他の出したい子たちはウナの番が終わったらですかねぇ・・・・・・。
どのくらいの長さになるかは未定ですけど。
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ウナと連絡先を交換した竜は歩きながらどうしたものかと頭を悩ませる。
竜としてはジュニアアイドルである“
そのため連絡先などを聞くつもりはなかったし、本名のことも聞くつもりはなかったのだ。
しかし、ウナにお願いされて連絡先を交換したことによっていつでもウナと連絡がとれるようになってしまう。
一般人である自分とジュニアアイドルであるウナがそう簡単に連絡を取り合ってもいいのか、そのことが竜は気になっていた。
そんなことを竜が考えていると、いつの間にか目的地である服屋に到着していた。
ちなみに、ついなはお昼を食べてから時間が経って眠くなったのか、竜の服のフードの部分に潜り込んで寝息を立てている。
「っと、着いたか」
「どんなお洋服が置いてあるかなぁ」
いつの間にか着いていた服屋を見てウナは嬉しそうに声をあげる。
そして、竜の手を掴んで服屋の中に入っていった。
◇ ◇ ◇
竜の手を引っ張り、ウナは自分が着れるサイズの服が置いてあるコーナーに向かう。
竜としてはウナが向かっている先が女性物の服が置いてあるコーナーの近くなのでできれば行きたくはないのだが、手を振り払うのも悪い気がして引かれるがままになっていた。
そんな竜たちに1人の人影が近づいてくる。
「いらっしゃいませ~。どのようなお洋服をお探しですか~?」
竜たちに声をかけてきたのは服屋の店員だった。
店員はまず手を引かれている竜を見、続いてウナを見る。
「あら、とても可愛らしい。でもどこかで見覚えがあるような・・・・・・?」
「ッ・・・・・・!」
ウナを見た店員は不思議そうに頬に手をあてながら首をかしげる。
どうやらウナに対して見覚えのようなものを感じているらしい。
店員に見つめられ、ウナは咄嗟に竜の後ろに隠れた。
「あらら、隠れちゃった」
「あはは、見覚えがあるのだとしたら“
「“UNA”ちゃん?あー、たしかに!よく似ていますね!」
竜の後ろに隠れてしまったウナのことを見ている店員に竜は適当に誤魔化しながら説明をする。
基本的にジュニアアイドル本人が店に来るという発想はなかなか起こらないもの。
それに加えて本人が来ているというよりもアイドルのファンで似たような格好をしているという説明の方が信憑性は高いだろう。
竜の説明に店員はウナが“UNA”の真似をしている女の子だとすっかり信じていた。
「えっと、自分たちでいろいろと見ていこうと思いますので、いまのところは大丈夫なんで」
「あ、そうですか?では、ごゆっくりどうぞ~」
いつまでも店員がいてはウナが自由に服を見づらいだろうと考え、竜は店員にいまは手伝いなどは必要ないということを伝えた。
竜の言葉に店員はうなずき、竜の後ろに隠れているウナに向かって手を振って仕事に戻っていった。
店員が離れていったのを確認すると、ウナが竜の後ろからゆっくりと出てくる。
「さて、それじゃあ服を見ていこうか?」
「うん。あ、その、もし良かったらお洋服を選んでもらっても良いかなぁ?」
「それぐらいなら別に構わないよ」
自分で洋服を選ぶのも良いが、誰かに洋服を選んでもらうというのも新しい自分を見つける切っ掛けになるというもの。
ウナは竜の手を掴みながら恐る恐る尋ねる。
そんなウナの言葉に竜は笑いかけながら答えるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ