UAが46000を越えたのでアンケートは締め切ります。
結果は琴葉姉妹ということになりました。
アンケートに参加してくださった皆さまありがとうございます。
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スーパーで葵が持ってきた新作のチョコミントアイスを含めた買い物袋を手に持ちながら竜たちは帰路につく。
アイスが入っているということもあってその歩調はやや早く。
葵に至ってはスキップまでしているほどの喜びっぷりを見せていた。
「そういえば今さらなんやけど、竜も食材を買ったんやね?」
歩きながら竜の手にある買い物袋を見て茜は尋ねる。
普段の竜を知っている茜からすれば、竜がここまで食材を買うことが珍しいことなことに気がつく。
まぁ、滅多にないことなのだが、竜もたまに自分で料理をしようと考えるときがあるので絶対に無い、というわけではないのだが。
「まぁ、ちょっと必要になってな」
「ほーん?」
ついなのことを説明してもいいのか分からず、竜はとりあえず適当にごまかす。
竜の言葉に、茜はどこか納得のいかないような表情になりながら首をかしげた。
「まぁ、そのへんは竜にもなにか事情があるんやろうから聞かんでおくわ」
「お姉ちゃん、竜くん!早く帰らないとチョコミントアイスが溶けちゃうよー!」
竜が言葉を濁したことに何となく気がついた茜は竜から話してくれるのを待つと言う。
竜と茜の歩みが少しだけ遅くなっていることに気がついた葵が元気に手を振りながら2人を呼ぶ。
正直、葵がここまで感情を前面に出して元気よく声を出している姿は珍しく・・・・・・、珍しく・・・・・・。
いや、チョコミントアイスの新作が出るたびに似たような状態になっているのでそこまで珍しいものではないか。
葵に呼ばれ、茜は少しだけ歩くスピードを上げた。
「ご主人、うちのことを言っても良かったんやないか?」
「うーん・・・・・・、まぁ、ずっと黙っているわけにもいかないだろうしな・・・・・・」
竜の制服のポケットから顔を出してついなは尋ねる。
今朝、体が小さくなってからずっと竜のポケットにいるのだが、これが意外と居心地がよく。
竜の体が近くにあるということでポケットの中にいながら霊力の供給をすることも可能なのだ。
ついなの言葉に竜は頬を掻きながら答えた。
今すぐついなのことを話してもいいのかは竜には判断ができないので、あとでイタコ先生に確認をしてからにしようと考え、竜は茜と葵に追いつくために歩くスピードを早めるのだった。
「うーん、確かに竜くんが食材を買ってるなんて珍しいよね」
「せやろ?まぁ、もしかしたら自分で料理がしたくなっただけかもしれへんけどな」
葵のもとに先に追いついていた茜は、竜について葵と話をする。
茜に言われ、チョコミントアイスの新作のことで頭が一杯になっていた葵も不思議そうに首をかしげる。
「あ、もしかしたら道ばたで女の子を拾ったとか」
「お?そんならその子が家に住み込んで家事をやってくれるっちゅう展開か?」
パン、と手を合わせて葵は思いついたことを言う。
葵のまるで漫画のような展開に、茜はその後どのような展開になるのかを茶化し気味に言った。
まぁ、まさかその予想が本当のことだとは2人は思ってもいないのだが。
「家事をやるって言ったら・・・・・・、メイドさんとか?」
「あー、おかえりなさいませ、ご主人様。やねぇ」
中身のない適当な会話がだらだらと2人の間で交わされる。
まぁ、姉妹による会話なんて大体どこでもこんなもんだろう。
そんな会話をしていた2人に竜が合流する。
「竜も追いついてきたなー。今日は帰ったらなにやろかー?」
「俺は・・・・・・、ひとまずはPSO2でレベル上げだな」
「あ、それならボクたちもやろうかな。まだレベルは80くらいで止まってるし」
家に帰ったらなにをするかを話しながら竜たちは家に向かって歩いていくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ