ハイスクール・フリート〜空の覇者〜 作:たはまらたはまさまたらた
タラップを降りると通報を聞きつけた不知火クルーの遺族達が集まっていた。
「こんにちは、海上保安隊の谷風です」
「私は不知火艦長の母です。あの娘は?」
不安そうにしながら聞いてきた。
「不知火乗員は民間人への被害を抑えるというブルーマーメイドとしての職務を全うし四国沖にて………戦死しました」
目の前で一瞬彼女の母親が硬直したあと気を失った。倒れる前に抱きかかえ呉海洋学校の校医に預けた。
「顔の確認はしますか?」
聞くと何人かの遺族が手を上げたので現在遺体を安置しているところまで案内する。一番形の残っているものは体に小銃弾を数発受けており腕吹き飛んでいる遺体もあり妹と思われる小さい子には立ち入りはご遠慮頂いた。
葬儀は盛大に執り行われ武装勢力の掃討作戦が実施されることになった。そして初の海上保安隊に対して海上保安行動が発令された。文面で言うと有事の際日本国及び日本国民を守るため必要最小限の武力行使を行うこととされているが実際は海上保安隊が全戦力を持って日本への害意を叩き潰すことを意味する。
武装勢力の潜伏場所は太平洋上にある廃棄されたフロート、作戦名は遺憾の意。以降日本が遺憾の意を発表するとその国が焦土と化すというデマが流れたのはまた別の話。
太平洋上
「艦長、あと十分で敵艦射程範囲に入ります」
「宜しい各艦に通達、対水上戦闘用意」
『対水上戦闘用意!』
「全艦戦闘準備完了、敵射程範囲に入りました」
「対艦誘導弾攻撃始め」
『対艦誘導弾攻撃始め』
艦橋から見ても分かるが次々に対艦ミサイルが発射されていく。
『第一射8発全弾命中。敵残存艦艇3』
「艦長どうします?これ以降は主砲での対処を具申しますが」
「宜しい、以降は主砲で対処せよ。フロートに対しては対地誘導弾を使用」
「了解、対地誘導弾攻撃始め」
護衛の駆逐艦3隻から一発づつ飛んでいく。「一発で大型のコンクリート製建築物を吹き飛ばすだけの威力がある対地ミサイルが3発だ。海賊のオンボロフロートなんて一瞬で海の藻屑だろうな。ザマァ見ろ」
「艦長なにか言いました?」
「いや何も言っていないが?」
「そうですか、主砲射程圏内です」
「主砲撃ち方はじめ」
『CIC指示の目標、主砲撃ちーかたー始め』
夜の闇に連続して火の花が咲く。艦橋の誰かがキレイと呟いた。たしかにそれは幻想的ですらあった。しかしいま戦闘中、やっているのは殺人行為である。しかし誰一人としてそれを気にする者はいない。そうなる様に教育したのは自分だが彼女達はもう普通の女子高生に離れないだろう。その後対地ミサイルの命中も確認され西日本を荒らしていた海賊は全滅。映像は一部が公開された。その後野党からはやりすぎ等の意見も出たが帰還した際は大歓声で迎えられ予算も増額された。
そして横須賀のとあるクラブ
「どうだった、初めての実戦は?副長」
「なんというか普段からの訓練と特殊教材のおかげでこれと言って問題なくできた気がします」
「それは良かった。じゃあまた訓練かな。暫くは戦闘もないだろうし」
「あっ、そういえば艦長、気になることがあるんですけどいいですか?」
「良いよ、何?」
「航空科の子たちが言ってたんですけど飛行船格納庫を出ようとした時に格納庫の横の扉が空いてて中に見たことないものがあるって」
「それで?」
「何なんですか?私も見ましたよ。スキッパーのようにも思いましたけど違う。更にそこには飛行船に積んで使う筈の装備が置いてある」
「ここから私が言う事は独り言だ。その上で聞きたいなら聞くといい
飛行機だ、音速で空を飛ぶ物、ずいかくの本当の運用の仕方はその航空機を使用して海上の基地として動くこと。都市をまるごと吹き飛ばす爆弾だって積める」
副長は言われたことがわからないようですボウっとしていた。仕方ない、宗谷家の面々にもヘリに載せろ言ってたし明日にでも飛ばすことにした。副長に知りたければ来いとばかりに万札2枚と場所と時間を書いた紙ナプキンを渡しクラブを出る。目の前には当たり前の様にレクサスが停まっていた。乗ると発進し宗谷家向けて走り出した。
色々ありまして投稿が遅れました。定期的に投稿するなども言いながら遅れたこと深くお詫び申し上げます。
人を殺させるなら誰?
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宗谷ましろ
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岬明乃
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知名もえか
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西崎芽依
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立石志摩