書く予定はなかった・・・・・・
なかったのに・・・・・・
書いちゃう、悔しい・・・・・・
書き始めたら2時間で書き上げられるとは思ってもいませんでした。
こちらが私から皆さまへのクリスマスプレゼントとなります。
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街が様々な飾りによって彩られ、イルミネーションの光がまたたく日、クリスマス。
竜たちはあかりの家でパーティーの準備をしていた。
あかりの家でやるのであればわざわざ自分たちで準備をする必要はないのではないかと思うかもしれないが、こういったことは自分たちの手で準備をするからこそ楽しさも増していくものなのだ。
「走れソリよ~。風のように~」
「リア充を~、跳ね飛ばしてぇ~」
「いや物騒だな?!」
部屋の飾りつけをしながら竜がクリスマスの定番ともいえるような歌を歌っていると、かなり物騒な歌詞がつなげられた。
いきなりがらりと雰囲気の変わった歌詞に竜は思わずツッコミを入れる。
竜のツッコミに歌詞を変えた本人、茜は不思議そうに首をかしげる。
「何を言っとるんや。クリスマスに外を出歩いているのなんてインスタ映えを狙っている陽キャかカップルのリア充くらいなもんなんやで?」
「いや、そんなん言ってたらクリスマスパーティーをする俺たちも十分にリア充になるんじゃないか?」
この日にインスタを開けばどこを見ても
そんな見るからにインスタ映えを狙っている写真が一気に増加するのだ。
仮に茜が好きな人と2人きりで過ごしているのであればこんな感想も出なかったのだろうが、今日はあかり、竜、茜、葵、ゆかり、マキ、イタコ、ずん子、きりたん、ついな、ひめ、みこと、ウナの合計13人でのクリスマスパーティー。
別にパーティー自体に文句はないのだが、それでも愚痴が出てしまうのは乙女心的に仕方がないことなのだ。
「ジングルベール、ジングルベール」
「はらが~鳴る~」
「今度はあかりか・・・・・・」
残りの飾りつけは茜に任せて良いだろうと判断した竜が別の場所に移動して歌いながら飾りつけをしていると、先ほどと同じように本来の歌詞とは違う歌詞がつなげられた。
明らかに食い意地の張ったような歌詞に竜は振り返る。
竜が振り返るとそこにはイタズラっぽく舌を出したあかりがいた。
「えへへ、でもクリスマスの料理ってなんだかワクワクしませんか?」
「それは分かるな。イメージ的にはチキンとかが定番だが。とりあえず洋食っていうイメージもあるな」
「ですね。でもそうなるとイタコ先生と生徒会長はどんな料理を作るんでしょうね?」
クリスマスパーティーの料理は
ここで料理が得意なはずの茜がなぜ料理の方に行っていないのかが気になるかもしれないが、その理由にそこまで深いものはなく、作れる料理が紲星家の料理人と被ってしまっていたからである。
なので茜は料理のグループではなく飾りつけのグループにいるのだ。
ちなみに、きりたん、ついな、ひめ、みこと、ウナの子供グループ(?)は別室にて遊んでおり、竜たちは飾りつけに専念することができていた。
クリスマスパーティーの料理が気になるのか、あかりはうっとりとした表情を浮かべながら竜に尋ねる。
竜の中でクリスマスパーティーのイメージは、大きなクリスマスツリーがあって、テーブルには大きなチキンがドーンと置いてあり、サンドイッチなどの洋食がテーブルの上に並べられている感じとなっている。
竜の言っているクリスマスパーティーのイメージが分かったのか、あかりはうなずいた。
クリスマスパーティーとなれば基本的には洋食。
もともとクリスマス自体が外国の催しなのでそれは当然のことなのだが、そうなってくると家的にも雰囲気的にも和風なイメージのあるイタコとずん子がどんな料理を作るのか。
まったく想像のできないイタコとずん子の料理に、竜とあかりは飾りつけをしながら予想を言い合うのだった。
「真っ赤なお鼻の~、トナカイさんはぁ~。いっつもみんなの~」
「
「意味的に間違ってないけど悪意を感じるよ?!」
竜があかりとの飾りつけを終えて他の場所の手伝いをしようと歩いていると、先ほどの竜と同じように歌詞を変えられた葵がツッコミを入れているところに出くわした。
どうやら歌詞を変えたのはゆかりのようだ。
「お、こっちもほとんど終わってるのか」
「あ、竜くん!聞いてよ、ゆかりさんがトナカイを
周りを見てみればほとんど飾りつけは終わっており、手伝うことはないように見える。
竜の言葉に葵はゆかりを指さしながら声を上げた。
そんな葵の言葉にゆかりは素知らぬ顔で首を横に振っており、自分は何もしていませんとでも言うかのような態度をとっている。
「どういうことなのかさっぱり分からないんだが・・・・・・」
「さぁ?なんでしょうね?」
「もう!ゆかりさん!」
竜の言葉にゆかりは首をかしげながらとぼける。
その表情はいたずらっ子のようで、葵をからかって楽しんでいることがよくわかる表情だった。
◇ ◇ ◇
部屋の飾りつけがすべて終わり、それと同時に部屋の中に完成された料理たちが運び込まれる。
クリスマスの定番と言えるチキンに始まり、唐揚げやフライドポテト、ピザにサンドイッチ。
そのほかにも名前が思い出せない料理やゼリーなんかが綺麗に並べられていった。
「っと、きりたんたちを呼びに行ってくるわ」
「了解やで。一応、大騒ぎとかはせんと思うけど念のために注意はしといてな?」
並べられていく料理を見ながら、そろそろきりたんたちを呼んだ方がいいだろうと竜は判断して近くにいた茜に声をかけた。
そして、竜はきりたんたち子供グループ(?)のいる部屋へと向かう。
「おー・・・・・・い゛っ?!」
「あ、竜お兄さんばーい!」
「おにいちゃーん!」
きりたんたちのいる部屋の扉を開けた竜は腹部への衝撃に後方へと吹き飛ばされる。
倒れた竜は腹部の痛みをこらえながらぶつかってきた2人を見た。
「ごほっ・・・・・・、何気ないじゃれつきと見せかけた高火力な一撃・・・・・・。この2人・・・・・・、できる!」
「いや、どこの本名不詳な主人公ですか」
腹部に突撃をかましてきた2人、ひめとウナに咳き込みながら竜がネタを言っていると、いち早くネタの内容に気がついたきりたんがツッコミを入れた。
その近くではついながアワアワと慌てており、その隣でみことが申し訳なさそうにペコペコと頭を下げていた。
「呼びに来たってことはクリスマスパーティーの準備が終わったってことですか?」
「あ、ああ。そうだ、よ!」
「ぬぁ?!捕まったっちゃけど?!」
「うなぁっ?!」
きりたんの言葉に竜はうなずきながら立ち上がり、ひめとウナを小脇に抱えた。
特にひめは放してしまわないようにしっかりと抱え込む。
「そんじゃあ、クリスマスパーティーの部屋に・・・・・・、イクゾー!」
「デッデ、デデデデッ、デデデデッ、カーンッ!」
「ええ・・・・・・、どんなノリなん?」
「さぁ、ボクにもさっぱり・・・・・・」
竜のネタ振りにきりたんが応えながら、竜たちはクリスマスパーティーの部屋へと向かっていく。
竜たちの様子に困惑しながらついなとみこともクリスマスパーティーの部屋へと向かうのだった。
◇ ◇ ◇
竜たちが部屋に戻ると、すべての準備が終わったのか、マキ、イタコ、ずん子が部屋にいた。
扉が開いた音で竜たちが戻ってきたことに気がついたのか、茜たちは扉の方を見たが、竜がひめとウナを小脇に抱えているのを見て不思議そうに首をかしげる。
「えっと、どうしてお2人を抱えていますの?」
「いや、なんか興奮して走り出しそうな気がしたんで」
「うち、そんなことせんよ!」
「さっき竜さんに突撃したばっかりやろーもん!」
「お兄ちゃん、私もなのか?」
竜がなぜ2人を抱えているのか、そのことが気になったイタコは代表して竜に尋ねる。
イタコの言葉に竜はなぜこの2人を抱えているのかを簡単に答えた。
竜の言葉が不満だったのか、ひめは抱えられながら声を上げる。
しかしすでに先ほど興奮して竜に突撃するということをやらかしていたために信憑性はほとんどなかった。
ちなみに、ウナも抱えている理由はひめだけを抱えたのではバランスが取りづらいのでついでに抱えたというだけである。
「ほらほら、もうすぐパーティーを始めるんだからさ。竜くんも2人をおろしておろして」
「おう。放すけど走ったりするなよ?」
「ボクがきちんと捕まえておきますので安心してください」
マキの言葉に竜はうなずき、ひめとウナをおろした。
竜の言葉にみことが素早くひめの手を掴み、簡単に移動できないようにする。
みことの行動に竜は笑みを浮かべ、優しくみことの頭を撫でた。
「ご主人、お疲れさんや」
「ああ、いなもお疲れ様」
ひめとウナを話した竜についなが声をかける。
ついなは子供グループに入ってはいたが、どちらかというと子供グループの面々がなにかをやらかしたりしてしまわないか見守る役目を担っており、そのことを竜は
「それにしてもクリスマスなぁ。なんともキラキラしてて愉快な祭事やね?」
「まぁ、楽しそうなものを全部取り込むってのも日本人の特徴みたいなもんだしな」
ついなの言葉に竜は苦笑交じりに答える。
クリスマスやバレンタインデー、海外の行事をなんでも貪欲に取り込み、さらには独自の文化まで発展させる。
それこそが日本人の特徴であり、国風ともいえるもの。
「それじゃあ、クリスマスパーティーの開会を宣言しますよ!皆さん、手にコップは持ちましたか?」
「お、始まるみたいだな。えっと、コップは・・・・・・」
「ご主人、コップならここにあるで」
「準備は大変やったけど。この達成感があるからやめられんのよな」
「後片付けとかもあるけど、そのことはいまは忘れようね」
「どの料理もとても美味しそうですね」
「私もイタコ先生たちも頑張って作ったからね。ここの料理人さんたちにも負けるつもりはないよ?」
「ふふふ、こんなパーティーに呼ばれるなんて嬉しいですわね」
「そうですね。きりたんも公住くんと会えて嬉しいみたいだもんね?」
「べ、別にそんなことはないのですよ?!」
「そうなのか?ウナはお兄ちゃんと会えて嬉しいぞ?」
「うちも竜お兄さんと会えて嬉しいとよ!」
「えっと、その・・・・・・、ボクも、嬉しいです」
あかりの言葉に竜たちは近くに置いてあったコップを手に取る。
コップに注がれているのはジュースの方のシャンパンで、子供でも安心して飲むことができるものだ。
「それでは皆さんご一緒に・・・・・・、せーのっ!」
『
ささら・つづみ・アイ先生のヤンデレエンドは必要ですか?
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必要
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必要ない