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隠れていた少女は竜の言葉にホッと安心したように息を吐く。
安心した様子の少女の姿に、ついなはあることに気がついた。
「ご主人。この子が“
「あ、この子がそうなのか」
青色の髪の毛に大きなツインテール、そして頭に乗せた大きな楕円形のような帽子。
赤い縁のメガネをかけた可愛らしい少女が、集まってきている人たちの探している“UNA”だということに気がついたついなは竜にその事を教える。
ついなに目の前の隠れている少女が“UNA”だということを教えられ、竜は少しだけ驚いた表情になる。
それと同時に先ほど少女が言った騒がないでほしいという言葉にも納得がいった。
「なぁ!そこのあんた!“UNA”ちゃんを見てないか!?」
「え、俺ですか?」
「ひゃうっ・・・・・・」
不意に背後から“UNA”を探していた男に声をかけられ、竜は首をかしげながら振り返る。
男の声に驚いたのか、“UNA”は慌てて路地の影に身を隠す。
「えっと、すみませんが見てないですね。自分はちょっと猫がいたので見てただけですので」
「そうか。っと、とりあえず“UNA”ちゃんを見かけたら教えてくれよ!」
騒がないでほしいということは誰にも気づかれたくないということ。
それを理解した竜は咄嗟に“UNA”のことは見ていないと答えた。
竜の答えに男は残念そうな表情になると、すぐに何処かに走り出していく。
恐らくは“UNA”をしらみ潰しに探すために移動をするのだろう。
男が去ってしばらくすると、ひょこりと“UNA”が顔を出す。
「すみません。ありがとうございます・・・・・・」
「いや、このぐらいなら別に構わないけど・・・・・・。これからどうするんだ?」
顔を出した“UNA”は自分の存在を誤魔化してくれた竜にお礼を言う。
“UNA”の言葉に竜は軽く手を振りながらこの後はどうするのかを尋ねる。
今のところはなんとか隠れていることはできているが、いつかは見つかってしまうだろう。
竜の言葉に“UNA”は困ったように目を伏せた。
「私を探してる人たちがいなくなった隙を見て帰ろうかと・・・・・・。やっぱり、私が出掛けるなんて無理だったんですよね・・・・・・」
ジュニアアイドルとして有名になってはいるが、アイドル以前に“UNA”は小学生である。
寂しそうにうつむいてしまっている“UNA”に竜は思わず自分の頭をグシャグシャにかき回しそうになるが、直前で自分の頭の上についなが乗っていることを思い出して堪えた。
「・・・・・・はぁ、しゃーないな。よっ、と」
「へ?え?うなぁっ?!」
ため息を吐き、竜は“UNA”の頭に乗せられている帽子を取り上げ、クレーンゲームで取った人形を入れていた袋の中に入れた。
突然のことに“UNA”は驚き、思わず声をあげてしまう。
しかしそんな“UNA”のことなど気にせずに竜は次の行動に移る。
「とりあえずツインテールをやめてポニーテールに変えておくか。服装は・・・・・・、俺の上着を着るので我慢してくれな」
「え?え?え?」
“UNA”の特徴的な大きなツインテールをほどき、竜はそれをひとまとめにしてポニーテールに変える。
女の子の髪型を変えた経験は竜にはないのでやや不格好だが、それでも“UNA”だとは分かりにくくなっただろう。
さらに竜は自分の着ていた上着を脱いで“UNA”に手渡した。
「まぁ、これで少しはバレにくくなったんじゃないか?」
「な、なにを・・・・・・?」
竜によって髪型や格好まで変えられ、“UNA”は混乱したまま竜のことを見つめ返す。
そんな“UNA”に竜は手を差し出した。
「子どもがそんな寂しそうな顔してんなよ。俺なんかで悪いけど今日だけは俺の妹ってことにして自由に遊んでみないか?」
「あ・・・・・・。はい!」
差し出された手と竜の言葉に“UNA”は嬉しそうに笑みを浮かべながら竜の手を取るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ