見滝原市という縄張りを得る為に魔法少女は全員始末するRTAはーじまーるよー。
前回は無事マミさんを亡き者に出来たので、次の目的はモブ魔女を倒してグリーフシードと経験値を集めつつ、適当なタイミングで杏子と遭遇することです。
杏子は日中ランダムな場所に現れるので、狙って遭遇するのは面倒ですが、大抵は向こうからコンタクトを取ってくるので遭遇しそこねるということはないでしょう。
そんなわけで杏子と遭遇するまでまた倍速です。
その間に取得すべきスキルについて解説していきます。
一つは《決死の一撃》です、前回も利用した自身の全てを魔力に変換して自爆する大技です。
これはオクタヴィア戦で早速役に立ってくれるので、可能な限り優先して取得しましょう。
続いて《魔力掌握》、これはバフや《魔力譲渡》、《活性化》など他者に魔力によるラインが繋がっている場合のみ使うことができるスキルとなっており、繋がった相手の魔力をコントロールすることができるスキルです、これを使っている間は自身の持つスキル等を使わせることができます、なので今じゃ、パワーをメテオに!ごっこができたり、他者の魔力で強力な魔法を使うこともできます。
更に続いて《傀儡魔法》、これも同じく魔力によるラインがつながっている相手の肉体をコントロールすることができる外道スキルです、盾にするもよし囮にするもよしの卑の意志をビンビンに感じる素敵魔法です。
どれも魔力消費が激しいので、これらの取得が完了した時点で全てのポイントは魔力に振って行くことになります。
ちなみにオクタヴィア戦で使うのは《魔力掌握》と《決死の一撃》のみです、《傀儡魔法》は最終決戦までに取得できていれば問題ありません。
なんて話をしていたら魔力反応が接近してきますね、十中八九杏子です。
「よう、あんたが新しくこの街に来たっていう魔法少女でいいのか?」
そうだよ(肯定)。
さやかから陳宮ちゃんがマミさんを頃したことがバレていると思うので、かなりこちらを警戒してきていますが、こちらから敵意を向けなければ襲ってくることは滅多にありません。
「あんたがマミを殺したって聞いたんだが、そりゃ本当か?」
語弊がありますが、まあ凡そそうですね(適当)。
氏なないためには必要なことでした、私は弱いので(強調)。
あれも生き残りつつ一般人を確実に逃がすために必要なことでした。
基本的には嘘は言わないように、ただしありのままの真実も伝えないように程々の関係を続けるのが、別に仲良くなるわけでもないときの杏子との付き合い方の基本です。
お互い適度な距離をとってビジネスライクな関係を築いていきましょう。
所で近くに魔女がいるみたいですけど、ひと狩りどうすか。
「あん?言っとくけどグリーフシードはやらねぇぞ」
今回のグリーフシードはお近づきの印に差し上げるので、気が向いたらこっちの狩りを手伝ってください。
と言っても、手伝ってもらうのはオクタヴィアくらいなんですけどね。
モブ魔女はストーリーに関わってくる魔女と違って陳宮ちゃん一人でも倒せるレベルなのでどうとでもなります、逆にストーリーに関わってくる魔女は陳宮ちゃん単独での討伐はほぼほぼ不可能と言えるでしょう、ちょっと防御力高すぎんよ〜。
グリーフシードを大量に用意して時間をかければ倒せなくもないですが、RTA的に非効率的なんてもんじゃないので使えるもんは使います。
オクタヴィア戦を手伝うという建前で近くにいる為に最低限の好感度は必要になるので、可能なら一緒に行きたいですね。
「ふーん……まあそう言うならいいよ、案内しな」
ありがとナス!それではこちら、本日最後の物件となっておりますので。
いやー、今日の分を狩り尽くす前に来てくれてよかったですねぇ、明日以降また会えるかわかりませんでしたし。
魔女戦が始まったら陳宮ちゃんは使い魔の掃除をしつつ、杏子にバフを配って見学していましょう。
だいぶ魔力も伸ばしている陳宮ちゃんからすればこの程度の出費は屁でもありません。
「ずいぶん戦いやすかったな……あんた、何を願ってその力を得たんだ?」
能力バフを手に入れられる願いはいくつかあります、「他人を守りたい(防御バフor防御系魔法)」「皆の力になりたい(攻撃バフ)」「他人をうまく使いたい(全能力バフ)」などが一般的です。
つまり陳宮ちゃんの願いは「他人をうまく使いたい」、他人のためではなく一から十まで自分のための願いですね。
その結果他人を強化し、自分は前線に居つつも魔女は他人に任せる軍師系魔法少女が生まれたわけですねぇ。
他の人は安全に魔女が倒せる、私はお礼にグリーフシードを貰う、ウィンウィンですねぇ!
「なるほど、あたしにゃ合わないけど、そりゃ合理的だわ」
最初は呆れたような感じでしたが、最終的には笑ってくれました、好感度は平気そうですね。
杏子的には、自分のためと言いつつも、他者の助けにもなっているため中々好感を持ってくれます、チョロいぜ。
「そんじゃ、こんど魔女と戦うときにはまた呼ばせてもらうわ」
おっ待てい、利用するだけじゃなくてちゃんと利用料払ってくれよな〜頼むよ〜。
わかってるって、と言いながら杏子は去って行きました。
まあ次にもらう対価は命なんですけどね。
さて、あとはさやかが魔女化するまでまたモブ魔女狩りの時間が続くのでベェ速だ。
なんで等速に戻す必要があるんですか?
おや、あれはまどかですね……さやかが魔法少女になってしまって、一緒にいる時間が減ってしまって落ち込んでいるみたいですね。
ふむ……周囲に魔力反応無しという事は、ほむらは近くにいないみたいですね。
魔力が高くなると周囲の魔力反応を感知することができるようになったり、その範囲が広がるので魔女探しや魔法少女探しが楽になるので、通常プレイでもそれなりに上げると楽ですね。
で、女子中学生がこんな時間にこんな場所で何してるんですかね?
「あ、あの時の……」
シナリオの進行的にはそろそろソウルジェムの真実に至る頃ではあるので、誰かしら原作キャラと接触出来ていると進行度がわかるので時報代わりに丁度いいです。
特にまどかはほぼすべての魔法少女と関係を持っているので、把握がしやすくなります。
「あのね、さやかちゃん……あ、あの時一緒にいた女の子が魔法少女になったんだけど、別の魔法少女と喧嘩になっちゃって……」
ふむふむ……となるとおおよそ5話から6話くらいですかね、魔法少女の真実を知らないということは、まだ6話の途中と言ったところでしょうかね。
魔法少女は命を懸けて戦う存在ですから、ソウルジェムの輝きはそのまま生命の輝きですからね、個人的には佐倉杏子の意見の方に同意ですかねぇ、慈善事業じゃねぇんですわ。
「あなたは……どんな願いで魔法少女になったの……?」
他人を使って楽して魔女を倒したいですね(畜生)。
とストレートに伝えるわけにも行かないので、他者の強化を望んだことにしましょう。
自分も他人も安全に魔女を倒して、グリーフシードを安全に回収できれば長生きできますから。
「そうなんだ……魔女と戦うのは、怖くないの?」
(怖くは)無いです。
いつか氏ぬことに変わりはないですし、戦わねばそれはそれで(グリーフシードになって)氏が待つだけですからね。
もし誰かを救いたいと望むなら、力を持たねば説得力がありません、力なき主張は何も成し得ませんから。
と適当に契約することを暗に促しておきましょう。
ゆくゆくは契約してもらわねばならないので。
「ああまどか、ここに居たんだね」
なんて話をしてたらキュゥべえがやって来ました。
という事は丁度ソウルジェムの真実を知るところですかね?
「大変なんだ、さやかと杏子がまた戦おうとしているんだ」
やっぱりな♂
良ければ二人のところまで連れて行きましょうか?
「う、うん、お願い!」
ではまどかをおんぶして肩にはキュゥべえを乗せて移動するとしましょう。
魔法少女パゥワーによって女の子一人くらいは軽々担げるので安心!
ビルの上をピョンピョン飛び跳ねて移動しているのでまどかは固く目を瞑って抱きついてきます、あぁ〜いいっすねぇ。
とまあ陳宮ちゃんタクシーは無事二人のもとにたどり着きました。
もうお空飛んでないから降りてどうぞ。
「あ、ありがとう」
「まどか……それにあんたは!」
さやかからは随分と目の敵にされてますね……まあ目の前でマミさんを爆氏させてるので当たり前といえば当たり前ですが。
まあこの場では私は部外者なので特に何もありません、ぶっちゃけまどかの配送を終えた時点で後はキュゥべえからの説明さえ聞ければ何でもいいです。
「あんたもアタシのやり方に文句あるってか?」
いや別に……(淡白)
たまたままどかを見かけたので持ってきただけですから。
部外者がここに一人居ますが、何もしなければ後はまどかがさやかをトラックにボッシュートしてくれるので、キュゥべえからの説明を聞いたら後は用はないです、帰って寝ましょう。
「待ちな」
ちなみにこのイベントに立ちあうと、かなりの高確率で杏子に呼び止められます。
杏子との会話自体は回収しなくてもいいイベントなのでロスなのですが、発生してしまったものは仕方がありません、付き合いましょう。
ちなみにシカトするという選択肢はありません、杏子がしつこく追いすがってくるので結局話すハメになってロスが増えます。
「あんた、キュゥべえの説明聞いても顔色変えてなかったよな、あんたはこの事知ってたのか?」
んにゃぴ……やっぱり、話しても理解してもらえないですから。
それにさやかには真実を話さずに契約してもらわないと、杏子を呼び寄せて抹札するのが面倒くさいじゃないですか(畜生)。
ちなみに【私の縄張り】の取得条件は『見滝原市の魔法少女が主人公だけになる』なのでさやか達が契約さえしなければほむら、マミさん、杏子の三人だけ始末すれば取得できます、今回は別の目的があるので全員始末しますけどね。
「まあ、確かにいきなり見ず知らずのやつに言われたって信じるわきゃない、か……」
自分も今、目の前であんなことがあったのに信じきれていないことからか、納得してくれるのですぐに開放されます、さっさと帰って寝ましょう。
あと数日もすればこの街に人魚の魔女が現れるのでその準備もしなきゃいけませんからね(にっこり)
というわけで準備中は甥の木村、加速します。
てなわけで、無事人魚の魔女が誕生しました!
ハッピーバースデー・トゥー・ユー!
魔力反応を頼りに杏子がさやかの抜け殻を保管している場所まで向かいましょう。
お、いましたいました、一応グリーフシード持ってきてあげましたぜ。
「あんたか……なあ、あんたならこいつの戻し方とか知らねぇか?」
杏子が一縷の望みに縋るように訪ねてきますが、残念ながら戻す方法はありません、首を横に振りましょう。
だいぶソウルジェムも濁ってらっしゃるので綺麗にしてさし上げましょう、なに、旅立ちのための餞別ですよ。
「そうか……いや、これでスッキリしたよ」
覚悟決めろ?もはや……戻れる
杏子に会いに来て発破をかけることで若干ですが人魚の魔女戦の発生が早まります、必ず声をかけに来ましょう。
ちなみにまどかには全く声をかけてないのに何故か早く来ます、フラグ管理はすべて杏子に頼っているようですね。
この後はアニメの流れそのままに、まどかの声も杏子の思いも届かずついに倒すことを覚悟してくれます、良う言うた!それでこそ男や!
「なあ、マミと同じ方法ってあたしにも使えるか?」
杏子はすでに覚悟ガンギマリなので、こちらから何をするでもなくこうして自爆を提案してくれます。
使えば確実に氏ぬことを伝えたとしても、彼女が引き下がることはありません。
魔法少女の真実や、さやかに起こった出来事、様々なことが起こりすぎていくら杏子でももはや悲しみがキャパオーバーしているのでやけっぱちになっています。
「アイツだって、望まず魔女になっちまってさ、それでしかも逝く時まで一人ぼっちだなんて、そんなの寂しいだろ?死出の旅路だ、いっちょ派手に頼むぜ」
友達思いな杏子の姿に涙がで、出ますよ……(嘘泣き)
ちなみに、他者を自爆させる事が出来たり魔力暴走させたり出来る事が知られていない場合は、普通に説得して一緒に人魚の魔女を討伐して杏子を生存させることも可能です。
もちろん今回は条件満たしてませんし、たとえ満たしてたとしてもしませんが。
では、杏子が普通に戦って時間を稼いでいるうちに準備にとりかかるとしましょう。
まずは《活性化》で杏子の魂から魔力を強制的に捻出し、更に《魔力掌握》を使って《決死の一撃》を杏子の魔力で行使して自爆させます。
今回は魔力掌握と決死の一撃があるおかげで、前回マミさんを自爆させた時とは比べ物にならない威力の大爆発が起こり、人魚の魔女と杏子共に木っ端微塵に爆☆殺!
これで称号【人魚の魔女】と【献身】獲得です。
え?【献身】は決死の一撃で敵を倒したらもらえるトロフィーだろって……?
そうだよ(肯定)
自爆したのは杏子ですし、その魔力も杏子の物ですが、そのスキルを発動させたのは《魔力掌握》を使っていた陳宮ちゃんです、つまり判定としては陳宮ちゃんが使ったことになります。
これのおかげで周回数を一回減らせたんですよね〜君の犠牲は無駄にはしないよ杏子君!フハハハハァァ!
そんなわけで気分もいいので今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
「こちらにいましたか」
さやかの体を維持するために魔力を注いでいると、つい最近聞いたばかりの声が聞こえてきた。
振り返ればやっぱりミヤコの奴が立っていた、手にはグリーフシードを持っていて、どうやらアタシにくれるらしい。
「なあ、あんたならこいつの戻し方とか知らねぇか?」
藁にもすがる思いだった、魔法少女の真実について知っているこいつなら、もしかしたら、そんな淡い期待。
「いえ、残念ながら……そうなってから元に戻った魔法少女を私は知りません」
首を振りながらそう答え、すみませんと謝罪まで入れてくる。
まあ、わかってはいたんだ、こうなれば助からないだろうなんてことは。
もうアイツの魂はグリーフシードに、魔女に変化しちまった。
希望を願えば同じだけ絶望が振りまかれる、世界は常にバランスをとっている、いつぞやにあたしが言ったそのとおりだった。
だが、これでスッキリした。
「彼女を殺す覚悟は。決まりましたか?」
「殺すんじゃねぇ、止めてやるんだよ、アイツは正義の魔法少女なんてもんをバカ真面目に目指してやがった、そんな奴が魔女になって絶望を振りまく悪になろうとしてるんだ、殴ってでも止めてやるんだ」
「……そうですか」
あぁ、そうだ。
アイツが取り返しのつかねぇことになっちまう前に止めてやらなきゃいけねぇんだ。
「くそっ!まどかの声も届かねぇのかよ!」
アイツの親友だったまどかの声も届かねぇ、それどころか構わずまどかにまで攻撃しやがる!
本当に、どうやっても助けられないのかよ……
いつか、時が来ればアタシもこうなっちまうのか?
その時は誰が止めに来る?
暁美ほむらか?それともミヤコか?
暁美ほむらなら多分躊躇いなく、ひと思いに殺してくれるとは思うが、ミヤコならどうだろう。
そもそも一人で魔女も倒せないような奴で、クールぶってるけど他人の心配をしたりおせっかい焼きで、そのくせ
アタシのせいでこいつも死ぬのか?
そうなるくらいならいっそ……
「正気ですか?確実に死にますよ」
そんな事わかっている、たった一人で死ぬのが寂しいだろうって思いも本当だが、それ以上に自分の最期を考えるのが怖いんだ。
きっとアタシもたった独りで魔女になって、誰かに倒されるんだろう。
それが遅いか早いか、独りか二人かの違いでしかない。
こいつにその役目を押し付けちまうのは申し訳ないと思う、だけどこんなことを頼めるのもコイツしか居なかった。
「悪いな、こんな事押し付けちまって」
「気にしないで下さい、慣れてますから」
慣れてる、か……
コイツは何人の魔法少女を見送ってきたんだろうな。
なんだよ、アタシよりよっぽどコイツの方が強いじゃんか。
「独りぼっちは、寂しいもんな」
「……」
「いいよ、一緒にいてやるよ」
体の内から魔力が溢れてくるのがわかる。
不思議と、恐怖心はなかった。
「さようなら、佐倉杏子、美樹さやか──」
これからも週一くらいで更新していきたいので失踪します。
本当はもっとちゃんと杏子ちゃんの内心を書きたかったけど、文字数がだいぶ増えちゃってたので、だいぶ削りました、悲しい。
「さようなら、佐倉杏子、美樹さやか──あなた達は大いに役立ってくれました」
「君も、随分とひどいことをするね、友達の死を利用して魔法少女を始末しようだなんて」
「これほど魔女が多い街です、長生きするには是非とも欲しい縄張りですからね、縄張りにしたら後は適当に契約させて手駒を用意できれば安泰です」
「まあ、僕らとしては余計な魔女の排除に、魔法少女契約の促進をしてくれるなら万々歳だ、でもあまりやり過ぎるのは勘弁して欲しいかな、魔女化する時が一番収穫が多いんだ」
「ふむ……グリーフシードも手に入ることですし、検討はしておきましょう」
というわけで失踪します。