ううん・・・・・・
上手く書けなかった気が・・・・・・
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あかりの作った晩御飯、シャリピアンステーキと長ネギとジャガイモのお味噌汁を食べ終えた竜とみゅかりさんは満足そうにお腹をさする。
みゅかりさんにいたっては完全にひっくり返ってしまった状態でお腹をさすっているが、可愛いので問題はないだろう。
「いやぁ、文句のつけようもないほどに旨かったよ」
「みゅみゅみゅーみゅ」
お腹をさすりながら竜は対面に座るあかりに料理を食べた感想を言う。
竜の言葉に同意するようにみゅかりさんも鳴き声をあげた。
そんな2人の言葉にあかりは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「美味しいお肉の焼き方とかはうちのシェフに聞いて知ってましたからね。満足そうでなによりです」
どのようにして美味しいお肉の焼き方を学んだのか、その方法を言いながらあかりは竜とみゅかりさんの食べ終えた食器を回収していく。
食器を集めていくあかりの姿に竜は自分で食器を洗おうとするが、それよりもはやくあかりが食器を洗い始めたためになにもできなくなってしまった。
手持ち無沙汰になってしまった竜はテーブルの上でひっくり返って転がっているみゅかりさんのお腹を撫でる。
「みゅみゅみゅう・・・・・・」
「なんというか・・・・・・、至れり尽くせりで申し訳ないなぁ」
あかりに晩御飯を作ってもらい、食器も洗ってもらう。
いろいろとあかりにやってもらってしまっていることに竜は申し訳なさを感じつつ、呟いた。
そして、竜はあかりが食器を洗い終えるまでみゅかりさんのお腹を優しく撫でるのだった。
「ふぅ、食器を洗い終わりましたよ」
「おお、晩御飯も作ってもらって本当にありがとうな」
食器を洗い終わったあかりは濡れている手をハンカチで拭きながら竜の隣に座る。
隣に座ったあかりに竜は改めてお礼を言った。
「いえいえ、私がやりたくてやったことですから」
「それでも助かったのは事実だからな。なにかしてほしいこととかあるか?可能な限りは叶えようと思うんだが」
お礼を言う竜にあかりは微笑みながら答える。
あかりの言葉に竜は晩御飯を作ってもらったお礼として、何でもとは言わないが可能なことを叶えようと尋ねる。
竜の言葉にあかりは思わず動きを止め、考え込むように黙り込んでしまう。
「そうですね・・・・・・」
「あ、あまり無茶なことは言わんでくれると助かるかな」
考え込んでしまったあかりに竜はなにを言われるのか不安になりながら、あかりのことだからそこまで無茶なことは言わないだろうとは考えていた。
そして考え込んでいたあかりは口を開いた。
「えっと、でしたらこんどのお休みに一緒に遊園地に行きませんか?」
「遊園地にか?それは別に構わないけど」
「みゅっ?!」
あかりが竜へと望むお願い。
それはこんどの休みの日に一緒に遊園地に行くということ。
簡単に言ってしまえばデートのお誘い。
そんなあかりのお願いにみゅかりさんは驚きのあまり鳴き声をあげた。
デートだということに気づくことのなかった竜は普通に頷き、あかりのお願いを了承する。
「それならどこの遊園地に行くのかとか色々と話し合わないとだな」
「そうですね」
あくまでも友だちと遊園地に遊びに行くといった感覚の竜は決めなくてはいけないことを挙げていく。
竜の言葉にあかりは頷き、スマホを操作してカレンダーを開いた。
そして、2人の話し合いはしばらく続くのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ