変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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PSO2やらオリジナルの仮面ライダーやら・・・・・・

1つの作品をずっと書いていると他のジャンルのものを書きたくなってきたりしますよね



 


第287話

 

 

 

 

 ウナが服屋で買った洋服を手に持ちながら、竜はウナの案内のもとウナの家に向かう。

 アイドルの家に一般人が行くという時点で問題がありそうなのに、『異性』で『ジュニアアイドル』の家に向かうとなればもはやそれは犯罪と言っても過言ではないのではないだろうか。

 ウナが変装をしているため気づかれる可能性は低いとは思うのだが、それでも竜はどことなく不安を感じていた。

 

 

「あとはそこの道を曲がって少し歩いたらお家だよ」

「あー、こっちの方に住んでるんだな」

 

 

 ウナの指差す道に見覚えを感じた竜は思わず呟く。

 ウナが歩きでゲームセンターの近くにまで来ていたことからけっこう近くに住んでいる可能性があると考えていたとはいえ、まさかここまで見覚えのある場所の近くに住んでいるとは竜も予想外だった。

 

 

「あ、あとね、うちの近くにとっても大きなお家があって友だちが住んでるの」

「大きな家?この辺りだとそんなに大きな家はなかったはずだけど・・・・・・」

 

 

 竜と会話をすることが楽しいのか、ウナは笑顔を浮かべながら竜に話しかける。

 ウナの言葉に竜は今いる近辺で見たことのある大きな家を頭の中に思い浮かべていく。

 竜が記憶している限りではとくに大きな家が一件と、他に少し大きいかなというレベルの家が数件あるくらいだった。

 

 

「すっごく大きいんだよ。庭には池もあって、とっても和風なの」

「和風で大きい・・・・・・。もしかして友だちってきりたんのことか?」

 

 

 和風建築で大きく、庭に池がある。

 そしてウナと同年代の子どもが住んでいる家。

 

 聞き覚え、どころではなく見覚えがかなりある情報に竜はもしかしてと思いながらウナにきりたんの家、つまりは東北家のことなのかを尋ねた。

 竜の言葉にウナは驚いたように口を開ける。

 

 

「うなぁっ?!なんで分かったの?!」

「お、合ってるのか。いや、ときどき家に行ってゲームしたりしてるんだよ。だからウナの言っていた家がきりたんの家と同じだなーって思ってな」

 

 

 驚くウナに竜はウナの言っていた情報からきりたんの家だと気づけた理由を答える。

 竜がきりたんとときどき遊んでいるという言葉にウナはさらに驚いたのか、ポカンと口を開けたままになってしまった。

 そのまま竜たちが歩いていると、かなり広い敷地の和風建築、東北家が見えた。

 

 

「あの家が見えたってことはもうすぐかな?」

「あ、うん。東北の家が見えたからお家もすぐに着くよ」

 

 

 先ほどウナは自分の家の近くに大きな家があると言っていた。

 そのことからこの近辺にウナの家があるのだろうと竜は考え、キョロキョロと周囲を見渡す。

 竜の言葉にウナはうなずき、少し先の家を指差した。

 どうやらそこがウナの家のようだ。

 

 

「・・・・・・けっこう、普通の家なんだな?」

「うゆ?どんな家を想像してたの?」

 

 

 目の前に建っているのはなんの変哲もない普通の一軒家。

 どこかしら変わっているといったところもなく、アイドルの家だとすぐに気づくことは難しいだろう。

 

 ちなみに竜はアイドルの家ということで庭に木が生えていてペットの犬を放し飼いにしている家をイメージしていた。

 

 

「ただいまー!」

「おかえりなさい。あら・・・・・・?」

 

 

 元気よく玄関を明け、ウナは家の中に声を向かって大きく声を出す。

 ウナの声が聞こえたのか、家の奥から1人の女性が早足で玄関にまで出てきた。

 ウナが帰ってきたことを確認した女性は笑みを浮かべてウナを見、となりに竜がいることに不思議そうに首をかしげる。

 

 

「えっと、あなたは?」

「あ、えっと、自分は公住(きみすみ)(りょう)と言います」

 

 

 大切な1人娘が知らない男と帰ってくる。

 これがもし家から出てきたのが父親だったのであれば殴られていたのではないかと思えるほどの状況に竜はやや緊張しながら自身の名前を名乗るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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