自由に遊んだらプレイヤー最強になっていました   作:ころころ

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今回は楓視点の回でありキャラ崩壊の回でもある

投稿が遅れた理由は塾と学校と父の手伝いとrequiemコラボです
これからもこのような事があると思いますがご容赦ください


俺の女に手を出すな

今日は私、本条 楓の特別な一日を紹介しようと思う。

 

 

 

「ねぇねぇ!どっちがいいかな?」

「うーん、楓はどっちも似合うと思うけど....今は春だし、やっぱり白ね」

「やっぱり白か....ありがとう。お母さん」

「いいのいいの。娘のデートのコーデ一緒に考えるの昔っからの夢だったから。それに、今日の楓はとーってもオシャレですーごく可愛いから彼氏くんもメロメロね!」

「も、もう!お母さんのバカ!」

 

今日は零くんとの初めてのデートだ。

早起きしてお母さんと一緒に今日着ていく服を選んで、少しなれどメイクもした。零くん、可愛いって言ってくれるかな?言ってくれると嬉しいな。そんなことを考えていたら、もう家を出なければならない時間になっていた。

 

「いってきまーす!」

「いってらっしゃ...って、楓!スマホ忘れてるよ!」

「あっ!ほんとだ....。ありがとう。お母さん」

 

カバンの中を確認すると案の定スマホが無かった。またいつものかと、お母さんは笑うがその後に少し寂しげな表情をする。

 

「いつもの事だしね。大したことないわよ。それにしても.....ほんと、子供の成長は早いわね。....可愛いよ、楓」

 

最後の言葉に思わず頬を緩めてしまう。

おかげで自分に自信がついた。

 

「....いってきます」

 

そう言って玄関の扉を開けると、顎に手を添えながら同じところを何度も歩いている零くんがいた。

 

「え?」

「...あ」

「....なんで零くんが家の前にいるの?」

「....ちょっとこっちの方で用事があってな。サプライズで驚かそうと思ったんだけど.....」

「?」

「女子の家のインターホン押すの初めてだからめっちゃ緊張してなに言うべきか考えてた。......そ、その服似合ってるぞ」

 

服のことを褒めてくれて嬉しいと思いつつ私は納得した。私も零くんの家に訪問した時はどう挨拶したらいいか分からなかったし、前に零くんから聞いた話だけど零くんはお義姉さんのユイさんが過保護過ぎて小さい頃女の子話したことがなかったらしい。だから、女子と話すのに免疫がないとのことだ。

理沙とは親が友達で零くんの家に遊びに行ったことで知り合ったらしい。......羨ましいとは決して思って....思って..........思った!

玄関で立ち止まっている私に疑問を抱いたのかお母さんが家の中からひょっり顔を出てきた。

 

「どうしたの、楓。誰か来たの?....あら?明日奈さんのところの....零くん?だっけ。大きくなったわね〜。覚えてる?零くんがこーんなに小さい時に何回か会ってるんだけど」

「「へ?」」

「その様子じゃ覚えてなさそうね。まあ、二人とも一歳とかだったもんね」

 

どういうこと、どういうこと、どういうこと!?私と零くんって実は会ったことあるの?

そんな心境の私を置いて、お母さんが懐かしいわ〜とか言いながら思い出に耽っている。

きっと私が天然とか言われるのはこの人の遺伝だ。そうに違いない。

 

「あ、あの....俺たちちっちゃい頃に会ったことがあるんですか?」

「そうよ。一緒に公園の砂場で遊んだり....とはいかなくて、ずっと君の素振りの様子とか見てたわねぇ。それに楓がつまんないって言って泣き出して、零くん困ってたっけ」

「私達に」

「そんな過去が....」

 

私も零くんもすごく衝撃を受けた。

なんせ自分達が忘れているだけで恋人同士が幼い頃に会って話したことがある。ロマンチックで、素敵で、昔憧れていた恋愛小説みたいな恋をしていると思うと私は少しドキドキしてしまう。

理沙のことがちょっぴり羨ましかったのだ。まず小さい時の零くんを知ってるなんてずるい。小さい零くんを私も撫で回したい。(理沙はやっていません)

 

「そ、その話はまた今度にしよう。お母さん」

「あら、そう?じゃあ、デート楽しんで来なさい」

「うん!」

「零くんも家の愛娘をお願いね。この子、私に似ておっちょこちょいだから」

「任せてください。桜さん」

「ふふふ。思い出したかしら?」

「はい。確か俺と姉さんにお菓子くれましたよね?」

「そんなこともあったわね〜」

 

........置いてけぼり感がすごい!

ていうか、なんで一歳の時のこと覚えてるの!?普通感覚的に覚えてるんじゃないの?めちゃくちゃしっかり記憶してる!?......これが天才の力.....っ!

 

「って、もうこんな時間!零くん、早く行かなきゃ!映画始まっちゃうよ!」

「うおっ!ほんとだ!じゃあ桜さん、いってきます!」

「いってきます!」

「いってらっしゃ〜い」

 

そうして私達は駅に走り出した。

映画館のあるモールが近くには無いから電車での移動だ。

私達はなんとか電車の出発時刻に間に合い、座席に座って休んでいた。

 

「ふぅ。疲れた....」

「危なかったね」

「確かに楓をおぶってなかったら乗り遅れてたな」

「あ、あはは」

 

そう、実は零くんにおんぶしてもらったのだ。

零くんの返しに苦笑いしか出ない私だが、内心零くんにおんぶしてもらって超舞い上がっていたりする。足が遅く生まれてきた私ナイス!

私をおんぶして走ったから零くんは少し汗をかいていた。ふっふっふ、こんなこともあろうかとハンカチを持ってきたのが幸いした。私はカバンの中に入ったお気に入りのハンカチを渡した。

なんか大事な日にはお気に入りの物を持っていきたくなるよね?それに私のハンカチが零くんが使うのだ。可愛いハンカチを渡して、零くんに可愛いと思われたい私は間違っているだろうか。

 

「はい、ハンカチ」

「ありがと。準備良いな、珍しい」

「ふふん。私が今日という日をどれだけ楽しみにしていたって珍しいってどういうことっ!?」

「ごめんごめん。でも、そうかそうか」

「?」

「楓はそんなに俺とのデートを楽しみにしてたのか〜」

「あの、その、えっと....」.

 

すると、零くんは私の耳元に顔を寄せ囁いた。

 

「....嬉しいよ」

「〜〜〜!!」

「「「「「......(リア充爆発しろ!)」」」」」

 

何この可愛い生物!!この世にこんなにも私の心を撃ち抜くものはいるだろうか!?いいや居ない!

ここが公衆の前じゃなかったら絶対に抱き締める!ていうか帰ったら抱き締める。 これ決定事項。

 

零くんは気恥ずかしくなったみたいで顔を赤らめてそっぽ向いてる。

あ〜〜可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い!!なにこの人〜〜!私をキュン死させる気!?もうダメ....無理、尊い..... 。

 

 

 

そんなこんなでモールに到着しました。

流石に休日というだけあって人が多かったが、移動中は手を繋いでたからはぐれることはなかった。

あの時の零くん格好良かった。ていうかいつも格好良い。異論は認めない。

 

『ん』

『なに?』

『こんなに人がいたらはぐれるかもしれないだろ?だから手、繋ごうぜ』

『う、うん....』

『『『『『........(リア充爆発しろ!)』』』』』

 

いや〜あの時は最高だった!少し顔を赤らめた零くんが私に手をすっと差し出して、私がその手にそっと手を重ねると零くんは少し笑って私の手をギュッて優しく握ってくれた。〜〜〜ッ!!

 

そんな零くんの格好良いシーンを思い出して顔を真っ赤にしていたら最上階にあるシアターに着き、零くんと一緒にポップコーンとドリンクを買うために列に並んだ。

 

「楓はポップコーン塩とキャラメルどっちがいい?」

「うーん、私はキャラメルかな?」

「じゃあポップコーンはキャラメルにして」

「次の方どうぞー!」

 

そんな会話をしていると、私達の番になった。

 

「ダブルドリンクセットでポップコーンはキャラメルで」

「ドリンクは如何なさいますか?」

「じゃあコーラで」

「俺はカルピスで」

「かしこまりました。〜〜円になります」

「俺が出すよ」

「ありがとう」

 

ポップコーンとドリンクを買った私達はシアタールームに向かい、自分達のシートに座った。

その時に零くんが私に真ん中の方の席を譲ってくれた。そういう優しさに私はぞっこんなのだ。もちろん零くんの全てに惚れてはいるが、その中で特に優しさが好きなのだ。弱々しい時の零くんとか、自信に満ちた零くんとか、戦ってる時の零くんとか、ふとした時に笑顔になる零くんとか私は全ての零くんが好きなのだ。

 

............って何を考えてるの私!心の中とはいえなんて恥ずかしいことを....

 

 

 

 

 

映画を見終わり、小腹の空いた私達はモール内にあるカフェに来ていた。

店員さんに案内され、座席に座った私達はメニューを見てみた。そしたら、私はびっくりした。丁度私の大好物である苺が期間限定のデザートに大量に使われていた。

 

「ね、ねえ零くん」

「ん、どうした?」

「あの、私このデザート食べてみたいんだけど、良い?」

「なんでも好きに食べて....い、い....よ」

 

零くんの反応も当然だ。だってこのパフェは()()()()()()と書かれているからだ。

正直私も恥ずかしい。

実は大好きな苺がいっぱいあるなんていうのは建前で、本当は零くんにあーんとかしてみたいだけとかそんなのではないが、それでもカップル限定という商品を買うのは勇気がいる。

 

「ダメ.....?」

「......分かったよ。でも苺いっぱいあるけど食べ切れる?」

「大丈夫!すみませーん。この『大盛り苺パフェ』ください」

 

よし。後は零くんにあ、あーんってスプーンを差し出すだけ.....!

けど、考えただけで顔が熱くなる。こんなんで出来るだろうか?

 

「お待たせしました。『大盛り苺パフェ』です」

「あ、ありがとうございます.....」

 

あ〜緊張する〜!

心臓がドクドク言ってる......。零くんに心臓の音聞こえてないかな?

 

意を決して、私はスプーンを手にした。

 

「あーん」

「あ、あーん」

「美味いか?」

「うん.....」

 

あれ?なんで零くんにあーんされてるんだろ?

でも......それはそれで有り!

幸せだ〜〜!

「れ、零くん。.......お返しのあーんさせて?」

「........」

 

すると、零くんは目を瞑り、少し口を開いて私の方を向いた。

これって、していいってことだよね?

 

「あ、あーん」

「.....美味い」

「へへへ」

 

これすっごい恥ずかしい.......///

しかも、このスプーンで食べたら......か、関節キスだよね?どうしようどうしよう。あーんも恥ずかしかったけど、関節キスもすっごく恥ずかしい!

すると、零くんがパフェを一口食べてからボソッと呟いた。

 

「.......楓に食べさせてもらった方が美味いな」

「〜〜〜!!な、何言ってるの!?」

「本当のことだぞ」

 

反則〜〜!!そんなの反則だよ〜〜!!

格好良い!可愛い!こんなの誰でも惚れてしまうよ!

 

「わ、私は零くんがして欲しいならずっとしてあげても.......良いよ?」

「っ!」

「「「「「........(リア充爆発しろ!)」」」」」

 

私の思ってることを言うと、零くんは目を逸らして私の頭を力強く撫でた。

私の髪はぐちゃぐちゃになってしまったが、可愛い零くんを見れたから良しとしよう。

 

 

 

 

「わりぃわりぃ」

「ああいう事はもうしないこと!」

「はいはい」

「も〜!分かってないでしょ!」

 

パフェを食べ終え、カフェを出た私と零くんは今、モール内のお店を回っている。

私が服を試着して零くんに見てもらったり、逆に零くんの服を私が見てみたり、本屋でオススメの本を紹介したり、気になる本を探してみたりした。買った荷物は零くんが率先して持ってくれた。私も持つと言ったけど断られてしまった。

 

「楓、トイレ行ってくるからちょっと待ってて」

「分かった」

「ごめんな〜!」

 

そう言って零くんは走っていってしまった。

私は近くのベンチに座り、今日のことを思い返していた。

すると、近くのお店から出てきたいかつい三人組のお兄さん達がこっちに歩いて来た。私は待ち合わせをしているのかな?と思いながら今日のデートの思い出に耽っていたのけど、お兄さん達は私の前に立って話しかけてきた。

 

「ねぇねぇ君」

「な、なんですか?」

「これから俺達と遊ばない?」

「楽しい所に連れてってあげる」

「つ、連れが居るので」

「じゃあその子も一緒に行こうか」

 

こ、怖い.....。

モンスターなら平気なのに......体が言うことを聞かない。まるで、トラウマを見ているみたい......。

た、助けて.....零くん!

 

「じゃあ行こうか。そこまでちょっと遠いから俺らの車で行くから」

「え?」

「ほら、さっさと行くぞ」

「辞めてくださいっ!」

 

お兄さん達に手を掴まれてしまった。

もう、ダメ......!

 

「おい.......()()()に手を出すな」

「ちっ、男連れか.....。いいじゃねえか、ちょっとぐらい貸してくれよ?な、痛い目に会いたくないだろ?」

「うるさい」

「へ?ごはっ!」

「なっ!」

「〜〜〜!!てめぇ、やりやがったな!こうなったら.....オラッ!」

 

零くんは目の前にいるお兄さんの鳩尾に拳を叩き込んだ。

お兄さんはお腹を抱えて数歩下がるが、すぐに怒って零くんに殴りかかった。

 

「俺はお前らを許さない」

「ごちゃごちゃうるせぇ!.......え?」

「な、何が起こったんだ!?」

 

零くんに殴りかかっていたお兄さんは一瞬のうちに倒れていた。

急に目の前の景色が変わってお兄さんは呆然としている。

 

「え、あ....お、おい!行くぞ!」

「お、お....おう!オラァ!」

 

残りのお兄さん達が零くんに襲いかかる。

しかし、零くんは突っ立ったままだ。全く動く様子はない。

 

「俺は基本的に怒らないようにしている」

「ごちゃごちゃうるせえんだよ!カハッ!」

「そんな俺でも怒ることが三つある。一つ目は料理を作った人に感謝しないこと」

「なっ、達也!こいつ!うわっ!」

「二つ目は動物に危害を加えること」

「何やってんだ!一斉にかかるぞ!」

「そして、三つ目は.....俺の大切なモノに手を出すことだ!」

 

そこからは一方的だった。

お兄さん達が殴りかかろうと、蹴りをかかろうと、その巨躯を駆使して襲いかかっても零くんに一回も触れることはなかった。しかも、その度に零くんにこかされたり、急所に攻撃されたりしてボロボロになっていぬ。

そして、お兄さん達は体力が尽き、床に突っ伏していた。

零くんは汚物を見るような目でお兄さん達のことを見ていた。

 

「金輪際こんな真似はしないことだな」

「........」

 

お兄さん達にそう言う零くんだけど、お兄さん達は返事をすることが出来ないほどに疲弊しているらしい。

 

「......」

「へ......?」

 

零くんは呆然としている私の手を掴み、黙って走りだした。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの......」

「ごめんな」

「え....」

「俺のせいでデートがめちゃくちゃになったから」

「そんなこと気にしてないよ!零くんのお陰で私、あの人達になんにもされなくて済んだし」

「でも....」

 

零くん、すごく落ち込んでる。

自分のせいで折角のデートがめちゃくちゃになったと思ってる。それは違う。映画を見たこと、カフェであーんってしたこと、服を選びっこしたこと、オススメの本を話し合ったこと、それだけで私は楽しかった。満足だった。

 

「零くん、こっち向いて」

「なに?.......っ!」

 

私は頬っぺたにそっと手を添えて、一気に顔を近づける。

そのまま唇と唇を重ねて

 

──キスをした

 

 

「.....これでこの話は終わり!これ以上蒸し返すなら即絶縁だからね!」

「.........ああ、分かったよ」

「それで良し!」

「でも、なにかさせて欲しい」

「もうっ!そういうのは無し!」

「じゃあ.....あ〜なんか俺の隣にいる人のお願いを何でも一つ聞いてあげたいな〜」

「そ、そこまで言うなら.....」

 

せ、折角だし、お願い聞いてもらっても良いよね?

 

「も、もう一回......俺の女って言って」

「.......」

 

返事は返って来ない.....。引かれちゃったかな?

 

「......楓」

「ひゃ、ひゃい!」

 

あわわわ、噛んじゃった〜!

大丈夫かな?大丈夫かな?

すると、零くんは私の耳元に顔を近づける。

 

「俺の女なってくれるか?」

「〜〜〜っ!!これ....恥ずかしすぎる.....」

「......俺も恥ずかしい」

「か、帰ろっか.....」

「お、おう。....あ、楓の頭に埃付いてる」

「嘘、取って!」

「ほれ、取れたぞ」

「ありが、ん、ちゅ.........んむ、ぷはっ!」

 

 

 

 

 

「お返しだ」

 

満面の笑みで零くんはそう言った。

 

 

 




メイプルの服はご想像にお任せします!
オシャレのオも分からない人間なんで....

自分、学生なのでこれからどんどん執筆する時間が減っていくのでモチベを上げるために

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よろしくお願いします!

ゼロくんの今後

  • スキルをばんばんゲットしていく
  • イチャイチャ
  • ストーリー進めろや
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