いやはや、もうUA50000を突破しました。
ここまで早いのは本当に予想外です。
読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。
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竜の上からイタコ先生を動かそうと茜たちが手を尽くすが、ピクリともイタコ先生の体は動かない。
さすがにここまでイタコ先生の体が動かないと、なにかがおかしいと茜たちは思い始める。
「あの、ここまで動かないとなるとなにか原因がありそうなんですが・・・・・・」
「原因と言いまして・・・・・・も・・・・・・、あ゛・・・・・・」
ゆかりに言われ、イタコ先生は原因となるものが思い浮かばないと答えようとするが、そこでキツネが不自然なタイミングで自分の中に戻ってきたことを思い出した。
しかもよくよく考えてみれば、体が動かなくなったのもキツネが体の中に戻ってからである。
むしろここまでハッキリとした原因になりそうな要素に気づかなかったことにイタコ先生は少しだけ恥ずかしそうに顔を赤く染めた。
「えっと・・・・・・、恐らくなのですが私の中の子が体を無理矢理止めているのだと・・・・・・」
「中の子っちゅうと・・・・・・、あのキツネか?」
「あの子も竜くんのことを大好きだったよね」
「そういえば転んだあとにイタコ先生の中に戻ったって言ってましたね」
「でも原因が分かっても動かせないんじゃねぇ・・・・・・」
「少なくとも私たちの力で動かせませんでしたしね」
原因に気づくことのできなかった恥ずかしさで顔を赤くしながらイタコ先生は体を動かすことのできない原因を茜たちに伝える。
イタコ先生の言葉に茜たちは納得したようにうなずく。
しかし原因が分かったとしてもイタコ先生の体を動かすことのできない現状を打破することはできず、茜たちは再び考え込みはじめた。
「
「ん・・・・・・、き、公住くん・・・・・・、あまり・・・・・・ん、喋らないでいただけると・・・・・・」
口をイタコ先生の柔らかいものに塞がれて呼吸が安定しない竜はやや顔色を悪くさせながらうったえる。
鼻で呼吸ができると思うかもしれないが、鼻で呼吸をすればイタコ先生の香りがダイレクトに脳に届き、くらくらとしてしまうのだ。
まぁ、イタコ先生の柔らかさに包まれて意識を失う、もしくは最悪死んだとしても男なら本望だろうとは思えるのだが。
竜が喋ったことによって振動が胸に届き、イタコ先生はやや艶っぽい声をあげた。
「・・・・・・とりあえず、はよイタコ先生をどかそか」
「賛成」
「とりあえず思いっきりどつきますか?」
「悪質●大タックルいっとく?」
「蹴りたい背中・・・・・・」
艶っぽい声をあげたイタコ先生に茜たちは少しイラっとしたのか、なかなかに物騒なことを言い始める。
しかし、今の時間は昼休みで、もうすぐ午後の授業が始まる時間になってしまうのも事実。
授業に遅刻するわけにもいかないので、少々手荒い手段になってしまっても仕方がない・・・・・・、仕方がないのだ、たぶん、おそらく、きっと・・・・・・。
聞こえてきた茜たちの不穏な言葉にイタコ先生は思わず怯えたような表情を浮かべ、体を小刻みに震わせてしまう。
「ちゅ、ちゅわぁ・・・・・・」
瞳に涙を溜めながらイタコ先生は茜たちに懇願するように視線を送る。
どうか、手荒いことはしないでほしい。
どうか、痛いことはしないでほしい。
イタコ先生の今にも泣きそうな声と視線を受け、茜たちは少しだけ落ち着いたのか小さくため息を吐いた。
昼休みが終わるまで、残り・・・・・・10分。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ