ハイスクール・フリート〜空の覇者〜   作:たはまらたはまさまたらた

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次話も鋭意製作中です。


特殊な教材

今日はこちらで買ったバイクに乗ってとあるとこに向かっている。いまどき珍しい陸上、しかも山の中にある施設。大日本帝国陸軍総軍防疫給水部本部だ。駐車場にバイクを止めて警備兵に身分証明書を出すとすぐに中に入れてくれた。

「どうも、本部長の大石です」

「海上安全委員会から来た谷風です」

「本日はどんなご用件で?」

「わかっているでしょう?昨日ご連絡したあれです」

「本当に次回海賊が捕まったら引き渡してくれるですね」

「私は嘘は基本的につきません。捕獲でき次第納入します」

「そこまで言うならお渡ししましょう。届け先は海上保安隊本部でいいですか?」

「よろしくお願いします」

話が終わりまたバイクに乗って今度は山を下る。横須賀の辺りを走っている時だった。適当に昼食でも取ろうとバイクを降りて歩いていたのだが何人かが集まって人だかりが出来ていた。見てみると何名かの男が二人の少女に迫っている所だった。一人の男がナイフを持っているため迂闊には近づけないのが現状だろうか。

電話を出して連絡しようとした時パンッと軽い銃声が響いた。急いでみてみると守られていた少女が一人の男に向かって発砲したようだった。使っているのはブルーマーメイド正式採用銃ワルサーPPK、ドイツで警察用に作られた物だ。走ってそちらに向かう。まずサーベルで社会不適合者を峰打ちして気絶させ次に銃を握ったまま震えているツインテールの少女の手からPPKを取る。取り敢えず社会不適合者の皆さんは手錠をかけてそこら辺に転がし少女から話を聞くことにした。海上保安隊である以上警察権もあるのだ。

「取り敢えず何があったか教えてもらえる?」

「貴方は?」

もう一人の少女から警戒の目で見られる。仕方ないのでバッグの中からブルーマーメイドの証明書と保安隊の証明書を取り出して見せる。

物凄く驚いた顔をしてすみませんと謝ってきた。分かってくれたようで何よりである。

「あの今ミケちゃん話が出来そうにないので私でもいいですか?」

「構いませんよ。取り敢えずどういうことがあったのか知りたいので」

「私達今日買い物に来てたんです。そしたらいきなりあの人たちが絡んできて、周りの人も見てるだけで何もしてくれないし」

「まぁ確かに相手がナイフ持ってたら迂闊に手を出せないからねぇ。問題はそっちの子、ミケちゃんだっけ?なんでブルーマーメイドの正式採用銃持ってんの。銃刀法違反だよ?」

「あ、あのこれ。も、持ってるんですけど」

そう言って彼女は名刺サイズのカードを取り出した。

特別小火器所持仮免許第1408号 期限2016.4.1

氏名 岬 明乃  申請済み火器

年齢 15     ワルサーPPK

住所 長野県松本市  

所謂これは銃器の所持免許なのだがかなり審査が厳しかったはずだしこんな少女に取れるとは思えないが登録番号を調べると本物だった。

「ありがとう、なら大丈夫だ。ただ少し見せてもらっていい?これ確実に整備してないでしょ?」

「えっ!ちゃんと磨いたりしてますよ」

「こいつの中のことだよ。見てみたけどボロボロになってる。もう一発撃ってたら多分壊れたよこれ」

「その、整備の仕方しらなくて。これ親の遺品ですし」

「あぁ、はい。じゃあ取り敢えずそこら辺のファミレスでも入っていい?何か奢るから。もう少し話を詳しく聞きたいし」

「すみません。ミケちゃん行こう」

店内

「取り敢えず社会不適合者の皆さんは逮捕したから大丈夫なんだけど岬さん発砲しちゃったでしょ。あれかなり不味いんだよ」

「どうしてですか?正当防衛ですよ!」

興奮した様子で怒ってくるもう一人の少女を手で落ち着かせる。

「なんでヤバいってあの免許。所持は許しているけど発砲は許可してないし君が撃った弾、心臓直撃してたよ」

「それって、死んだってことですか」

「簡単に言えばそういう事。まぁ遅かれ早かれ彼等は死んでたと思うけどね。ありゃ末期の薬物中毒者だよ」

「まぁそんな訳でどうするの?1回目だし正当防衛。多分厳重注意で済むとは思うけど。どちらにせよしっかりと銃は整備しろよ」

「あの、私達ブルーマーメイドになりたいんですけど今回の件でなれなくなったりて?」

「あー、絶対にない。安心しろ。だいたいブルーマーメイド自体戦場まがいの所に放り込まれるんだから彼等としても殺人経験のある人間はほしがる」

「ありがとうございます。なんか書く書類とかってあります?」

「まぁ被害届けと発砲に関しての始末書位でしょ。近い内に封筒かなんか届くから大丈夫だよ。じゃあそろそろ行くからこれで払っといて」

万札をおいてとっとと立ち去る。この時気付いていなかった。真霜さんから聞いた話は一般で知られていないという事が。

しばらくして

「ねぇ、ミケちゃん?大丈夫なの?」

「ごめんね心配かけて。でもさモカちゃんあの人も言ってたけどブルーマーメイドってそんなにひどいのかな?」

「お母さんが教えてくれた限りだと確かに死傷者が出るって聞いたことあるけどそんなに戦場だなんて。冗談だよきっと」

「だよねぇー。じゃっ帰ろっか」

「うん」

二人の少女は今の日本を表すような夕日に溶けていった。




誤字脱字、感想等お待ちしています。

人を殺させるなら誰?

  • 宗谷ましろ
  • 岬明乃
  • 知名もえか
  • 西崎芽依
  • 立石志摩
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