自由に遊んだらプレイヤー最強になっていました   作:ころころ

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最近、サブタイトルをふざけてるけど許してちょ

反省はしているが後悔はしt「第六天魔王波旬〜夏盛〜(ノブナガ・THE・ロックンロール)!!イェイ!」(#)ཫ` )グハァ

なぜ水着ノッブがここに!?
「はよワシを育てんか」
え〜もうちょいお待t「待たん」や、やめろーーーー!!グハッ_:( _ ́ཫ`):_

「是非もないよネ!」


祝 ギルド結成!一方その頃主人公は?

〜〜〜前回から三日後〜〜〜

メイプルはログインして広場でサリーを待っている。

しばらくするとサリーがやって来た。

 

「ごめん!待った?」

「ううん、全然。今日はどうする?」

「メイプルはこの三日間のこと知らないよね?」

「うん」

 

メイプルは三日間ゲームの情報を全てシャットアウトしたため新しい情報を全く知らない。そこでサリーが説明するのだが、その中で最もメイプルが興味を示したのがギルドホームについてだった。

 

「光虫っていう金色の虫が追加されて、それを倒すと【光虫の証】っていうのが手に入るんだけど」

「それを何に使うの?」

「ギルドホームを買うのに必要なんだよ」

「ギルド....ホーム?」

「そう、ギルドホーム。この街ってさ、入れない建物がいっぱいあるよね」

「うん」

 

この街には建物が幾つもあるが、NPCの店や部屋を借りる鍛冶屋などの建物以外全て入れない建物なのだ。

今回追加されたギルドホームは証一つに対して入れない建物を一つ買える。しかも虫の種類によってホームのランクも違う。

 

「ふむふむなるほど」

「しかも虫は建物の数しかいない」

「じゃあ急いで探さなきゃ!」

「こんなこともあろうかと.....『光虫の証』はゲット済み」

 

そう言ってサリーはインベントリからアイテムを取り出しメイプルに見せる。そして、ギルドホームを購入するための次の条件を言う。

 

「あと、ギルドホームを購入するためのお金も必要なんだ」

「ど、どれくらいなの?」

「ざっと五百万ゴールド」

「ご、五百万!?」

 

メイプルはお金が必要になることが少なく、貯めてもいなかったため五百万なんて大金を持っているはずがなかった。

そのため、すぐに稼ぎに町の外へ歩きだそうとするが

 

「メイプル」

「も、もしかして....」

「用意してあるんだなぁこれが」

「凄いよサリー!」

(うう....メイプルの純粋さが眩しい....ゼロに借りたなんて絶対に言えない.....)

 

サリーは第二回イベントの時にメダルを取りに行く際に、ゼロがプレイヤーを狩りまくったため近くにプレイヤーが居なくて遠出した。そのため、装備の耐久値が減り修繕に出したせいで懐が少し寒かったのだ。

仕方ないのでリア友であるゼロに借りた訳だが、それで後々めんどくさいことになることをサリーは知らない。

 

「それじゃあしゅっぱーつ!」

「おー!って、その前にメイプルに話しておきたいことがあるんだ」

「なに?」

「第二層に仮面をつけてて自分と戦って勝てたら強い装備と全財産をやるってプレイヤーがいるんだけどね」

「そんなプレイヤーが?」

「しかも、ギルドにも入るって」

「ギルドにも?」

「そう。で、強い装備とお金が手に入るならってギルドホームを買いたいプレイヤー達が挑んだんだけど、全然歯が立たないらしいんだ。勝てないから周りのプレイヤーが勝負を仕掛けなくなったんだけど」

「そんなに!?」

「しょうがないから五分間攻撃しないで避け続けるから当てたら勝ちでいいって。なのに今でも勝てた人は0。それで誰が呼び始めたのか分からないけど、付いた名前が『絶剣』。確か...絶対無敵の剣、空前絶後の剣みたいな意味だったかな?」

「それじゃあゼロくんとどっちが強いのかな?」

「どっちだろうね?ずっと仮面をつけてるあたり本人だったりして」

 

そんなことを話しながらギルドホームを探しに歩いていった。

奇しくも『絶剣』という呼び名はゼロの持つ必殺技の名前と一致していた。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ゼロくんは?

 

「この!くそ!おら!ハアハア.......全然当たらねえ」

「.......五分経過。タイムオーバーだ。」

「また当たらなかったぞ!」

「一体どんな反応速度と動体視力してたら躱せるんだ!?」

 

第二層、主街区。大きめの広場の一角にゼロは居た。そこには大勢の観衆がいて、その外には看板があり「挑戦料千ゴールド。腕試しやデュエルがしたい奴ははかかって来い!」と書かれていた。

その中でゼロは

 

「次の挑戦者はいるか!?」

 

仮面を被り、中央に居て、観衆達に叫んで呼びかけていた。

サリーの言っていた『絶剣』はゼロだった。名前関連は本当に偶然だったのだが、全く本人は気にしていなかった。

 

しかし、観衆は誰も名乗り出なかった。ゼロが今日はこれで終わりかと思い帰ろうとしたその時、観衆から少し離れたところから声が聞こえてきた。

 

「俺が相手をしよう」

 

ゼロは仮面の下でニヤリと笑う。観衆はその声が聞こえてきた方を見ると、ある者は驚きで言葉が出ず、ある者は『絶剣』を倒してくれるのではと期待をし、またある者はどんな戦いが起こるのかドキドキしていた。

 

「ペインだ!」

「ペインが来たなら《絶剣》はもうお終いだな!」

「ペインがもし負けたら....」

「ペインを倒したあの《黒の剣聖》は何処なんだろうな?」

 

《黒の剣聖》とはもちろんゼロのことだ。漆黒のコートを羽織り、両手の剣を操り無双する。それはまるで剣聖の如き実力ということで名付けられた。

しかし、観衆の中である疑問を唱える者が現れた。

 

「もしかして....《絶剣》が《黒の剣聖》だったりして.....」

 

実際その通りなのだが、そんな事は観衆は知らないので周りにいるプレイヤーが否定する。

 

「ないない。だって《黒の剣聖》の所以たる漆黒のコート、青い薔薇を象った剣に青く輝く剣も持ってねえじゃねえか」

「装備してないだけかもしれないだろ!」

「確かに.....まあどっちにしたってこのゲームの上位プレイヤーの戦いなんだ!俺は《絶剣》に賭ける!」

「俺はペインに!」

「私は《絶剣》!」

 

段々盛り上がってきたのか賭けをするプレイヤーが出てくる。ゼロなそんな観衆の様子を無視してペインに早く来い的な視線を送る。しかし、無意識に発した覇気に当てられたペインは自分の知らない内に後ずさっていた。

 

「.......ッ」

「早く来い」

「あ、ああ」

 

ペインはゼロに催促され恐怖を飲み込み前へ歩き出す。自然と周りに居たプレイヤー達が横にはけ、ペインに応援の声をかける。

 

「頑張れ〜!」

「負けるじゃねぇぞ!」

「お前に賭けてるんだ〜!」

 

しかし、当の本人は応援には耳を傾けず、目の前の敵に闘志を燃やす。目の前の人間に自分は勝てない。先程、覇気を感じたとき察した。それでもアイツ────《黒の剣聖》に勝つためには、この強敵に打ち勝たなければならない。その強敵はゼロ本人なんだけど

 

「五分避け続けるコースかデュエルコースか、どっちだ?」

「もちろんデュエルコースだ」

「「「「「オオオオオオオオオオ!!!」」」」」

 

観衆が沸き立つ。《絶剣》という名がついてからデュエルコースは誰も挑まなかったからだ。周辺が熱くなっていく中、向かい合う二人は自分の得物を握る。

 

ペインは白く輝く大剣を

ゼロはいつもの二刀流ではなく、イベントの報酬で手に入れた大太刀を

 

ペインの青のマントとゼロのイベントで手に入れた青い羽織が靡く。両手が剣の柄に手をかけ、駆け出す。

 

「.....ッ!」

「....シッ!」

二人が交差する。すると、ペインがポリゴン片となり消えていく。

勝ったのはゼロだった。

 

歓声がの嵐がゼロを包む。喜ぶ者、興奮する者、悔しむ者、様々なプレイヤーがいる中で

 

「凄いね〜」

「ペインさんを倒しちゃうなんて.....《絶剣》。思ってた以上に強い」

「サリーは戦わないの?」

「ん〜〜やめとこうかな。かなわないだろうし」

「そんなんだ。じゃあ私がやろっかな。感覚を取り戻すために」

「お!頑張れ!」

「うん!」

 

二人は居た。ギルドホームを購入し、ギルドメンバーを集めていたメイプルとサリーはイベント中に出会ったカスミやカナデ、知り合いのクロムやイズを誘った後、ゼロを勧誘するためメッセージを送った。返ってきた返信は「用事があるからそちらには行けない。二層の主街区にいるから来てくれ」というものだった。

なので二人は二層に来た訳なのだが、一向にゼロの姿が見つからないので《絶剣》とペインの対決を見ていたのだ。

 

「あれ.....メイプルとサリーだよな?おーい!」

「??ゼロくんの声が聞こえなかった?」

「うん。聞こえたけど......どこかな?」

 

そう言って二人は辺りを見回すが、それらしき人影は見当たらない。段々声が近くなっているのは分かるが何処にいるか分からない。二人が困惑していると《絶剣》が近寄ってきた。二人は《絶剣》=ゼロということを知らないため凄い緊張しているのだが、そんなことは露知らずどんどん近づいていくゼロ。

 

なんか近づいてきてない?

わ、私達に用がらあるのかな?

とりあえず知らない振りをしよう

 

小声で会話する二人に無言でどんどん歩み寄るゼロ。そんなゼロに恐怖を感じたのか二人は抱き合いながら涙目で問いかける。

 

「あ、あの〜......」

「何か御用ですか?」

 

周りのプレイヤーが固唾を飲んで見守る中、《絶剣》が発した言葉は驚くべきものだった。

 

「え?俺だけど。なんで敬語を使ってるんだ?」

「「へ?」」

 

その場に居るプレイヤー全員が固まった。あの《絶剣》が《浮遊要塞》メイプルと攻撃が勝手に避けていくスキル持ちと噂のサリーに声をかけたのだ。しかも友達のように。それは今までの《絶剣》のイメージを軽く覆すインパクトだった。

 

「あ〜そういえば仮面を外してなかったな。....ほれ、俺だよ」

「「...........」」

「「「「「ええええええええええええええ!!」」」」」

 

仮面を外した《絶剣》の素顔にその場に居たプレイヤー全員が驚いた。一度話題になった『《絶剣》=《黒の剣聖》説』が本当だったのだ。

目の前に居る二人は固まり、周りに居る観衆が絶叫する。

まさに地獄絵図なのだ。そんなことを露知らずペインはというと

 

「《絶剣》必ずリベンジして、ゼロにも勝ってみせる!」

 

 

 

同一人物なのに




ちなみに大太刀は魔神さんの煉獄、青い羽織は沖田さんの羽織です


友達にギル当たらなかったって言うと
友「十連で当てた」
思わず襲いかかってしまった

ゼロくんの今後

  • スキルをばんばんゲットしていく
  • イチャイチャ
  • ストーリー進めろや
  • 番外編

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