ハイスクール・フリート〜空の覇者〜 作:たはまらたはまさまたらた
ブルーマーメイドフェスタの行われる横須賀女子海洋学校の門の前でチケットと手荷物のチェックを行いながら何と他国のスパイが多い事かと驚いていた。
どう考えても可笑しい思わないだろうか。金属探知機に引っかかったので連れて行って検査したら英語で怒鳴り始め出てきたのはベレッタの実銃。確信犯すぎる。ちなみに捕まったやつは次の日には釈放、手荷物は何も取り上げられなかったらしい。こんなだから舐められるのだ。前回は自称海賊に逃げられたばかりなのに。
持ってる武器も服も手入れが行き届き同じ装備の武装集団を海賊と言うかはその人次第だが。
因みに噴式推進魚雷。略して墳進魚雷はアメリカの発明品だ。誘導性能はなし。ある程度は誘導できるが水の中に入るとあとはただの魚雷だ。しかも高い。現状の日本の様に国際組織に国防を頼っているような所ではバカスカ打てるものではない。因みにどんなに豊かな国でも軍事力が無ければ鴨ネギどころか最初から鴨鍋状態だ。
「谷風さん!久しぶりです」
「知名さんですか。お久しぶりです。明乃さんも。お元気でしたか?」
「「チケットありがとうございます」」
「気にしなくて大丈夫ですよ。
ではセキュリティ検査をしますので金属製品
と手荷物をこちらへ。銃器類は預り証を発行するのでするのでこちらへ」
その後明乃さんには預り証を渡し二人は仲良く中に入っていった。
「谷風君、元気かね?」
「委員長!お体は大丈夫なんですか!」
「どいつもこいつも私を老人扱いしおって。身体のどこも悪くないわい」
「ならいいですけど。なぜこちらへ?」
「何、宗谷君に会いに来たのだよ」
「そうでしたか、屋木1等保査こちらの方を本部テントまでお連れしろ」
「了解しました!こちらへどうぞ」
門の前で暇を持て余しているとコートを羽織った初老の男性が近づいてきて制服のポケットに紙を入れていった。開いてみると至急市ヶ谷に来いということだった。近くにいた部下に支持を出し副長に無線で指揮権を委譲してから急いで停めておいたフェアレディZに飛び乗り速度制限ギリギリでとばす。海上安全委員会の本部がある旧大本営の駐車場にそのままツッコミギリギリで車を止め会議室に入った。
「随分なご登場の仕方だな谷風君」
「いきなり呼び出したのはそちらでは?」
「フン、これを見ろ」
手渡されのはとある男のプロフィールだった。確かとあるベンチャー企業の社長で最近急成長していたはず。他にあったのはその社長が乗るプライベート飛行船の飛行ルートと積荷の裁縫だった。すべて医薬品とかいうふざけた物だったが。
「麻薬ですか」
「その通りだ、やつは政府にも口が聞くようでね税関くらいなら朝飯前なんだろう」
「お望みはレア?ウェルダン?」
「しっかりと焼き上げてくれたまえ」
「お望みどおり食べごろになるまでしっかり焼き上げておきます」
「コチラから以上だ。ではまた」
「ええ、せいぜい身辺にお気を付けて」
「君もな」
急いでフェアレディZに戻り人気のない港の埠頭から海に突っ込む。ちなみにこの車は水陸両用に改造してある。こらそこボ○ドカーみたいとか言わない。
しばらく海上を走ったあと後ろから20式個対空誘導弾を構える。腕時計を見るとここを通過するのは約30秒後、スコープを覗き込むと既に飛行船のエンジン部分にロックオンされていた。
「良い夢を、実業家さん」
引き金を引くと飛行船目掛けて飛んでいき命中した。途中で爆発し船体がバラバラになると燃えなかった荷物が落ちてきたり怪我をしたが生き残った人間がいたりしたが荷物には爆弾を仕掛け人には口に爆弾を咥えさせて起爆したため跡形もないしブラックボックスについてはもう偽物に最初からすり替えてあるため問題ない。
「バレないうちに退散しますかね」
ぼそっと独り言を言いつつ車のエンジンを掛けなおし走って行くと前方に格納庫の開いた潜水艦が浮上していた。そのまま中に入りエンジンを切る。
「お疲れ様です。艦長」
「副長!君も仕事?」
「ええ、今さっきとある政治家の事故現場をミテしまいまして」
「そうか、この船はこのまま横須賀に?」
「いえ一度徳山によるそうです」
「そこでおろしてもらって陸路で帰るか」
「えっ!運転してくれるんですか?」
「もちろん、とばすぞ」
「じゃあ徳山ついたらなんか車内で食べられるもの買っておきますね」
「ありがとう」
「どういたしまして」
その日音もなく暗闇の水中をゆっくりと進んでいく潜水艦があった。
人を殺させるなら誰?
-
宗谷ましろ
-
岬明乃
-
知名もえか
-
西崎芽依
-
立石志摩