自由に遊んだらプレイヤー最強になっていました   作:ころころ

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こちらの事情で第一話を再投稿しました
内容も多少変えているので一度読んだ人ももう一回読んでみてもいいかもしれないですね!


色んな出来事があった初日

ある日の夜

 

ベッドの上で先程A〜Zまで取り扱う宅配サービスから届いたダンボールを漁る少年がいた。この少年の名前は桐生 零。ポケモンマスターは目指さない普通の少年である。

 

「さっさと終わらせるか」

 

クラスメイトの白峯 理沙に「一緒にやろう!楓もやるからさ!」と誘われたゲームのパッケージを一瞥する。そこには、『NewWorld Online』と書かれていた。

 

「『NewWorld Online』ねえ」

 

そして、理沙にあらかじめ渡されていた始めるためにやることが書かれたメモを見ながら作業を進めていく。

 

「これでよしと、それじゃあ始めますか」

 

そして、桐生零は電脳世界へとダイブした。と言っても急に町から始まるわけもなく、零は初期設定を選んでいた。

 

「んー名前かー。名前を英語にして.....『ゼロ』と」

 

現れたキーボードにゼロと入力する。すると、周りに片手剣や大剣、刀に杖や弓など多岐にわたる。その中で零が選んだのは片手剣だった。

 

「初期装備は…片手剣でいいか。無難だし」

 

桐生家は先祖代々剣術を修める一家だ。その中でも、零の才能は抜きん出ていて師範代である父にはまだ及ばないが、同年代やそれこそ鍛えている大人でさえ零には敵わない。それに、全国大会などの大会には出ていないが出たら優勝は確実と言われているほどである。

 

初期装備を選んだ零の前に新たなウィンドウが出現した。そこには初期ステータスを選ぶよう書いてあり、100ポイント用意されていた。

 

「次はステータスポイントか…これはSTRとAGIとDEXにと。体の方はいじらないでいいか」

 

STRとAGIとDEXに4:4:2でステータスを割り振る。すると、段々視界が白くなっていき、とうとう全て白に染まった。

 

 

 

そして、目を開けたらそこは、活気溢れる町の広場だった。通行人に溢れていて、その誰もが自信の武器を体のどこかに携えていた。

ある者は知り合いと談笑し、ある者はショップで買い物を行い、ある者は仲間たちと今日の方針を相談する。そんな光景に興奮を覚えながらも、自身のステータスを確認する。

 

「おー!いかにもファンタジーって感じだな。えっと……まず、ステータスの確認をするかな。ステータス!」

 

すると、半透明の青いパネルが浮かび上がってきた。

そこには

 

 

ゼロ

Lv1

HP 30/30

MP 20/20

 

【STR 45<+15>】

【VIT 0】

【AGI 45】

【DEX 10】

【INT 0】

 

装備

頭 【空欄】

体 【空欄】

右手 【初心者の片手剣】

左手 【空欄】

足 【空欄】

靴 【空欄】

装飾品 【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

スキル

なし

 

 

と書かれており、自分の選んだステータスが反映されていることを確認する。

そして、最初にやることを考えるとレベリングが思いつき、早速出発しようとするが、困ったことに道が全く分からない。

 

「さて....困ったな。レベリングってどこでしたらいいんだ?....とりあえず誰かに聞いてみるか」

 

道行く人に声をかけようとする零──ゼロだが、忘れていることがある。

元々、三人で一緒に遊ぶ予定だったのだが、理沙がテストであまり良くない点数をとってしまった為、ゲーム禁止を母親から言い渡されているのだ。なので「楓と一緒に先に遊んでて」と言われており、楓と連絡を取り合い、集合場所などをあらかじめ決めていたのだ。

しかし、ゲームの熱に浮かれてそのことを忘れているゼロは早速声をかけようと歩き出そうとするが、それより先にゼロに声をかれる者がいた。

 

「あの!桐生くんだよね?」

 

ゼロが後ろに振り向くと、そこには黒髪で小柄な少女がいた。本条 楓だ。楓の顔を見たことで約束を思い出したゼロは、それに気づかれぬよう自己紹介をする。

 

「ああ。あと、こっちではゼロだ。ゲームの中で本名で呼び合うのはリアルばれするからよくないんだ」

「わかった。私はこっちではメイプルだよ!よろしくね!」

「こっちこそよろしくな。あ、そうだ。これからレベリングしに行くんだけど一緒ににいくか?」

「もちろん!で、どこに行くの?」

「……お恥ずかしいことに行き方が分からないので、オススメの場所とか聞いてくる」

「わかった!ここで待ってるね」

 

そう言って、今度こそゼロは狩場を聞きに歩き出すのだった。

 

 

〜〜〜五分後〜〜〜

 

赤い大盾を持つプレイヤーに狩場を聞いたゼロはメイプルの居る場所まで帰ってきた。

 

「聞いてきた。ここを真っ直ぐだってよ」

「じゃあ行こっか!」

「おう!」

 

そのまま行こうとするゼロとメイプルだが、周りの人間が殺意を持った目と尊ぶような尊敬するような目で二人を見ていた。

この二人、傍から見ればすごく仲が良さそうにしているのでバカップルがイチャコラしているのように見えるのだ。それで、二人は男性たちからは睨まれ、女性たちからは美男美女の初々しいカップルとして見られている。

 

「.....」

「〜〜〜♪」

 

ゼロはこの視線が気付いたが、メイプルは全く気付いていない。ゼロは段々気まずくなってきて、さっさとこの場から離れたかった。しかし、傍には防御力極振りのメイプルがいる。メイプルの歩く速さに合わせていればかなり時間がかかり、気まずさも激しく上昇する。

ゼロは考える。この状況を打破するための策を、気まずさに身を震わせないようにするための方法を。すると、ゼロは閃いた。閃いてしまった。

 

「なあメイプル。」

「なに?」

「失礼」

「きゃ!」

 

ゼロはメイプルの名前を呼ぶと、メイプルのことをお姫様抱っこして全力で狩場に向かい走っていった。その光景を見た男性プレイヤーたちが血涙を流しながら机やら壁やら道を叩き、女性プレイヤーたちは知り合いとキャッキャウフフしていた。

 

こんな地獄絵図になっていることをゼロは知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハアハア。つ、疲れた....」

「.........」

「.........」

「.........」

 

二人は気まずくて黙っている。

しばらくの静寂の後、とうとうゼロが口を開いた。

 

「....これからは別行動にしよう。2時間後に集合ってことで!」

「わ、分かった」

「じゃあ!」

「......ぁ」

 

ゼロはすぐさままた全速力で走り出した。そんな後ろ姿を見送りつつメイプルは自分の顔に手を当ててみると、火のように熱く、自分が赤面していると気付く。

しかし、そんなことはメイプルの頭の中には入っていない。

 

メイプルの頭には、自分を抱き抱えながら走る少年のことしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ゼロが走るのをやめた時にはメイプルとかなり離れた場所にいた。あのことを掘り返すのは余計に恥ずかしくなってくるので、ゼロは別のことを始めた。

 

「はぁはぁ....と、とりあえずレベリングするか」

 

モンスターを探しにしばらく周りを探索したが、モンスターのもの字もない。

もうしばらく探索していると小屋を見つけた。森の中の開けた場所に佇む家は何かしらがあることを物語っていた。

 

「入ってみるか.....」

 

家の扉を開けるとゼロの視界は暗転した。

 

 

 

 

 

〜〜〜三十分後〜〜〜

 

 

家を出たゼロは再び森を探索し始めた。

すると、遠くからメイプルの叫び声が聞こえてきた。

 

「メイプルの声?まさか……!?」

 

ゼロはメイプルに身に何かあったと思い全速力で声のした方に走った。

 

「メイプルっ!.....っ!」

 

メイプルらしき影が見えてくると、ゼロは走るスピードを上げる。メイプルの姿がはっきりと見えてくる。

 

「大丈夫か!」

「ゼロ.....」

「何があったんだ?」

「あのね…………」

 

こうなった経緯を話すメイプルだったが、話を聞いたゼロは大きく噴き出して、そのまま、爆笑し始めた。

 

「ブッ!はははは!」

「もう!なんで笑うの!」

「いや、笑わせに来てるよねそれ」

 

先程の出来事は二人とも一旦忘れたようで、止まることなく話続ける。

 

「あ、そうだ!ねえねえ、今レベルいくつ?私はレベル2だよ」

「俺か?俺はだな.....」

「もったいぶらずに言ってよー」

「聞いて驚け!俺は15だ!」

「え」

「え?」

「えええええええええええええええ!!!」

「驚きすぎだろ!」

 

再びメイプルの悲鳴が森に響き渡った。

メイン武器を変えるか ※選ばれなくてもたまに使います。楓でいう闇夜ノ写と白雪的な

  • 今の二刀流のままでいて!
  • 【夜桜】がいい!
  • 要所要所で変えたらいいんじゃない?
  • いっその事また違う武器にしよーぜ!
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