ハイスクール・フリート〜空の覇者〜   作:たはまらたはまさまたらた

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次話も鋭意製作中です。投稿遅れてすみません


ずいかく出港

任命式と軍艦旗掲揚が行われ遂にずいかくに乗り込んだ。半年ぶりだ。

「副長、各部状況知らせ」

「了解、『各部状況知らせ』」

『機関科、原子炉内圧力安定、温度ともに正常。蒸気タービン、補助エンジン、スラスターすべて異状なし、ダメージコントロールシステムチェック完了、全安全装置異状なし。出港準備完了』

『砲雷科、第一砲塔から第十砲塔まで異状なし。各誘導弾異状なし、機関砲異状なし。出港準備完了』

『航空科、飛行船異状なし。搭載武装異状なし。出港準備完了』

『船務科、アイアースシステム異状なし、リンク21異状なし、多目的レーダー異状なし、通信は良好、航空管制システム異状なし。出港準備完了』

『航海科、操舵システムに異状なし、航路選定済み、周囲危険なし、本日の天気絶好の航海日和なり。出港準備完了』

『補給科、食料積み込み済み、調理器具異状なし、いつでも作れます。出港準備完了!』

『衛生科、医療器具に異状なし、AEDも異常なし。出港準備完了』

「艦長、出港準備完了。いつでもいけます」

「今回は私自ら言おう。無線を」

「『諸君、艦隊司令の谷風だ。これから君たちとは苦楽を共にすることになる。どうか君達には誇りを持って任務に当たることを期待する。これを持って訓示とする』出港用意」

『出港よ〜い、出港ラッパ鳴らせ』

出港ラッパが大きく響き日本最大の船体が動き出した。多くの人が保安隊の出港を見まもる中汽笛を鳴らし出港したのだ。

「帽フレー」

真っ白な帽子をふって行く。

「艦長日程は確か外洋で訓練を行って救難信号や応援要請の際は駆けつける形でいいんですか?」

「ただし何があるかは分からん。もちろん不審船がいたら警告し警告に従わないわない場合は艦砲射撃で沈めて構わん」

「了解」

 

 

 

 

 

 

当直のみがいる艦橋でゆっくりと紅茶を飲んでいると

『艦長、応援要請です!場所はオーシャンモール四国沖店より東方10マイル、無線ぎりぎり繋がります。繋ぎますか?』

『つないでくれ』

『こちら海上保安隊。そちらの所属と状況を報告せよ』

『こちら呉海洋学校所属、航洋艦不知火。海賊と思われる武装集団に攻撃を受け現在追撃を躱しつつ街から引き離していますが恐らくそんなに持ちません、うっ!現在被弾状況は敵の対戦車ロケットランチャー等を被弾、機関砲で応戦するも数が多く主砲は弾数がありません。現状負傷者12名戦死者2名至急救援を!』

『こちらも救援に向かうが周囲のブルーマーメイドやホワイトドルフィンにも連絡したか?』

『連絡しましたが一番近くで対応できる戦力を持つ艦隊は海上保安隊だけだと』

『分かった、敵の武装は?』

『中型の漁船に見せた軍艦です。武装こそ表向きに積んでませんが艦橋に機関砲撃ち込みましたが弾かれました。あれは!みんな伏せて!』

大きい爆発音の後に無線から声はしなくなった。

「直ちに対艦誘導弾と誘導爆弾を積んだを持った飛行船を発艦させろ。重量があるため恐らく通常の垂直離陸はできない、カタパルトを使え」

副長が即時に指示を出し船の速度が上がっていく、横を見ると武装を搭載したハイブリッド飛行船がカタパルトで射出されるという珍妙な光景が広がっていた。この艦隊自体は攻撃範囲までは後6時間、現場到着は12時間後だろうか。

飛行船は射程範囲まで約1時間、現場到着は3時間後。なかなか長い。

「総員戦闘配置につけ!対空、対戦、対水上警戒を怠るな。副長、航空隊からは?」

『攻撃隊IFFに反応は?』

『電波がとぎれとぎれです。レーダーには反応がありますが他のものと比べても大きさは小さくやはりいつ映らなくなってもおかしくありません』

「最悪船沈められてるな。遺体袋用意するように」

「了解」

それから約3時間が経過し連絡が来た。

「司令、航空隊より入電、読み上げます。不知火の残骸と思われるものを発見。生存者は見当たらず死体多し。回収を開始する。だそうです」

「あと九時間はしないと海域にはつかない。遺体袋を多めに用意。報告書も作るように」

「了解しました。それからこんな時に言うことじゃないですけど海上安全委員会からブルーマーメイドフェスタに出るように要請が来てるそうです」

「こんな時に全く、出ると返事しろ」

「了解」

 

 

 

 

 

 

 

「これは酷いな、あたり一面油と残骸で埋まってる。肝心の武装勢力はいないし最悪だ。副長は遺体見たか?あれはかなりでかい機関砲をくらったあとだ。多分艦橋を狙い撃ちしたあと何かしらの方法で沈めたんだろうが」

「見た感じ内部で物を爆発させた感じらしいです」

「取り敢えず到着したブルーマーメイドと協力して残骸の回収をするか」

「それからあちらに乗り切らない遺体を持って一旦呉に寄港します」

「宜しい、遺族の方にも報告しないとな」

「そうですね、空砲も用意しておきますか?」

「そうだな、こちらで葬儀をすることになる事になるからそこらへんの手続も頼む」

「分かりました」

 

「入港よーい」

タグボートに押されて港に着岸するともやい綱を投げて船を停泊させる。

「副長以下当直以外の船員下船準備完了しました」

「宜しい、遺体はちゃんと棺に入れたな?」

「はい」

「棺桶を運ぶのは船につんである車を使え、行くぞ」

「下船開始」

港にはたくさんの不知火乗員の親族が立っていた。




誤字脱字、感想等お待ちしています

人を殺させるなら誰?

  • 宗谷ましろ
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