最近はPSO2にハマっている作者です。
やっててわかるモンハンのグラフィックのキレイさ。
まぁ、戦闘とかも楽しいから良いんですけどね。
ベヒーモス戦はまだしばらく続きます。
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テレビ画面の中。
巻き起こった爆煙に竜は思わず苦笑いをする。
「・・・・・・ベヒとの戦闘以外のところで地獄絵図が生まれてないですか?」
竜の言う地獄絵図とは大地が火を噴き、旋風が巻き起こり、地を稲光が走って、天から岩石が降り注いでいた先ほどの光景のことではない。
むしろその地獄絵図を作り出したのは一緒に戦っていた“KIRIKIRI”の操作する男性だった。
いったいどこへ向けての需要か分からない髭を生やしたワイルドな顔つきの男性の魔法少女のような格好と、その格好から繰り出されたパンチラ。
正直に言って胃もたれでも起きそうなほどに絵面が酷かった。
『録画してますけど』
「いらないです!」
からかうような“KIRIKIRI”の言葉に竜は即答した。
直後、広がっていた爆煙をかき消すように咆哮と突風が巻き起こる。
そしてかき消された爆煙の中から唸り声をあげるベヒーモスの姿が現れた。
ベヒーモスの目からは抑えきれないような殺意のようなものを感じられ、ゲームだというはずなのに竜は冷や汗を垂らしていた。
落石による影響か、はたまた竜と“KIRIKIRI”の設置した大きなタルの爆弾の影響か。
ベヒーモスの頭部から生えていた立派な角はへし折れてしまっていた。
「いやぁ、何回挑んでもこの緊張感は歴戦王とかよりきますね」
『ですね。マスター装備で狩りやすくなったとはいえ、油断すれば一気に持っていかれますし』
竜と“KIRIKIRI”の操作するキャラクターを見たベヒーモスはもう一度咆哮をあげると、隣のエリアへと移動を始めた。
強者であるはずのベヒーモスがまるで逃げるように移動することに不思議に思うかもしれない。
だが、そもそもとしてベヒーモスは最初のエリアではハンターたちのことを敵としてハッキリとは認識していないのだ。
それこそ、自分の近くに虫が飛んできたから叩き落とすように。
しかし、ハンターたちはベヒーモスに大きなダメージを与えた。
いや、与えてしまった
それによってベヒーモスはハンターたちを敵として認識し始めた。
そのため、ベヒーモスは自分が戦いやすい場所へとエリアを移動した。
つまり、次の戦いからが本当のベヒーモス戦の始まりとなるのだ。
エリアを移動するベヒーモスの姿を確認した竜はマップを開き、ベヒーモスに一番近いキャンプへと移動する。
竜がライトボウガンをかついできたのは最初のエリアで睡眠落石爆破をするため。
ベヒーモスがエリアを移動した今、ライトボウガンをかついでいる意味はほとんどなくなったのだ。
そして、竜はライトボウガンをしまって“KIRIKIRI”と同じように双剣を装備した。
『早めに戻ってきてくださいね!ダメージを稼がないと終わりますから!』
「装備替えとアイテムの入れ換えは終わったんですぐに向かいますよ!」
“KIRIKIRI”の言葉に竜はキャンプから走りながら答える。
ベヒーモスは戦闘をしていないと体力を回復していってしまうために装備とアイテムの変更を竜がしている間は“KIRIKIRI”が1人でベヒーモスと戦っていなければならないのだ。
「お待たせです!」
ベヒーモスのいるエリアに着いた竜は走る勢いのままベヒーモスへと接敵する。
双剣という武器の都合上、それほどまでに接近しなければ攻撃は当てられない。
しかし、そこまで接近するということは必然的にベヒーモスからの攻撃も苛烈になるということ。
前足による叩きつけ。
肩を叩きつけることによる広範囲の攻撃。
腕を振るう出の早い薙ぎ払い。
くるりと体を一回転させることによる全方位への薙ぎ払い。
そのどれもを超至近距離で回避しなければならないのだ。
「“
『“
「『────だからこそ燃えるものがある!』」
竜の攻撃によってベヒーモスの前足が傷つき、ダメージが通りやすくなる。
さらに竜が傷つけた前足に張りついて“KIRIKIRI”が攻撃を繰り出した。
ベヒーモスの攻撃を掻い潜りながら竜と“KIRIKIRI”は同時に叫ぶのだった。
ちなみに、竜も“KIRIKIRI”も装備を縛ったりしてクリアできるほどに上手いわけではない。
あくまでもマスターランクの装備で楽しくモンスターを狩っていくことを重視していることを言っておこう。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ