あと遅れてすみませんでした
宿題が終わらないんだよおぉぉおおおおおお!!!!!
「?あなたの武器は片手剣だったはずだが」
「刀には刀と思ってな。大丈夫、いつもの1.5倍は強いぞ?」
「ふふっ、それでは胸を借りさせてもらおう!【一ノ太刀・陽炎】」
カスミの姿が揺らいで消えた。
しかし次の瞬間、目の前にカスミの姿が現れた。
横薙ぎに振られた刀に対してゼロは半歩後ろに下がることにより紙一重で回避する。
「流石イベント一位だな」
「期待に応えれてなによりだ。それじゃあ、今度はこちらから行かしてもらう!」
「来い!」
カスミが構えた瞬間、ゼロの姿が消えた。
「何っ!?...ぐぅ!」
カスミが何事かと驚いた瞬間横腹が切られていた。
姿が消えたゼロがカスミの懐に気付かれずに入ったのだ。
「まさかあなたも【刀術】スキルを!?」
「いいや、そんなスキル俺は持っていない」
「なら何故陽炎を使えるのだ!」
そう、つい先程ゼロがした動きは完全にカスミの使った【一ノ太刀・陽炎】だった。
しかも、カスミより練度をあげて
「盗んだんだよ」
「盗んだ?」
「ああ、俺は家庭の事情で小さい頃から色んな流派の剣術を見てきた。見て、感じて、受けた剣技を模倣し上回る。それが『
今までゼロが費やした剣術の修行の末、手に入れた剣技の極地の一つ。
相手の剣技を観察し、その剣技に潜む弱点を克服した剣技に進化させて模倣する。
それが
「そんなことができるのか!?」
「出来る。手に入れたいなら十年くらい剣のことだけ考えたら出来ると思うぞ」
出来るわけない。天賦の才、たゆまぬ努力、周りの環境、全てが揃っても出来るかどうか分からない。
それなのにゼロは
「まて!
「現剣聖は俺の父さんだが」
剣の頂きに居る者に与えられる称号『剣聖』。
ゼロは剣聖の息子であったりする。
現剣聖桐生 和人、頭脳明晰かつ剣聖と呼ばれる程の腕を持つ文武両道の頂点。顔良し、性格良し、学歴良しというモテる男の三要素を全て完ストしている男。そろそろゼロに剣聖の座を譲ろうと思ってたりする。
「......ふふっ。私の負けだ」
「いい剣技だったよ。機会があったらまたやろう」
「その時はまた胸を借りることにしよう。それでは、私は帰ろうと思う。またな」
突如として始まった手合わせでゼロは勝利を収めるのであった。
良い雰囲気のままカスミはここから去ろうとし、ゼロは見送ろうする。
しかし、
「ゼーーーローーーくーーーんーーー?」
「何いい感じで終わってるのかな?」
「は、はい!」
安眠を邪魔されブチ切れた二人がゼロの背後にいたのだ。
「私たち気持ちよーく寝てたのに」
「貴方たちが移動する時の騒音で目が覚めちゃったんだよね〜」
「す、すみませんでした!」
ゼロがメイプルとサリーに烈火の如く怒られている内に、カスミは関わったらまずいと逃げ出そうとする。
しかし
「そこのあなた、どこに行くの?」
「まだお話は終わってないよ〜?」
「は、はいぃ!」
メイプルとサリーの凄みに怯んだのか素直に戻る。
少しカスミのキャラが壊れたが、そんなことは何処かにスパーキングして
「スパーキングするな!ハッ!私は何を!?」
「急に何言ってんだ?」
「??」
「その視線はやめて!可哀想な子みたいな視線!」
え〜ゴホン!話を戻しましょうk
「どぉぉおおおおおいいいいいいいいいいいてええええええええ!!」
「な、なにごと!?」
「あ、アグモン!?」
話を戻そうとした瞬間、隣の砂丘からボルトもビックリの速度で走って来た。チッ(小声)
四次元ポケットを持っている猫型ロボットが出ているアニメの走り方で走っているではないか!すっげー!あの走り方初めて見た!
あ、コケた。すっごい転がってる
ドコオオオオオオオオオオオオオン!!!
アグモンが地面に激突した衝撃で砂埃が舞い、地面が蟻地獄のように渦を巻いた。
そして、その場にいる全員が引き摺り込まれる。
「「「うわあぁああああああ!!」」」
「んん.....ここ...どこ?」
「ダンジョンっぽいね」
「ッ!?」
互いの存在に気付きサリーとカスミが武器を構える。
二人の間に静寂が訪れる。
「あれ?ゼロとアグモンが居ないよ!」
「本当だ!」
「いつの間に.....」
実は【龍翼】で羽ばたいて抜け出していたりする。
ちなみにアグモンは【休眠】で【絆の架け橋】の中で反省中である。
【絆の架け橋】の中はポケットのモンスターが入っている赤と白がメジャーなボールの中のように快適らしい。
しかし、反省中のアグモンは正座している。
「ふ〜危なかった.....このままペインのところに行くか。メッセージでメイプル達が無事なのは確認できたし。..........怒られずに済んだし」
そのまま、ゼロはその場から飛んで行った。
漆黒の龍の翼を羽ばたかせ砂漠を抜けた先にあったものとは.........
「白い雲!照りつく太陽!火傷するような熱い砂浜!
海だーーーーーーー!!!!!」
という訳で砂漠から海!現実じゃありえないね!(無知なので実際にこのような場所があったらごめんなさい)
「そんなことより.......暑い!なんだよ!砂漠から海って!?しかもご丁寧に夏仕様だし!暑いよ!」
砂漠が終われば涼もうと思っていたゼロは海という現実に八つ当たりをしていた。
その結果.....
「海、割っちゃった」(๑>•̀๑)テヘペロ
(๑>•̀๑)テヘペロじゃねーよ!
なんで海割ったの!?まずそんな事できるの!?
やっぱりこいつ人外だ......あっ、ゲームだから人外的な能力なんだ.....
説明しよう!どうしてこんな状況になったかを!
ちなみに上の文は運営陣の内の誰かです。(この人は知らない.........現実でも人の域を超えた人物ということに)
暑さでテンションが最高にハイってヤツになったのでそのまま【
みたいなノリである。
「まあいいか、困るのは運営だけだし。割れた海を通るのってなんかかっこいいし.........強者みたいで」
剣の天才も立派な男の子のようです。ロマンを分かっていらっしゃる。
ゼロは歩いた。自分が割った海にできた道を
そして、歩き続けたゼロはある物を発見した。
水の壁、そう!【
その壁を見たゼロは歩いている途中で回復したMPをまた全損させて巨大な光の剣を放とうとしたが寸前で止めた。
見えたのだ。人より優れた視力で、一度見た剣技を模倣出来るの目で、
海の壁の先にある小さな結界のようなものとそのまわりにいる大きなイカを。
そして思ってしまった。
あのイカが食べてみたい
夏といえば祭り
祭りといえば食べ歩きがしたい
目の前にうってつけのものがあるじゃないか
あれに自分の作ったソースをかけて食べたら
美味しいだろうなぁ
そう思ってしまった。
あのイカはボスだから超低確率でしか食材としてドロップしないのに
皆さん、第二回イベントのゼロはとにかく運がない。
無尽蔵ともいえる量の兎をたった一人で戦ったり
少し遅れただけで怖い思いをしたり
怖いからという理由で森の奥にある不気味な屋敷に一人で探索させられたり
一人だけ卵が生まれるのが遅かったり
少し走っただけで睡眠の妨害になったからと言われ怒られたりetc
半分ぐらいは自業自得だが、運が悪い方なのは間違いない。
そんな運勢でボスの超低確率のドロップ品を手に入れることが出来るだろうか。いいや出来ない
それでゼロが怒り、運営が困ることになる。
いいぞやれやれ!やるならもっとド派手にやれ!
「エンハンス・アーマメント!」
【夜桜】からいつもの二刀流に変えて、【青薔薇の剣】を抜き地面に突き刺す。
突き刺した場所から悠々と泳いでいるイカに向かってどんどん凍てついていく。
ここは海だ。あとは、分かるよな
「リリース・リコレクション!」
半径五十メートルの範囲を凍らせる
そして、イカのHPが全損した
途中、執筆していた内の半分ぐらいが消えて泣きそうになりました。
そして急に始まるころころの最近あった意味不な出来事
進級してクラス替えがあったんですね。2組になったんですよ。クラス発表の後に2組のグループラインに招待されたんですね。そしたらその日の夜に1組のグループラインにも招待されてしばらく「ちょっと待って」と言ってました。改めて確認しても自分は2組なのに謎でした。
ゼロくんの今後
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スキルをばんばんゲットしていく
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イチャイチャ
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ストーリー進めろや
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番外編