UAが73000を越えましたので番外話のアンケートを始めます。
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髪形を変え、一目では“
途中、何度か“UNA”を探している人たちの横を通ることはあったが気づかれることはなかった。
「とりあえずさっきの場所からは離れたし、この辺りなら少しはマシかな」
「えっと、ありがとうございます・・・・・・」
先ほどまでの“UNA”のファンたちが集まっていた場所から離れ、周囲が落ち着いてきたところで竜は足を止める。
いま竜たちがいる周囲では“UNA”がいたという騒ぎをしている人たちはおらず、少しだけ安心することができた。
回りが静かになったことで落ち着いてきたのか、“UNA”は竜と繋いでいる自分の手を見て頬をやや赤く染める。
「んー、“UNA”って呼んでたらバレるよな。えっと、
「そうやで」
バレないように姿を変えているのだからそのまま名前を呼ぶわけにはいかない。
そう考えた竜はついなに“UNA”の名前の表記を確認する。
ジュニアアイドルとしてテレビでは“UNA”としか名前は出ておらず、そもそもとして竜は“UNA”自体をまったくと言って良いほどに知らない。
そのため、竜はなにかちょうどいい呼び名を考えることにした。
「そうだな・・・・・・。“UNA”をそのままローマ字読みにして“ウナ”って呼ぶことにするか」
「え・・・・・・?」
竜が思いついたのは“UNA”をそのまま読み変えるというとても安直なもの。
竜の思いついた名前に“UNA”改めウナは驚いたような表情になった。
「ん?気に入らなかったなら別の名前を考えるけど・・・・・・」
「あ、いえ、大丈夫です・・・・・・。ちょっと驚いただけなんで」
ウナから聞こえてきた声に竜はウナという名前が気に入らなかったのかと考え、別の名前にするか確認をとる。
竜の言葉にウナは首を横に振り、この名前でいいと答えた。
「そんじゃまぁ、まずはお昼を食べに行くか。なにか食べたいものとかはあるか?」
「食べたいもの、食べたいもの・・・・・・」
呼び名も決まり、これで少しは安心して行動することができる。
いまの時刻はもうすぐお昼になろうかというところ。
お昼ちょうどに飲食店に入ってしまえば時間がかかってしまうので、いまから飲食店にはいればちょうどいいくらいだろう。
竜に食べたいものを聞かれたウナは自分がなにを食べたいのかを考え始めた。
「えっと、最近お仕事で忙しくて食べられなかったから回るお寿司を・・・・・・」
「ん、回転寿司だな。ちょっと待ってろ近くの店を調べるから」
少しだけ恥ずかしそうにしながらウナはお昼ご飯に食べたいものを言う。
ジュニアアイドルの仕事の差し入れなどでたまに高いお寿司などを差し入れとしてもらうことはあるのだが、ウナからすれば高いお寿司よりも回転寿司などにあるハンバーグ寿司などの方が好みなのだ。
上目使いで答えるウナに竜はポンと軽く頭を叩いてケータイで近くの回転寿司の店を探し始めた。
「近いのは・・・・・・ここか。予約もできそうだな。それじゃあ、向かうぞー」
「うなぁー、おっ寿司ー、おっ寿司ー」
いまいる場所から一番近い回転寿司点を見つけ、ついでに予約もいれた竜はウナと手を繋いで歩き出す。
竜の対応がウナに甘いように思えるかもしれないが、それは竜がウナに対して父性や母性のような、兄性?のようなものを感じているからだ。
見るからに年下の小学生くらいの女の子がまともに外も歩けず、落ち込んで家に帰らなければいけないということと、先ほどの嬉しそうな表情を見たことによって竜の中でウナがしたいと思っていることを叶えなければいけないという使命感のようなものが生まれてきているのだ。
まぁ、言ってしまえば実際の妹ではないのにシスコンのような精神状態になってきていると言えば分かりやすいだろう。
そんな竜と手を繋ぎながらウナは嬉しそうに歩くのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ