ふとしたときに別の小説を思いついたりしますよね。
仮面ライダーの話とか思いついたのをメモしてるとなかなかの量になってたりします。
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竜たちの前に積まれた空になった皿。
ウナの方は6枚、竜の前には12枚の皿が置かれている。
ちなみに竜の皿の中にはついなの食べたものも含まれており、竜が10枚、ついなが2枚となっている。
「うなぁ、お腹いっぱい・・・・・・」
「満足したみたいで良かったよ」
「幸せそうな顔しとるなぁ」
幸せそうに自分のお腹をさするウナの姿に、竜は笑みを浮かべつつ会計をするためのバインダーをウナに気づかれないように手に取った。
お腹がいっぱいになったのと、お茶を飲んだりしたことによって体が暖まったのか、ウナは少しだけ眠そうにしているように見える。
そんなウナの姿を見ながらついなはテーブルの上から竜の頭の上へと移動した。
「さて、と。本屋と服屋に行くんだろ?そろそろ行こうか」
「そうだった!行くー!」
竜の言葉に眠そうにしていたウナはガバリと立ち上がり、自分の持ち物をちゃんと全部持ったかを確認し始めた。
お昼を食べる前のやや緊張をしていた姿からは想像ができないほどに砕けた様子のウナに竜は少しだけホッと安心する。
「あ、そうだお昼のお金・・・・・・」
「ん、ああ、気にしなくていいよ。ウナは今日は俺の妹なんだ。妹からお金は貰えんよ」
いま竜たちがいるのは回転寿司店で食事をしたのであれば代金を払う必要がある。
そのことを思い出したウナは竜に自分の食べた分のお金を渡そうと財布を取り出す。
しかし竜はウナが財布からお金を取り出す前にヒラヒラと手を横に振りながら気にしなくても良いと答えた。
竜の言葉にウナは困惑したような表情になるが、竜は気にせずにバインダーをレジにまで持っていってお昼の代金を払ってしまった。
ぶっちゃけて言ってしまえば、ジュニアアイドルをしているウナの方がバイトをしている竜よりもお金を稼いでおり、おそらくはいまの手持ちの金額も竜よりも多いだろう。
それでも今日だけはウナは竜の妹であり、妹の食べたものも兄である自分が払うものだと竜は考えていた。
「だだ甘やなぁ・・・・・・」
「・・・・・・うっせぇ」
竜とウナのやり取りを竜の頭の上で聞いていたついなは、やたらとウナのことを甘やかす竜に対して苦笑まじりに言う。
そんなついなの言葉に竜もウナのことを甘やかしている自覚はあったのか、少しだけでも反論するかのように小さく呟くのだった。
◇ ◇ ◇
お昼の代金も払い終わり、竜とウナはふたたび手を繋いで歩き出す。
お腹も膨れて次に向かうのはウナが行きたいと言っていた本屋だ。
「ウナは普段どんな本を読んでるんだ?」
「えっとねぇ、友達から勧められた漫画とかテレビでやってる漫画とかをよく読んでるよ」
「ふーん。あ、じゃあ“恋愛
「最近ドラマ化した漫画だよね!もちろん読んでるよ!」
本屋へと向かいながら竜とウナは他愛もない会話をする。
話の内容はどんな本を読んでいるのか、だ。
ウナの言うテレビでやっている漫画という言葉に竜はふと少し前についなが話していたドラマのことを思い出して聞いてみた。
竜の言葉にウナは嬉しそうに答え、“恋愛Judgment”のどんなところが面白いのかを話し始めた。
「えっとね。やっぱり主人公の犬っぽい看板娘の女の子と猫みたいな大学生のやり取りがとっても面白いの!ドラマだとまだ先の方の展開だと思うんだけどね。2人が一緒に出かけたりするところとかとっても、こう、何て言うか・・・・・・。胸にくるの!」
「むぅ、うちはドラマの方しか知らんからなぁ。漫画の方も読んでみたいなぁ・・・・・・、チラリ」
「・・・・・・少し興味が湧いたから漫画も買ってみるか」
どうやらウナにとって“恋愛Judgment”という漫画はとくに好きなものに入っているようで、語彙力が死にながらも必死に面白さを伝えようとしていた。
ウナの言葉にドラマでしか内容を知らないついなはわざとらしく竜に聞こえるように擬音まで含めて言う。
語彙力が死にながらも熱弁するウナと、頭の上から原作を読んでみたいという圧をかけてくるついなに竜は苦笑しつつ、漫画を買ってみることに決めるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ