もうUAが53000を越えたのでアンケートを始めます。
締め切りは56000を越えた時点となりますので、回答の方をよろしくお願いします。
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誰が仲間はずれなのかは分からなくてもワードウルフは進行する。
そのため、悩んで思考停止をして会話を止めたりしてしまうのはもっとも避けなければいけない行動だろう。
「んー、動物で牙があって人が乗れそうなほどに大きなやつ、か」
「これはだいぶ絞れてきたんとちゃうか?」
「たしかに対象になる動物は少ないかもしれないけど、誰が仲間はずれなのかはぜんぜん分かってないよ?」
「全員が全員、確信に迫るような情報だけはキッチリと伏せてますからね」
「ううん、今回は難しいねぇ」
「決定的ななにかがあればすぐにでも仲間はずれは見つかるんですけどね・・・・・・」
あかりの“動物”という情報や、竜の“牙がすごい”という情報も充分に大きな情報ではあるのだ。
大きな情報ではあるのだが・・・・・・、これだけでは仲間はずれを特定するためには少々足りない情報だった。
そのため、竜たちは次に何を話せば良いのか頭を悩ませていた。
「あ、そうだ。映画とかで見たならなんの映画とかで見たんですか?ちなみに私はテレビで“クレヨンしんちゃん”ですね」
「俺も同じで“クレヨンしんちゃん”だな。映画とかにけっこう出てくるし。あー、でも最近は出てきてないか?」
「あー、たしかに“クレヨンしんちゃん”で出とるわな。うちは“パラサイトイヴ”っちゅーゲームやで」
「あのゲーム怖いからやらないでほしかったんだけどね・・・・・・。ボクもお姉ちゃんと同じゲームだよ」
「私は“ドラえもん”の映画だよ。こっちでもけっこう出てくるよね」
「私はその動物が出てくる図鑑を見ただけですね」
ゆかりは、あかりの質問で全員が異なる媒体で『これ』を見たと言っていたことを思いだし、なにで見たのかを尋ねた。
ゆかりの質問に竜も同じく“クレヨンしんちゃん”で見ていたことを答え、茜と葵は茜のプレイしていたゲーム“パラサイトイヴ”で、マキはアニメではあるのだが“ドラえもん”で、あかりは図鑑のためハッキリとはなんの図鑑かは言わなかったが答えた。
竜たちは他の人の言った回答を聞き、少しだけ考え込んだ。
“クレヨンしんちゃん”“パラサイトイヴ”“ドラえもん”“図鑑”。
図鑑に関してはハッキリと言ってしまうと仲間はずれへのヒントになってしまうかもしれないので仕方ないとして、残りの情報からかなり対象を絞ることができるようになったのではないだろうか。
と、ここでスマホのアラームが鳴り響いた。
「話し合いは終わりだな。どうだ?誰が仲間はずれかは分かったか?」
「ダメや。ぜんぜん分からへん」
「もう少し時間の延長とかは・・・・・・、ダメだよねー」
スマホのアラームを止めた竜の言葉に茜はお手上げといった様子で手を上げながら答えた。
茜の言葉に続いて葵が時間の延長を願おうとしたが、竜が首を横に振ったのを見てガックリと肩を落とす。
「さて、それじゃあ誰がオオカミなのかの投票だ。俺は・・・・・・、マキかな。あ。理由とかは投票した後でな」
「すぐにでも理由は聞きたいけど・・・・・・。私は竜くんだよ」
「投票をやり返しているわけではないですよね?私も竜くんですね」
「なんや、2人は竜なんか。うちはあかりやね」
「ボクはお姉ちゃんとは違ってマキさんかなぁ」
「竜先輩とマキ先輩で分かれてる状態なんですね。えっと、私はゆかり先輩なんですけど・・・・・・」
選んだ理由は答えずに、誰が仲間はずれなのかを先に投票していく。
投票の結果、竜とマキに2票、ゆかりとあかりに1票という状態になった。
「そんじゃ、まぁ、投票の理由を言っていくか。俺が“牙がスゴい”って言ったときに牙がない方をイメージしてたって言っていたのが気になってな。それでマキに投票したんだ」
「むぅ、私が竜くんに入れた理由はさっきの“クレヨンしんちゃん”で最近は出ていないっていう言葉が気になったからだよ。このお題なら出てないときはあんまりないと思ったんだよね」
「あ、私もマキさんと同じ理由ですね」
竜の答えた投票理由に納得がいかず、マキは不満そうに頬を膨らませる。
そして、むくれた表情のまま竜に投票した理由を答えるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ