変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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ヤンデレエンドを書く際に琴葉姉妹は合わせた方がいいんですかね?
一応、アンケートを出しておきますね。
期限はUAが31000になるまでです。






第133話

 

 

 

 

 ずん子を先頭に、竜は東北家の廊下を歩く。

 和風建築だということもあって一歩を踏み出すたびに独特の音がなり、それが逆に風情を感じられた。

 

 

「イタコ姉さまから聞いているんだけど・・・・・・。本当に公住くんはイタコ姉さまの耳と髪の色が見えていたの?」

「え、あ、はい。キレイな白銀色のキツネみたいな耳ですよね?」

 

 

 廊下を歩きながらずん子は竜に尋ねる。

 イタコ先生から竜が耳と髪の色を見ることができるとは聞いていたのだが、それでも念のためにずん子は確認をした。

 ずん子の言葉に竜は驚きつつもうなずきながら肯定する。

 自分以外にイタコ先生の髪の色と耳のことを知っている人がいることに竜は驚いたが、よくよく考えればイタコ先生とは姉妹なのだから知っていてもおかしくはないのだろう。

 

 

「本当に見えているのね。イタコ姉さまから聞いてはいたけどちょっとだけ信じられなかったの」

「・・・・・・やっぱり、珍しいことなんですか?自分以外はイタコ先生の髪の色は黒色に見えているらしくて・・・・・・、それに耳も見えてないみたいで・・・・・・」

 

 

 竜の言葉にずん子は改めて竜がちゃんとイタコ先生の髪の色と耳が見えているのだと納得した。

 ずん子の言葉に竜はずっと感じてきていたことを尋ねる。

 

 どうして自分の目にはイタコ先生の髪の色が白銀色に見えるのか。

 どうして自分の目にはイタコ先生のキツネのような耳が見えるのか。

 

 誰かに相談したくても誰もがイタコ先生の髪の色はキレイな黒髪だと言っているので、誰にも相談ができずにいたこと。

 そんな思いががずん子という同じイタコ先生の髪の色と耳を見ることができる人の登場によって解放された。

 

 

「そうね。イタコ姉さまの髪の色と耳は普通なら私たち家族にしか見ることができないわ。だから、その事を話すためにイタコ姉さまは公住くんを家に呼んだの」

「そうだったんですね」

 

 

 他の人に見えないものが見えているという竜の不安が分かったのか、ずん子は優しく竜を家に呼んだ理由を教えた。

 ずん子の言葉に竜はイタコ先生の髪の色や耳が見えている理由が分かると知り、少しだけ安心する。

 そして、2人はある部屋の前に到着した。

 

 

「イタコ姉さま。公住くんをつれてきましたよ」

「ちゅわ?!ちょ、ちょっと待ってくださいまし!ああ、もう!どこに行ってしまいましたの?!」

「イタコ姉さま・・・・・・?」

「どうしたんですかね?」

 

 

 部屋の襖に向かってずん子が声をかけると、イタコ先生の驚いた声が部屋の中から聞こえてきた。

 聞こえてきた声から察するにどうやらイタコ先生はなにかを探しているようだ。

 竜とずん子は思わず顔を見合わせて首をかしげる。

 

 

「えっと、なにを探しているのか分からないけど私も手伝ってくるわね?申し訳ないけどちょっと待っていてちょうだい」

「あ、はい。分かりました」

 

 

 困惑しながらずん子はそう言って部屋へと入っていった。

 ずん子が部屋に入る際に襖が開いて部屋の中が見えたが、色々なものがひっくり返ってしまっており、チラリと見えてしまったが、黒い三角形の布のようなものがあったようにも思えた。

 

 

「何があったんだ?・・・・・・・・・・・・ん?」

 

 

 一先ず部屋の中が見えてしまった際の黒い三角形の布のようなものは置いておくことにして、竜は呼ばれるのを待つことにした。

 不意に、竜は自分の服が引っ張られていることに気がつく。

 不思議に思って引っ張られている方を見ると、そこにはイタコ先生と同じ白銀色のキレイな毛並みのキツネがいた。

 

 

「おー、スゴい美人さんなキツネだ」

「コン!」

 

 

 竜がしゃがんで目線を合わせると、キツネは嬉しそうにその体を竜に擦り寄せた。

 サラサラとした感触のキツネの毛皮に竜はそっと手を当て、優しく動かす。

 竜の手が動くたびにキツネは気持ち良さそうに目を細めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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