スキルのせいで厨二病患者に認定されました   作:厄介な猫さん

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てな訳でどうぞ。


第八回イベント後の掲示板と運営

314:名無しの怠惰

最高難易度の最終日の殺意が本当にヤバかったよ

巨大ボス二体はマジで無理

 

315:名無しの忍者

二体もいたってマジ?

最高難易度は本当に凄いんだな

 

316:非リア充の槍使い

普通の難易度だったけど、巨大ボスは一体だけだったぞ

ちなみに姿は巨大悪魔

 

317:名無しの忍者

こっちは瓦礫が巨大な竜の姿を象ったやつだったぞ

難易度によってボスが違うのか?

 

318:名無しの怠惰

たぶんそうだと思うよ

最高難易度はその悪魔と瓦礫の竜だったし

 

319:非リア充の鎌使い

ちょーベリーハード!

最高難易度は本当にヤッベーイんだな!

 

320:名無しのアウトロー

最高難易度の一つ下に挑戦したニキだが、こっちも巨大ボスは二体だったぞ

光と炎の雨でおっちんだけど

 

321:名無しの求道者

あの全体攻撃か

瓦礫の竜は壁や盾の存在無視する光線を撃ってくるから避けるしかなかったで候

 

322:名無しの槍使い

すり抜ける光線かー

やっぱり防御できない攻撃は本当に殺意が高いな

 

323:名無しの天才

巨大悪魔は防御貫通ww

瓦礫の竜はすり抜け光線w

運営の本気度を強く感じてワロスwwww

 

324:非リア充の双剣使い

それだけ全体のレベルが高いということだろう

中盤はダメージが一切入らない無敵状態にもなったしな

 

325:名無しの大剣使い

なにそのラスボス仕様

 

326:名無しの魔法使い

ラスボスはメイプルちゃんだけでいいよ

無敵の死神姿のメイプルちゃんに斬られたい

 

327:名無しの怠惰

お巡りさん此所に犯罪者予備軍がいるよ

 

328:非リア充の剣士

運営に今すぐ通報しろ!!

 

329:非リア充の大槌使い

むしろ憎きCFを通報すべきだ!!

 

330:名無しの忍者

それは別のスレでやれ

ここはイベント情報スレだ

 

331:名無しの魔法使い

すまない

ラスボス関連でつい

 

332:名無しのアウトロー

前半だけ気持ちはわかる

 

333:名無しの槍使い

ラスボスは量産しなくていいんだよ

 

334:名無しの海賊

あれの絶望感は半端じゃなかった

意を決して仕掛けて、途中で無敵状態になった時の俺の心境がわかるか?

 

335:非リア充の暗殺者

分かるよ

最高難易度なんて初手から無敵状態だったからな

 

336:名無しの弓使い

本当に絶望しかない

二体とも無敵なんだろ?無理ゲーにも程があるだろ

 

337:名無しの求道者

その無理ゲーに挑んだ猛者が三パーティほどいたぞ

誰なのかは分からぬがな

 

338:名無しの格闘家

あれに三パーティも挑んだのか?めちゃくちゃ勇気あるな

 

339:名無しの大剣使い

最高難易度なら【楓の木】じゃないか?

フレンド伝で全員参加と聞いたし

 

340:非リア充の魔法使い

三パーティなら【楓の木】以外のメンバーもいるんじゃないか?

 

341:名無しのアウトロー

一番可能性があるのは【集う聖剣】と【炎帝ノ国】じゃないか?

 

342:非リア充の鎌使い

けど、二日目の強制転移があっただろ?

そんなに都合よく集まるもんなのか?

 

343:名無しの怠惰

マップもメッセージも使えなかったからね

何か特殊なスキルがあるなら別かもしれないけどさー

 

344:名無しの海賊

それはあり得るな

 

345:名無しの解説

最高難易度で最後まで生き残れた者です

巨大ボスは二体とも討伐されました

 

346:名無しの忍者

それは本当か!?

 

347:非リア充の暗殺者

情報詳しく!!

 

348:名無しの解説

では巨大ボスの一連の流れから

初手無敵→解除→HP半分で再度無敵→解除→残り二割で最終形態

遠目からでしたが大体こんな感じで

 

349:名無しの弓使い

無敵状態が二回も!?

しかも最終形態ありとか本当に最高難易度はレベルがおかしい!

 

350:名無しの生産者

それに勝ったプレイヤー側も大概おかしいだろ!

誰が倒したんだ!?

 

351:名無しの解説

遠目に加え特殊モンスターとエリアボスから逃げていたのでそこまでは

ですが炎や雷が飛んでいたり、氷漬けにされたりとかなり凄かったです

 

352:非リア充の槍使い

炎や雷か

炎はミィで雷はCFとして氷は誰だ?

 

353:名無しの魔法使い

メイプルちゃんは?

 

354:名無しの解説

たぶん巨大な魚の上でタンクしていたと思います

攻撃をこれでもかと受けていたのに倒れなかったので

 

356:名無しの格闘家

例の範囲防御か

やっぱりメイプルの防御力はずば抜けているな

 

357:非リア充の鎌使い

それより最終形態についてヨロー

 

358:名無しの解説

どちらも顔や首が増えて個別HPが設けられていました

加えて上空に大技の発動準備もしていました

どちらも未遂に終わりましたが

 

359:名無しの職人

上空に大技……二割のHP

それ確殺攻撃じゃないか!!

 

360:名無しの大剣使い

個別にHPがあるってことはソイツらのHPを削り切らないと本体にダメージが入らないやつだな

本当に最高難易度は鬼畜仕様

 

361:名無しの忍者

その鬼畜仕様に勝ったプレイヤーサイドも大分おかしい

何がどうなったら二体とも撃破に至れるんだ?

 

362:名無しの解説

これはあくまで推測ですが事前に情報を得ていたかもしれません

動きが結構スムーズだった気がしますので

 

363:非リア充の鎌使い

それはマジであり得そーだな

フィールドのどこかにヒントがあったかも

 

364:名無しの生産者

今回のダンジョンスレでそれらしき情報があったぞ

強化モンスターの巣窟みたいなダンジョンだったそうだ

 

365:非リア充の斧使い

そこから巨大ボス二体の情報を得られたのか?

事前情報あるならワンチャンあるかも

 

366:名無しの槍使い

当事者の可能性が高い名無しの大盾使いの帰還が待ち遠しい

 

367:名無しの大盾使い

情報持ってきたぞ

 

368:名無しの職人

名無しの大盾使い来たーーーーー!!!

 

369:名無しの魔法使い

待っていたよ!!

情報を早く早く!!

 

370:非リア充の槍使い

当事者なら詳細な情報をお願いします!!

 

371:名無しの解説

私からもお願いします

早速質問ですが、巨大ボスの事前情報を得ていたのでしょうか?

 

372:名無しの大盾使い

その質問にはイエスだな

強化モンスター関連のダンジョンにいたボスをベースにして、見事に戦術がはまった感じだな

 

372:名無しのアウトロー

やっぱり事前情報を手に入れていたんだな

どんなプレイヤーと共闘したんだ?

 

373:名無しの大盾使い

さすがにここで上げるのは憚れるからヒントだけでいいか?

 

373:名無しの海賊

それで大丈夫だ

 

374:名無しの大盾使い

ヒントは第四回イベントだ

それ以上はさすがに書けん

 

375:名無しの忍者

第四回イベントか……つまり、トッププレイヤーと共闘したと

凄い強運だな

 

376:非リア充の剣士

俺なんて合流できたプレイヤーは男だったんだぜ?

しかもヤシガニ姿のエリアボスにやられたし

 

377:名無しの大剣使い

空を飛べるなら合流も簡単だったんだろうな

そっちも飛べるプレイヤーがいるし

 

378:名無しの大盾使い

その飛べるプレイヤーは前半は花火となって目印になってたぞ

 

379:非リア充の大槌使い

え?

 

380:名無しの怠惰

花火となって目印?

もしかして空に定期的に上がっていた爆発は単なる自爆?

 

381:名無しの解説

本当に予想外すぎました

あの爆発の上がっていた場所が危険地帯ではなく一番の安全地帯だったとは

 

382:名無しの弓使い

なんでそんな方法になったの?

詳細詳しく

 

383:名無しの大盾使い

一番最悪のパターンの分断された時の対処法として採用されたんだ

ウチは空を飛べるテイムモンスターは二人だけの上マップも使えなかったし

飛ぶだけならもう一人いるけど

 

384:名無しの大剣使い

確かに

マップも使えない上に全員バラバラなら一番有効かも

 

385:名無しの忍者

飛べても居場所が分からないと探すのに苦労するから確かに妙案かも

汎用性はゼロだけど

 

386:名無しの槍使い

もしかしてその目印に上位の実力者が集った感じ?

 

387:名無しの大盾使い

大体そんな感じだな

 

388:名無しの魔法使い

やっぱり最高難易度に挑戦したかった

してたら共闘できてたかもしれないから

 

389:名無しのアウトロー

今回のイベントはリンク機能で共闘がしやすかったからな

臨時パーティーでの共闘はいい思い出だぜ

 

390:非リア充の暗殺者

確かに共闘しやすい機能は便利だよな

おかげで最後まで生き残れたし

 

391:名無しの剣士

話が脱線してるけど確かに共闘は良かったな

 

392:名無しの格闘家

では巨大ボスの情報を頼む

大まかで構わない

 

393:名無しの大盾使い

じゃあ一番話題になっている無敵状態についてから

北の巨大ボスは召喚された大量の配下が完全防御の結界を構築

南の巨大ボスは身体中にある特定の攻撃を無効にする玉で全攻撃無効

 

394:非リア充の斧使い

本当に凶悪な仕様

どっちも情報無しでは無理ゲーレベル

 

395:名無しの天才

本当にラスボス仕様で草www

運営の本気ヤバすぎwwwwwwww

 

396:名無しの大盾使い

確かにヒヤッとする場面もあったが上手く連携できて乗り越えられたな

 

397:名無しの解説

巨大ボスの全体攻撃だけでもその危険性は身に染みましたからね

炎は防御貫通で光線は物理防御無視でしたから

 

398:名無しの怠惰

本当にその通りだよ

おかげで拠点を作った洞窟に引き籠れずにフィールドで頑張る羽目になったし

 

399:名無しの忍者

あの光線か

あれは本当に心臓に悪かった

いきなり洞窟の上から白い光線が降ってきたし

 

400:名無しの弓使い

本当に最終日は過酷だったんだな

 

 

その後もスレは最終日で大盛り上がりするのであった。

 

 

――――――

 

 

イベントが終わった運営一同は、その結界に遠い目となっていた。

 

「二体とも倒されちまったな」

「そうですね……おかげで特別ボーナスが発生しましたし……」

 

最高難易度の最後まで生き残ったプレイヤー達は生き残り報酬の五枚だけでなく、特別ボーナスのメダルまで入手したことで想定よりもメダルの報酬が多くなったことに、モニターを確認していた二人は揃って溜め息を吐いた。

 

「特別ボーナス……巨大ボス二体撃破しないと発生しない上、三日目の“貢献度”で報酬のランクが変化するようにはなっていたけど……」

「最高ランクの報酬が発生したのが一番の痛手だな」

「同じパーティーが巨大ボスとそれぞれ二十分以上戦闘するのが条件だったからな」

 

まさか二体とも同じパーティーに撃破されるとは本当に思っていなかったのだ。共闘で立ち向かう可能性も一応は考慮していたが、ここまで見事にハマるとは思わなかったのだ。

 

「完全に作戦勝ちという感じだな」

「それぞれの持ち味を活かしてますね。メイプルの【影ノ女神】にミィの【火炎牢】、CFの【グロリアスセイバー】も切りどころを見極めてますし」

 

新人が達観した目で報告してくるが、彼らの考えはこの先の地獄に向いている。

 

「……また、調整しないといけないな」

「ええ。今回のイベントで、メイプルとCFを始めとしたトッププレイヤー達が大量のメダルを手に入れたからな」

「金のメダルにすると全部で三枚……本当に大放出だよ」

 

唯一の救いは全体的にメダルの獲得量が高いことだ。他の難易度でもメダルの獲得数は想定を越えていたので、狙い撃ちの弱体化は実行せずに済むだろう。

 

「八層の実装は予定より遅れそうだな……」

「スキルと装備、素材の見直しをしないと駄目だからな。このままだと新規との差が大きくなり過ぎるし」

「今まで実装した階層にユニーク素材を隠しているとはいえ、それを既存プレイヤーが見つけないとも限らないしな」

 

新人を除く一同は揃って深い溜め息を吐く。

メダルで交換できるスキルや装備、素材は基本はシンプルに強いスキルがほとんどで、それぞれの階層で得られるスキルはクセがあるが使い方次第で大化けするスキルがほとんどだ。

 

「……【破壊成長】と【スキルスロット】付のユニーク装備の入手ハードル、下げようかな?」

「駄目に決まってるだろ。いくら条件が“倍のレベルとステータス差”かつ“ボスから入手できるスキルを二つ以上取得”が前提条件とはいえ、それを下げたらゲームバランスがぶっ壊れるぞ」

「そうだぞ。安易なハードル下げは逆に仕事が増えるぞ」

 

【破壊成長】と【スキルスロット】付の装備はユニーク装備の中でも高ランクのレア装備だ。それが多く出回るようになったら、ゲームバランス崩壊は間違いなしだ。

 

「ですがNWOは更に盛り上がりを見せてますよ。上もそれに合わせて人員を追加するようですし」

 

新人のその言葉に意気消沈気味だった一同の顔が一斉に新人の方へと向く。

 

「それ、マジで?」

「マジです。ちなみにその人員は私の後輩で全員女性です」

 

その瞬間、意気消沈気味だった一同の目に一気に光が宿った。

 

「お前ら!急いで八層の実装予定のスキルとアイテムを見直すぞ!」

「「「「「「おう!!!!」」」」」」

 

やる気が見事に注入された一同は、背中に燃える炎を幻視させながら仕事を再開していく。実に現金な一同である。

 

「……あくまで予定ですが」

 

ボソッと呟かれた新人のその言葉は、絶賛作業に集中している彼らの耳に届くことはなかった。

 

 

 

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