だーれだ!
ヒント
〇〇〇〇ン
「もういいぞ、ガルルモン」
「分かった」
ゼロの前には大きな狼がおり、つい先程までモンスターと戦っていた。
この狼──ガルルモンは第二回イベントのイカのボスの巣から見つけた卵から孵ったガブモンが進化したモンスターなのだ。
明るく陽気なアグモンとは対照的にクールで寡黙な性格だが、案外アグモンとは上手くやれているようだ。
「ガルルモン、お疲れ。ゼロの作ったご飯食べる?」
「食べる!」
「そんなに急がなくても、まだまだあるからな」
食事には目がないようだ。瞬時にガブモンに戻り、アグモンから差し出されたサンドウィッチを幸せそうな顔で咀嚼する。その様子を見てゼロは笑顔を浮かべる。やはり、自分の作った料理を誰かに幸せそうに食べられるのは嬉しいようだ。
「ん? あれは.......サリーか? おーい!」
「あっ! ゼロじゃん! 今日は何してるの?」
「こいつのレベル上げ。丁度そこで飯食ってるけど、食べるか?」
「もちろん!」
偶然、サリーと出会ったゼロはサリーを食事に誘い、アグモンとガブモンの居る場所に戻った。
二人が戻ると、アグモンとガブモンは気持ち良さそうに寝ていた。しかも、サンドウィッチを入れたバスケットの中を空にしてだ。
これには二人も苦笑するが、ゼロは二匹を【休眠】で指輪の中に戻してサリーにストレージに残しておいたサンドウィッチを渡す。
「ほれ、今日は空飛び豚のカツサンドだな」
「......それって赤かったりする?」
「ああ、赤い豚だったな」
「それって紅のぶ「カンのいいガキは嫌いだよ」.......」
「とにかく食べろよ」
「.......うん」
微妙な空気になってしまい、気軽にサンドウィッチを食べる雰囲気ではなくなってしまった。
どうしたもんかとゼロが考えていると、二人の近くに青髪のプレイヤーがやって来た。
それを見たゼロはニヤリと笑いメニューを開き出した。
「やあ、そこのお嬢さん方。」
「なんですか?」
「いや、レベル上げをと思いここに来たのですが、そしたら貴方方がいたもので.....。良かったらご一緒にいかがですか?」
「そうですね......今回は遠慮させて頂きます」
そう言ってサリーは断るが、青髪は諦めない。ぐいぐいと押していく。その勢いにサリーもタジタジになっていく。
「さあ、一緒に行きましょう。パーティーの方もご一緒に!」
「お断りします」
「お、お前はっ!?」
「先日はどうも」
「ヒ、ヒイイイイイイイイ!!」
ゼロの顔を見た途端、青髪は奇声を上げ走り去っていった。
それを見たサリーは呆然としたが、すぐさまゼロの方を見る。
そこには.....
「なんで女装してんの!?」
「あいつを驚かそうと思ってな」
「そ、そう。それにしても......似合ってるよね。女装。」
「そうか?」
「うん。ぱっと見、色白白髪の綺麗というか可愛いって感じの華奢な少女だね。十人中十人が振り向くような美少女──」
「それ以上はやめてくれ。なんか.......辛い」
「分かった.....」
またも空気が沈んだが、サリーがこの空気を何とかしようと口を開く。
「さ、さっきの人とは前にも会ったことがあるの?」
「あ、ああ。前に罰ゲームを受けただろ? その時にちょっとな」
「そうなんだ」
「全くだ。あいつにしろ、あの三人組にしろナンパしすぎだろ」
「? あの三人組って?」
ゼロはメイプルとのデートの事を話す。その話を聞いたサリーはかなり怒っていた。それに同調するようにゼロも怒り出す。
「なんでこう、痴漢やらナンパやら多いのかねぇ!」
「メイプルは可愛いよ! でも、多くないか!? 電車では痴漢しようと寄って来るし、モールでも痴漢やナンパが大量発生! 全部阻止したよ!? けど、最後の最後であんな力づくで来たからもう噴火しちゃったよ! 今までの怒りも含めて噴火しちゃったよ!」
「ああ!もうムカついてきた! 行くよ、ゼロ!」
「おう!」
ゼロとサリーはその場の勢いで突っ走っていく。目的地がどこなのか分からないままスキルまで使い走っていく二人。
ただこの怒りを鎮めるために.....
「「ここはどこなんだ(なの)ーーーーーーー!!」」
そこには見渡す限り花、花、花。色とりどりの花が咲き乱れ、空飛ぶ小人が二人の周りをふわふわと飛んでいる。
すると、二人の青年がこちらにやって来た。
「やあ、君達は混乱していると思うが、私の話を聞いて欲しい」
白髪の青年が二人に話しかけて来た。それでゼロとサリーはこの状況について相談する。
「クエストか?」
「多分そうだと思う。まあ、とりあえずこの人達に付いて行くことにしよう」
「そうだな」
「それで、話は纏まったか?」
すると、もう一人の金髪の青年が二人に尋ねる。それに、二人は返事をすると、二人は満足そうに頷く。
「今、ここは一人の王によって支配されている。その王の名はオベイロン、偽物の王さ」
「偽物の王?」
「そう。オベイロンは本当の王を幽閉し、民を洗脳して王となった。まあ、その王は今封印を解いてこの場に居るんだけどね」
「え!? ということは....」
「そう、この
金髪の青年──ギルが前に出てそう宣言する。それに続いて白髪の青年も前に出て言う。
「君達にはオベイロンを倒し、この妖精郷に平穏をもたらして欲しい」
すると、ゼロとサリーの前にウィンドウが発生する。
クエスト『慈悲深き聖騎士』
OK CANCEL
「こうなったら...」
「やるしかなよね」
そう言って、OKボタンを押す二人。
「よーし、それじゃあ一旦私達の基地に案内しよう」
「この
「へーい」
「ゼロ! もっとシャキッとしなよ!」
「お前は俺のオカンか!?」
「ハハハ! 君達は仲がいいね」
「.......おい!
和気藹々と歩いて行く四人。その様子を見て周りの妖精達は笑い合う。
「やっと王様笑ったね」
「マーリン様も作り笑いじゃなくて本当に笑ってる」
「あの人達が来てくれて良かったね」
「ようこそ、ここが私達の秘密基地さ!」
「早速作戦会議だ。早く席に座れゼロ、サリーよ」
「分かった」
二人が椅子に座ると、ギルが指を鳴らした。すると、机の上に金色の穴が出現し、何かの図らしき物を出した。
二人がそれに驚いていると、次々と似たような物が出てくる。
「あの.....これは?」
「オベイロンの居る塔の見取り図だ。これを参考にして作戦を作る」
「何故そんなものを?」
「ハッ、元々は
「....お、王様ってスゲー」
「....そうだね」
こうして始まった作戦会議。
時には喧嘩し....
「あっ!それ私のクッキー!」
「ハッハッハ! 君のクッキーという証拠はどこにある? 名前でも書いているのかい?」
「グッ!」
「まあまあ、まだ沢山あるから」
時には実力行使で.....
「てめぇ、ふざけんなよ! まだケーキ残ってるじゃねえか!」
「ハッ、この
「料理を粗末にする奴は許せん! 表出ろ!」
「フハハハハ! いいだろう、かかってこいゼロ!」
「ストップストーップ!」
時には話し合いで....
「どうしてゼロはいつもそうなのかな?」
「はい....すみません」
「駅前に新しく出来たお店の一番高いパフェね」
「はい....」
と、時には....
「ん〜....ここだっ!」
「残念! そこは罠だ! マーリン!」
「なっ!」
「ゼロっ!
「いいだろう。無敗のボードゲーム王と言われたこの俺が相手だ!」
あれ?作戦会議してなくね?
「そんな訳無かろう作者よ。この
え? なんか....すみません。って王様メタい!
「話を戻すぞ。今回の作戦はゼロ、サリー、マーリンが塔に侵入する。
「オベイロンの元に着いたらそのまま戦闘だ。道中不備が起きた場合の対処はこの通り、各隊の将軍はこれをみんなに伝えておいてくれ。あと、裏切り者やスパイのリストはこれだ。役立ててくれ」
「他に何かある者は居るかい?......居ないようだね。作戦実行は明日の昼だ。それまで英気を養ってくれたまえ」
マーリンがそう言うとこの部屋に居た妖精達は退室していく。このまま自身の隊に作戦を伝えに行くのだろう。
残ったのはゼロとサリー、ギルにマーリンだけだった。
「後はオベイロンを倒すだけだ。明日に向けてもう休もうか」
「そうだなn──」
ドゴオオオオオオオオオオオオン!!
部屋に爆音が響いた。
「──何だ!?」
「分からない! しかし、只事ではないようだ!」
「とりあえず外に出よう!」
サリーの一言で四人は外に出る。そこには、この基地を包囲している妖精達だった。
「王よ、何事ですか!?」
「オベイロンからの攻撃だ! 至急武装し、迎撃に向かえ!」
「はっ」
ギルは部下に支持しているようだ。
一方ゼロ達は.....
「【龍変化】っ! 乗れ! その方が速い!」
「分かった!」
「まさかドラゴンに乗ることになるとは思わなかったよ!」
前線に向かっていた。黒龍と化したゼロはサリーとマーリンを背に乗せて空を飛ぶ。もちろん、その最中に攻撃も忘れない。ゼロが炎を吹き、サリーが風の刃を放つ。反撃されるが、それはマーリンが花に変える。
「【覚醒】! アグモン、ガブモン進化だ!」
「オッケー!」
「任せろ」
「なっ! 伝説の聖獣じゃないか! 何故ゼロくんが召喚したんだい!?」
呼び出されたアグモンとガブモンは強い光に包まれる。光が治まるとそこには、 ウォーグレイモンとメタルガルルモンが居た。
「下の奴らを殲滅だ! 北と東は任せた! 俺達はここら辺を殺る!」
「分かったぜ!」
「了解」
二匹は北と東に飛んで行った。少しした後、爆発音が聞こえたのでもう始めたのだろう。
ゼロ達はそのまま空から殲滅していく。
「どデカいのいくぞっ!」
「ゼロくん、何故君が聖獣を召喚したのかは今は聞かない。けど、後で話してもらうよ。っと!」
ゼロが通常より二倍は大きい火球を放つ。すると、マーリンが杖を振るうと、花の道が出来た。
「君達は先にオベイロンの元に行ってくれ! ここは私達に任せてくれ!......とか一度は言ってみたかったんだよね」
「分かった! けど、あいつらはそっちに預けようか?」
「いや、連れて行ってくれ。君達は全力でオベイロンを倒してくれ」
「......そっちは任せたぞ! ウォーグレイモン、メタルガルルモン! 終わったらこっちに来てくれ!」
「もう終わってる」
「はやっ! ちなみに君達レベルはいくつ?」
「俺はレベル17」
「15」
「す、すごい......」
「っ【龍変化】が切れる。サリー降りて」
「え、あ、ああ」
ゼロが光に包まれると、元の人間の姿に戻る。が、そのまま話をの道を走っていく。
「もうすぐだ!」
「ゼロ、このまま突っ込むの?」
「もちろん!」
「へえ、なら簡単だ!」
そう言ってサリーはニヤリと笑う。
そして、とうとうオベイロンの住まう塔が見えてきた。
ゼロくんは自分から女装するようになったようです。
ああ、私は悲しい。ポロロン
「なわけねーだろ」
なっ、いつの間に背後に!?
「とりあえず逝っとけ」
ぎゃあああああああああ!!!
ゼロくんの今後
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スキルをばんばんゲットしていく
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イチャイチャ
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ストーリー進めろや
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番外編