原作と違いすぎる所が多すぎて色々言いたい所はあるし(鳥山明の絵じゃないのとか、デボラがいないのとか、娘がいないのとか諸々)、胸アツなシーンもある、例のラスト10分はあらかじめネットで内容を知ってから観た…
それらも踏まえた上で、「これはこれで」と思いもするが、「でもやっぱりこりゃひどいなあ」とも思う…。
宇宙戦艦ヤマトの時といい、ドラえもんの時といい、何で山崎貴監督は何かしらのオリジナル要素や下手すりゃ改悪を足したがるんだろうか?
その1:妻の父は奴に似ているのか?
山奥の村・ビアンカの実家にて。
ダンカン
「ではビアンカの事をよろしく頼むぞ、アベルよ」
アベル
「はいっ!」
紫ターバンの青年・アベルは、先日結婚した『ビアンカ』の父親である『ダンカン』のいる、山奥の村の実家へと報告に来ていた。
その実家を後にしての、歩きながらの2人はというと…
ビアンカ
「父さん元気そうで、良かったわね」
アベル
「うん。
(ダンカンさんに心配かけないように、ビアンカを大事にしなくっちゃぁ…。
あっ、でもあの人やっぱり…)」
と、ふとアベルはある事を言い出そうとする。
アベル
「あのさあ、前から気になってたんだけど、君の父さんてさあ…」
ビアンカ
「えっ? なーに?」
その内容とは…
アベル
「何て言うか、スーパーマ○オに似てない?
見た目とかさあ…」
ビアンカ
「ごめん。たぶんそれ、気持ちはわかるけど
言っちゃダメな気がするわ」
などと、突拍子もない内容に、ギャグ的な汗を垂らしながら引き気味なビアンカであった。
* * *
その2:スロットに挑戦!
ポートセルミから東に船で航行してすぐにある、カジノ船にて。
アベル
「よ~し、来い来い来い…そこでスイカ来いっ!」
アベル達はカジノ船にて、100ドルスロットに挑戦していたのだが…
アベル
「だあぁっ、そこでチェリー!? っか~、外れた…」
ビアンカ
「フフフッ、惜しかったわね」
惜しくもあと一個揃えば当たるところ、外れてしまったようだ。
ビアンカ
「あっ、そうだわ。ねえ、今度は私がやってみてもいい?」
アベル
「えっ、君が? いいけど…結構手強いよ?」
ビアンカ
「まあやってみてからのお楽しみよ♪」
何やら楽しそうなビアンカである。
どうやら彼女は、脇で見ていて自分もやってみたくなったらしい。
ビアンカ
「コインを入れてと…スタート!」
アベル
「(僕ですら苦戦したのに、ビアンカで大丈夫かな…)」
後ろで腕を組んで立つアベルが見守る中、ビアンカがスイッチを入れるとスロットマシーンが回り始める。すると左の列からだんだんとゆっくりになり…
ビアンカ
「あら、プラム(青い果物)が3つ並んで当たったわ」
アベル
「なにぃ!?」
いきなりの当たりである。
しかもその直後にコインがスロットマシーンの下の方のコイン排出口から、500枚ものコインが出てきた。
更にその次は…
ビアンカ
「あっ、今度はチェリーが4つも揃ったわ!」
アベル
「えぇっ!? 2連続って…」
まさかの2連チャンである。
しかもチェリーが4つなので、600枚ものコインが排出される。
また更に…
ビアンカ
「あらまぁ、今度はベルが3つ揃ったわ!」
アベル
「またまた!?」
今度はベルが3つ揃っての当たりである。
これにより800枚のコインゲットとなる。
そこからまたまた更には…
ビアンカ
「すごーい! まさかのスリーセブンっ!」
アベル
「なっ…マジか!」ボーゼン
1分経って何度か外れはしたものの、それを多いに取り返すかのごとくの、777(スリーセブン)による大当たりである。
なんとこれで一万枚ものコインがゲット出来た…ゲット出来てしまったのである。
妻のあまりの当たりっぷりに、アベルは大口を開けて呆然としてしまっている。
アベル
「そう言えば、ビアンカの『運のよさ』って、僕より高かったっけ…。
『木彫りの女神像』で運のよさ少し上げた、僕よりも…」
ピエール
「主殿ぉ…」
そしてガックリと肩を落としてしまったアベルに、彼を少しでも励まそうと左肩に手を置く、スライムナイトのピエールであった。
ビアンカ
「きゃ~、また当たったわ~!」
* * *
その3:開幕ぶっぱと、ある誓い
セントベレス山のある島にて。
ビアンカ
「ええいっ!」
アベル
「でやあっ!」
ビアンカは『グリンガムのムチ』で、アベルは『メタルキングのけん』それぞれ敵モンスターの『ボスガルム』の群れにに攻撃し、HPを削っていった。
ゲレゲレ
「ガウッ!」
サイモン
「そ~…りゃっとお!」
そして彼らに続き、『キラーパンサー』のゲレゲレと『さまようよろい』のサイモンもまた、『はがねのキバ』と『はじゃのつるぎ』でトドメを刺してゆく。
やがて戦いは、終わった。
それぞれ経験値を獲得し、ゴールド(お金)も回収してゆく。
ビアンカ
「ふ~…新しい武器もいい感じだし、今日も絶好調ね!」
アベル
「うん! 気に入ってもらえて良かったよ」
ビアンカもアベルも、それぞれご満悦の表情だ。
しかもアベルは、妻にこんなに喜んでもらえて、嬉しいと思っている。
しかし、こんなのはまだ序の口な方だ。
そう、何日か前に覚えたあの呪文を、いきなり出したのに比べたら…
それから少し後、セントベレス山の頂上をアベルは、険しい顔をしながら望遠鏡で覗き見ていた。
アベル
「(やっぱりあの神殿、少しずつ出来てきてる…のだろうか)」
かつて自分やヘンリーやマリアが、奴隷として働かされていた、忌まわしき場所。
その目的は、光の教団の神殿を作る為だという。
その場所からは、マリアの兄のヨシュアの手引きで、何とか脱出出来た。
が、アベルは他の奴隷として働かされている人達やヨシュアの事が、この青年期に入ってからの旅の間も気掛かりに思っていた。
彼らは無事なのか、ヨシュアさんはあの後何か罰を与えられてやしないのだろうか…。
そんな事を、夜にベッドに寝転がりながら、何度も考えもする。
その事をヘンリーにも話したし、「眠れないのですか?」と訊くピエール達仲間モンスターにも、思いきって話した事もある。
そして2日程前にも、これまた思いきってビアンカにも聞かせた事があるのだ。
するとビアンカは、アベルを抱き締めながら、
「ごめんなさい…長い間あなたがそんな目にあってるなんて知らなくて、気付きもしなくて…!
でも大丈夫…もしアベルが、その昔の事を思い出して辛い時は、精一杯私が癒してあげる。
置いていった人達や助けてもらった人が気になるなら、
いつかきっと…私達が、助けに行きましょう!
強くなって、仲間達と一緒に…ね!」
と、涙ながらに語り、というより、言い聞かせたのだ。
それに対し、アベルは、
「ああ…そうだね。今よりも仲間も増やして、伝説の勇者も見付けて…
そして、強くならなきゃ…!」
と、決意も新たに肯定したのだった。
そして現在、アベルはヨシュアの事が脳裏をよぎるも、望遠鏡と共にしまい込んで切り替えようとする。
アベル
「ヨシュアさん、それにみんな…待っててくれよ」
その後、馬車で休んでいたメンバーや仲間モンスターと談笑するビアンカを見て微笑み、島の探索を続けていく。
その後、探索の途中で…
『デンタザウルス が あらわれた!』
モンスターのデンタザウルスに遭遇した!
アベル
「むっ、来たぞ!」
咄嗟に身構えるアベル達だが
ビアンカ
「はあぁ…メラゾーマっ!」
デンタザウルス
「ギエェェアアァァァッ!?」
アベル
「えっ、ええぇっ!?」
なんと、開幕からいきなりビアンカがメラ系の高位呪文である『メラゾーマ』を唱え、その大きな炎の玉でデンタザウルスを一撃で燃やし尽くしてしまったのだ!
ビアンカ
「やったわ! 今ので一撃よ!」
アベル
「あ、ああぁ…」ボーゼン
ピエール
「まさか、今ので開幕から一撃とは…」タラ~ッ
これにはアベルや他のメンバーも驚く他なく、呆然としてしまうのも無理ないのであった。
アベル
「あ…アハハっ…でもまあ、言い換えれば、
これはこれで頼もしいって事なんじゃ、ないかなぁ…ははは」
切り替えようとすれど、それでも引きつった顔のアベルである。
ビアンカ
「えっ? 私って頼もしい? やった~っ!
嬉しい事言ってくれるじゃないの♪
それじゃ、頼りにしてよね? あ・な・た♪」
アベル
「あっ…うん///」
ピエール
「(あっ、これは照れてますなあ…主殿、わかり安すぎますぞ)」
ビアンカのこの反応に、アベルは不覚にも「かわいい」と感じて照れてしまい、赤面する。
それを諭いピエールは、すぐ察してしまうのであった。
結婚し妻と仲間と共にゆく彼と、彼らの旅は…続く。
3DS版のドラクエ1と2クリアした…
サマルのメガンテ使う時、ドラマチックなやり取りが思い浮かんだわぁ。