で選択肢で「金輪際会わせるな」という小舅全開の物もありますが、これをやった暁にはナギサちゃんがアヤさんを引き連れて全力で抗議に来てそれでも突っぱねると家出するイベントが発生します。ロミオとジュリエットじゃありませんが火のついたアマツにとってその手の妨害はまさしく焼け石に水です。アシュレイ、お前いくら箱入り娘主従だからって落とすのが早すぎるだろ。まあそんなわけで可愛い妹に嫌われるのも嫌ですし、お兄様のキャラでもないので「子供同士の付き合いに大人がとやかく言うものではあるまい」を選び「喜」を選んでおきます。むしろそういう仲の良い友達が妹に出来て安心したみたいなノリでしょうね。多分幼年学校で出会ったずっ友がお兄様の脳裏には浮かんでいるのでしょう。
「かしこまりました。旦那様がそう仰るのであれば、私もそのように」
お兄様は妹想いですがシスコンに非ず。託すに足る男であればそれで良いのです。そしてこのままの流れで家の中庭にいるナギサちゃんに会いに行くと……居ましたね、ホライゾン家の長男が。とりあえず麗しの妹に話しかけます。
「あ、お兄様!今日はお仕事お休みなの?」
守りたい、この笑顔。
「お初にお目にかかります。ロディ・ホライゾンが長子、アシュレイ・ホライゾンです」
丁寧なお辞儀をしながら11歳とは思えない挨拶をショタアッシュ君がしております。まあ何せお兄様は奏の家の現当主、おそらくご両親からくれぐれも礼を失する事がないようにみたいな感じで口を酸っぱく言われているのでしょう。此処で最初の頃は手厳しい態度をとって最期の最期で妹との仲を認めるツンデレシスコンムーヴとかもやろうと思えば出来るんですが、お兄様のキャラではないので此処は理解のある優しい兄ムーヴで行きます。「妹とこれからも仲良くやって欲しい」を選び感情は「友」を選択です。
「はい、それは勿論」
ホッとした顔を浮かべていますね。何かくぎ刺されたりするんじゃないかと思ったんでしょうね。
「あのねあのねお兄様、アッシュってば凄いんだよ!お父さん達と一緒にあちこち旅してきて色んな事を知っているの!」
ほーなるほど、そうやってうちの妹を誑かしたもとい仲良くなったのかなアシュレイ君?なんて態度は取りません。しかし少し前まではこうやってコミュを取ればおままごとだとかの遊びに付き合う事をねだったものだったというのにすっかりアッシュ君に夢中になってしまいました。寂しい限りですがこれも成長というものでしょう。
さて此処からしばらくは大きなイベントもないので37倍速でお送り致します。ゼファーさんはきっとチトセネキにお前なら出来る出来るほら出来たじゃあ頑張れな次の試練次の試練次の次の次のって感じで血統派の手練れであるムラサメのエスペラントだとかキリガクレのエスペラントだとかを相手にバリバリと暗闘を繰り広げているでしょうが、アリエスの役目は基本的には帝都守護と要人の護衛なので逆に血統派が送り込んでくる刺客を返り討ちにする類のイベントが多いです。ヴァルゼライド閣下、ギルベルト、チトセネキ、そしてお兄様と言った本人自身が帝国最高峰の実力者である面々は護衛する必要もなく自力で対処できますが、注意しなければならないのは原作では描写されていなかった非エスペラントの改革派の要人。そしてエスペラントではあるものの戦闘能力はさほど高くないおっちゃん、アオイちゃん、そしてシズルさんと言った改革派の要人たちです。特に前者はきちんと護衛をつけてあげないとあっさり死んでしまいますので注意が必要です。そんな感じで改革派と血統派が暗闘を含めた激しい戦いを繰り広げてゼファーさんのレイプ目が進行していき、ついに時は新西暦1027年となりました。
此処で強制イベントでヴァルゼライド閣下から重要な話があるという事で呼び出しがありますので指定の場所に行きます。訪ねてみるとおっちゃんやギルベルトも含む改革派の主要なメンツが勢ぞろいです。そして劣勢の血統派が近いうちに大規模な会合を開く事、それに乗じて天秤とも協力して血統派を一掃する計画がヴァルゼライド閣下より伝えられます。
「ハーヴェス少将、貴官にはセントラルを抑えて貰いたい」
「
大虐殺の時ギルベルト何やっていたんだ問題の答えですね。粛清に乗じて国の中枢を抑える役割を担っていたわけです。
「奏中将、貴官には天秤と連携して帝都各所の制圧を頼みたい」
此処でチトセネキからの信頼度が高くアリエスの隊長を務めている事で天秤との連携をする任、つまりは小物コンビが暴走を始めた時に一番早く現場に駆け付ける事が出来るポジを任されました。当然断る理由はないので「
「ロデオン少将は他国の間諜がこの機に乗じぬよう、警戒に当たって貰いたい」
「
これにてお膳立ては整いました。決行は1ヵ月後です。今頃ゼファーさんも死んだ目をしながらブランシェ家暗殺、表向きは護衛の任をチトセネキに与えられている事でしょう。そして同僚も部下も皆殺しにしてチトセネキの片目をえぐってとんずらするわけです。
さて此処からまたイベントが起きるまで37倍速してついに大虐殺……の前日、一番愛情度、信頼度、好感度が高いキャラとのイベントが発生します。まあつまりお兄様の場合はシズルさんとの夫婦の語らいです。
「……あなた、これだけは忘れないでね。シズル・潮・アマツの幸福にはあなたがーーータツヤ・奏・アマツの存在が必要不可欠だという事を。隠し事をするなとは言いません。夫婦の間にだって秘密の一つや二つはあるものだと思うから。だけどお願い、必ず生きて帰ってきて。私は貴方がいざという時に誰かの為に命を賭けられる、とても勇敢で立派な人だと知っています。そんな貴方の妻であることを誇りに思っています。でも、それでも私にとっては貴方の命が他の人の命よりもはるかに大事なの。だから、必ず生きて帰って来て」
お兄様の雰囲気だとかから何かをやろうとしている事を悟ったのでしょうシズルさんが、真剣そのものな様子で話しかけてきました。勿論此処は「必ず生きて帰る。約束する」を選び「愛」を選択します。
「ええ、信じているわ貴方の事を。そして愛しています、永遠に。お願いだから私を未亡人にしないでね」
ハッハッハ大丈夫大丈夫お兄様ならあんな小物コンビは返り討ちだからよ!
――――――――というわけで今回は此処まで。ご視聴ありがとうございました。いよいよ次回はヴェンデッタのプロローグでもある大虐殺です。大虐殺から大の字が消える規模になるかどうかはお兄様の双肩にかかっている!
いよいよ次回はアスクレピオスの大虐殺