ほしいものは手に入れるのが私のやり方なRTAはじめます。
なんかよくわからんハイテクなアヴァロン船。コイツに乗ってやって来たるはロシア異聞帯でございます。
いやぁ、寒そうっすね。ほんで獣臭い。
ロシア異聞帯は野獣先輩の故郷だった……? と戯言をほざいてみますが、そんな事よりさっきからホモくんが視線を感じてるくさいんですよね。そわそわしてます。かわいい。
視てるのは千里眼持ちでしょう。多分マーリンかな? 量産型が千里眼持ってるのかなんて知りませんが、こうして視てるのはホモくんが危なくなるようなら援軍を出すためかもしれませんね。
いやぁ、青王改め不死王さんは痒い所に手が届く良妻ですよ。異聞帯の王でここまで気遣ってくれるのは不死王さんだけじゃないでしょうか。どんなに変わっても根っこは青王なんでしょう。多分。外見も成長した青王さんで固定されてますし。きっとそうなんです。……そうだよね?
それはさておき私の仕事はカルデアのお手伝いさんです。とはいえガチな感じで助けたりはしません。
私の目的はカルデアさんが手こずらない範囲で頑張ってもらうことと、ほら――ホモくんが以前やらかしたので、バタフライエフェクト的な感じで変化が出てたらガバのもとなんで、そこらへんの変化を調査するためですね。というかむしろそっちが本命だったりします。
災害防止RTAで世界最速の記録を持つ私です。むしろそんなことしてるの私しかいないまである。そこらへんの見極めは得意中の得意ですよ、どこの何が火種になるか一瞬で見破れますんでね。尤も火種諸共に周囲を潰した方が早いんで、そういうのには便利キャラのEMYとか重宝します。そちらの動画も上げてるんで気になった方は見てみてね☆(ステマ)
さあやって参りました、カルデア組です。着慣れてない防寒仕様のマスター礼装が初々しいですね。マシュも慣れないオルテナウス装備を――ん? んん? なんか、気のせいっすかね? マッシュパイセン……妙にオルテナウス装備着慣れてる感が。おまけにフジマールの持ってるトランク型データバンクも、充分な電力の充電がされてる……?
雷ゲットのイベ、イラネってなるぐらい……。
早速不穏です。どういう事なんでしょう? なお私はホムンクルス兵団からマーリン型を一体、ガウェイン型とランスロット型を二人ずつ連れてきております。太陽型と湖型と呼称されてるみたいなんでそれに倣いますが、二体の太陽型は量産型太陽聖剣を。湖型二体は片割れが量産型湖聖剣、もう片方がナイト・オブ・オーナー完全再現型及び変装型宝具を所持してます。
なのでよほどの事がない限り敗ける事はありません。ロシア異聞帯だとゾウさん皇帝と、非常大権をゲットしたアナスタシア以外にやられることはないでしょう。
何気に便利な湖型の量産宝具で気配を隠蔽し、マーリンクルスの幻術で二重に姿を隠しつつフジマールを追い掛けていきます。
よし。
原作の流れは外れておりません。どういう事かなぁ、と彼らの微妙な差異を気にかけておきましょう。
……なぁんか嫌な予感する。しない? こういう曖昧な感覚に頼るのは嫌なんですが、臨機応変にたった今決めました。フジマール達が詰みそうにない限りロシア異聞帯では手出ししません。掌クルーしてすみませんが、現場では机上のプランを即座に破棄できる柔軟性も大事です。私の尊敬する走者兄貴『アスラズARAYA』さんもそう言ってます。
「マスター」
ん?
〉カルデアを静かに追い掛けていく貴方へ、不意に湖型のホムンクルスが声を掛けてきた。
あらら。喋れるんですね、って当たり前か。ホムンクルスですもん。
ちなみにホモくんをマスターと呼ぶように言ったのは私です。普通に見たらホムンクルスじゃなくてサーヴァントに見えますからね。
見た目はランスロの2Pカラーですが、サーヴァントクラスの戦力ではあるんで、まず初見でホムンクルスだとバレる事はありません。
「最適解を演算した結果、彼らをここで不意打てば戦果を得られると計算できた。彼らは我々に気づいていない、ご命令があれば確実に仕留めてご覧に入れる」
わぁお。なかなかバイオレンスでクレイジーですね。奇襲不意打ちに躊躇いのたの字もなく、かなりガチめに言ってきました。
確かに殺れますね。が、それは不許可です。
「なぜ」
決まってんでしょ。ここでカルデア潰したら手に入るトロフィーが目的のブツじゃなくて、別のものになってしまうからですよ。
とはいえそんなことを言えるわけないんで、割と真面目な理由を言いましょうかね。
いいですか湖くん。カルデアも敵ですが、他の異聞帯も敵です。カルデアを差し置いて異聞帯を攻撃するわけにはいきません、なぜならそんな事をしたら他の異聞帯から袋叩きにされるからです。なのでカルデアを利用して、他の異聞帯を潰させるんですよ。んで、カルデアの戦法とかを事前に見て、情報収集して分析し、こっちの異聞帯に来たら瞬殺するんです。分かりましたか?
「なるほど。承知した」
ってかコイツら仮にも軍人教育受けてんのにそんな事聞いてくんなって話ですよ――と、言いたいとこですが。
どうやらホモくんの観察力、洞察力が看破したみたいなんですが、この湖くんそんなことは言われなくても分かってたみたいです。
単にホモくんがなんと答えるかを見て、自分の上官に相応しいか試したみたいですね。はは、こやつめ。
下手な回答を出したら、隠れて独断専行もやむなしと判断する行動力の塊、さすがはランスロのホムンクルス。くそが。生殖能力とか欲の類い皆無なのでもはや完璧な騎士を突き詰めた合理性の持ち主みたいです。
まあええわ。こやつらは不死王の指示には絶対忠実で自害だろうと虐殺だろうとノータイムで実行に移せるんですが、新顔のホモくんにはそうでもないみたいですね。それが知れただけ収穫としましょう。
と、フジマール達が戦闘を熟してます。観察しましょう。
『みんな、やるぞ! 戦術パターンCでいく!』
ンンンンンン。
ンンンンンンンン?
……あるぇ? なんか……フジマール……強くね?
いや本人が、ではなくですね。マスターとしてです。
トランクからサーヴァントを繰り出したんですが、一体目がキャスターの玉藻の前なんですよ。で、開幕で玉藻の前の宝具開帳し全体に魔力を供給、その補助を受けたフジマールが更にサーヴァントを四騎繰り出しました。
セイバー・モードレッド、ランサー・ガレス、バーサーカー・ペンテシレイア、アサシン・静謐のハサンです。ここにマシュを加えての五騎で、雷帝の兵である殺戮猟兵を蹂躙してますね……。おまけに後ろから玉藻の前が無限魔力供給しながら、的確にフジマールが礼装の力でサポートし、怒涛の如く攻めて攻めて攻めまくり全員が躊躇なく出し惜しみ無しで宝具乱発してます。
……あれ? なんか……おかしくない?
いやおかしくはないんですよ。あのチームの要は玉藻の前で、その玉藻の前がいるならあんな戦い方もできます。
モドレとガレス、ペンが正面、静謐が気配遮断で離脱して息を潜めて隙を見つけてはソフトタッチ、マシュはフジマールのガード役しながら間を見て突撃したり、タマモの呪術で焼いたり凍らせたり。
運用に隙がありません。こいつは全員と絆レベルが高くないとできない戦い方です。ついでにプレイヤーキャラがフジマールではない場合、フジマールはほぼ棒立ちしてるものなんですが……なんか、フジマールに中の人がいそうなぐらい名采配振るってるんですよね。
フジマール。彼、第二部に入った頃は、戦いはもう終わったんだ的な空気で油断してたので、開幕当初はかなり精神状態がズタボロになってるんですよ。第一部の後も世界を賭けた戦いをしなきゃいけなくなって、もう無理だ〜! 嫌だ〜! 家に帰りたい〜! けど戦わないわけにはいかないとかなんやねんそれ! って内心ではかなり弱音吐きまくってるはずなんですが……。
なんか、欠片もそうは見えません。
もはや戦う覚悟完了。むしろ心の準備は事前に済ませてた感が……。この様子だと異聞帯潰す=その世界の人間皆殺しなんですよ論調で言葉攻めしても、自分が膝を折ったら自分達の世界が滅びるんだッ! って毅然として跳ね除けてしまいそうです。もちろん虐殺の覚悟をしてるとかじゃなく、あくまで生きるのに必死なだけの――第二部中盤から後半で至る心境に、既に達しているかの如き有様です。
うーん、これは手強そう……。や、流石に中の人とかいないのは分かってますよ? 私、マルチプレイ大嫌いですからそんな機能入れてませんし。
異聞帯に隙のあるとこは、こりゃ勝てませんわってなもんです。カルデアは完全にキュウソ猫を噛むモード、クリプターはナメプモード。勝てるわけねぇわなっていう。一番可能性ありそうなの、逆にカドックくらいですね。彼も彼で余裕ないんで、ナメプするとか有り得ませんから。
まあナメプもなにも、油断の欠片もないブリテンや私なら確殺できますが。とはいえ勝って当たり前なんであって、絶対勝てると思い上がるのもナシですね。勝てる勝てる勝てるって! と何度も言ってると踏み台転生者の如く踏まれてしまうフラグになるってそれ一番言われてますから。
ていうかあの鯖の面子、どっかで見た気がするんですが(震え声)
気のせい……ですよね?
……気のせいだな、うん。私が戦うとなればまずタマモから潰すべきだと思うんですが、湖くんと太陽くんはどう思います?
「同意する。しかしこちらも複数で掛かる場合は、まず敵マスターを狙い盾の少女を釘付けにした後が望ましい。それも奇襲で仕掛け、敵に態勢を整える間を与えないまま畳み掛けるのがベストだろう」
「同じく。私なら初手からガラティーンⅢ型で叩きます」
いちいち殺意高いですねぇ。これは頼もしい。
さらさらっと流していきましょう。フジマール達は概ね原作の流れを沿ってます。しかし原作で危機に陥ったり、迷ったりするとこを最速で切り抜けてますね。
これじゃまるで、カルデアがRTAしてるみたいだぁ……。
そうですよ、私もあんなプレイをみなさんにお見せしたかったんですよ。なのにお見せする機会もないまま勝ち確な異聞帯になってしまって(嗚咽)
おかげで私のチャートが死んでしまって。悲しいなぁ。
なんやかんやと見守ってると、手を出すとこがありませんでしたね。
フジマール達は無事、雷帝を怪獣大決戦の末に撃破しました。で、雷帝の問いに答えられずとも、毅然として睨み返すぐらいの気概を示すフジマール。
アナちゃんとカドックくんも撃破されて、はい、もうこの異聞帯は終わりですね……。
早っ!?
とりあえずアヴァロン船で移動して、先回りしときましょう。お次はクク、オフェリア……の、番です。
ここでなら私も何かできるかも……。いやむしろなんかする(鋼の決意)
なんか今回は面白くなかったですね。行く先々で私のする事がないっていう……ね。
やだ、もしかして私、要らない子……?
というわけでまた次回お会いしましょう。また見てね。ばいばーい!
あと五話ぐらいで終わりです(無慈悲)