やらかしたぁ・・・・・・
久々に予約投稿を忘れてました・・・・・・
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ガツガツという擬音が聞こえてきそうな勢いで注文された食べ物が消えていく。
着実に積み上がっていくのはなにも乗っていないキレイになった皿。
どことなく不機嫌そうな表情を浮かべつつもあかりはどんどん運ばれてきた料理を食べていた。
「もぐもぐ・・・・・・ゴクン。まったく・・・・・・、モグモグ・・・・・・、失礼、しちゃいますよ。んく、んく・・・・・・、ぷはぁー。私だって・・・・・・、ちゅるるる・・・・・・。女の子なんですから・・・・・・、ごくん。メニューを選ぶ楽しさだって味わいたいんですよ?!分かりますよね。茜先輩!」
「お、おう・・・・・・。せ、せやな・・・・・・」
「不機嫌そうでも食べるペースは変わらないんだね・・・・・・」
「というか、食べながら話すのはやめた方がいいと思うんですが・・・・・・」
料理を食べながらあかりは不満に同意をしてもらおうと茜に問いかける。
あかりの言葉に茜は困った表情になりながら一先ずうなずいた。
あかりの言いたいこと、『メニュー表を見てメニューを選びたい』という思いは分からなくはないのだが、結局は全部を頼むのではないか?という思いが茜の中にはあった。
不機嫌そうにしながらも料理を食べるペースが普段と変わっていないことに葵は呆れたような表情になり、食事をしながら話をしているあかりの姿にゆかりは注意をするのだった。
「ほい、追加だ。それと茜たちの注文した料理も持ってきたぞ。間違ってあかりに食べられないようにな」
「あ、ありがとう。わーい、チョコミントケーキー!」
「あかりさんの食べっぷりを見ていてお腹が空いてたのでちょうどいいタイミングでしたね」
「お、ありがとさん。ちゅーか、竜の言葉が原因なんやからなんとかしいや」
「自分が注文してないものにまで手を出したりはしませんよ!」
どんどん消えていく料理に軽く驚いたような表情を浮かべながら竜が追加の料理を運んできた。
運ぶ料理の多さに普段では使っていない料理を運ぶ台車まで使ってしまっている。
キレイに料理のなくなった皿を回収し、交換するように料理の乗った皿を並べていく。
そして、あかりの前に料理を置き終えると、続けて茜たちの前にも注文した料理を並べていった。
自分たちの前に料理が並べられ、茜たちもようやく料理を食べることができるようになる。
同じテーブルということであかりに食べられないように気をつけるように、と竜はふざけた調子で言う。
料理が並べられたのを確認すると、茜はあかりのことを指さしながら竜に苦言を言った。
それと同じタイミングであかりは自分の頼んでいないものには手を出さないと叫ぶ。
なお、茜たちの注文したものは当然ながら“全部”を注文しているあかりと被っているものであり、同じ料理ということはあかりが注文したものと同じものなのではないかとも考えられたりするのだが、気にしないでおいた方がいいだろう。
「なんとか、つってもなぁ?」
「なにかないんですか?ほら、竜先輩の言葉で傷ついた可愛い後輩の女の子がここにいるんですよ?」
「自分で可愛いとか言う辺り図太いわなー・・・・・・」
「これ、本当は不機嫌な演技だったんじゃない?」
「もう、気にしないでもいいんじゃないでしょうか?」
茜の言葉に竜はめんどくさそうに頬を掻く。
そんな竜にあかりは食べるのを止めてグイグイと体を近づけていった。
そんなあかりの様子に茜たちは注文したものを味わうようにゆっくりと食べながら呟くのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ