もしかしたら今年中にUA80000を突破できるかもなーと思っております。
まぁ、どうなるかは私しだいてすかね。
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ウナから聞いた『今日は俺の妹になって自由に遊ばないか』という言葉にウナの母親は困惑した表情を浮かべながら竜を見る。
正直な話、そんな言葉を言われたと聞けば言った人間は妹萌えの変態なのではないかと思ってしまっても仕方がないだろう。
念のために弁明するならば、竜は別に妹萌えだとかそういった性癖はなく、ウナが自由に動き回れるようにするための理由として自分の妹ということにした方が楽なのではないかと考えたために出てきた言葉なのだ。
まぁ、そんな考えで言った言葉だとはウナの母親はもちろん知らないので、困惑するのも当然なのだが。
「えっと・・・・・・、そういった趣味が・・・・・・?」
「いえ、違うんです・・・・・・」
困惑した表情を浮かべながらウナの母親は確認するように竜に尋ねる。
ウナの母親の言葉に竜は頭を抱えながら答える。
そう思われても仕方がないことを言ったとはいえ、それでも竜は妹萌えだと勘違いはされたくなかった。
「私にそういった趣味はなくてですね?えっと、単純に自分の妹ということにしておけば誰かに聞かれたとしてもそっくりな子が“UNA”に憧れて同じ格好をしているのだということにできると思ったんですよ・・・・・・」
「ああ、なるほど・・・・・・」
竜の説明に納得がいったのか、ウナの母親は軽くうなずきながら呟く。
少なくとも竜の様子からその言葉に嘘はなさそうだということと、ウナが懐いている様子から悪い人間だということではなさそうだという判断からの納得だった。
「というか、ウナを家まで送ってきちゃったんですけど大丈夫ですか?こう、なんというか、アイドルとかの家ってパパラッチが張っているイメージがあるんですけど・・・・・・」
ウナの言葉による誤解も解け、竜は気になったことを尋ねる。
アイドルの家といえば基本的にはパパラッチの餌場と言っても過言ではないほどの印象を受ける場所。
ウナが軽く変装していたとはいえ、それでも一緒に帰ってきて大丈夫だったのかが竜は気になっていた。
「まぁ、普通ならダメでしょうね。でも、その辺りはちゃんと対策しているから大丈夫なんですよ」
「対策を・・・・・・?」
「ええ、私含めてウナちゃんのことを“UNA”だとは認識できなくなるという結界というものを東北家の皆さまと
竜の言葉にウナの母親は少しだけ得意気に答える。
常識的に考えれば結界なんていう話は胡散臭いものなのだが、東北家が関わっているとなればそれは話が変わってくる。
霊に対しての知識などに詳しく、霊力というものに対してもかなりの知識を持っている東北家の人たちならばそういった結界を張ることも可能なのだろうと竜は納得する。
と、ここで竜は東北家以外にもう1人の名前が呼ばれていたことに気がつく。
「きみ・・・・・・すみ・・・・・・?」
「あれ?お兄ちゃんと同じ名字?」
竜が知っている限りでは自分以外に“きみすみ”という名字は聞いたことがなく、不思議そうに首をかしげる。
文字として紙に書かれていれば読みだけが同じだと分かったかもしれないが、ウナの母親が口頭で述べただけだったためにウナは竜の名字と同じものだと勘違いしていた。
しかし竜が不思議そうにしていた理由はもう1つある。
「というか名前の“咲良”っていうのもうちの母親と同じ名前なんだが・・・・・・」
何とも言えない一致に竜は困惑することしかできなかった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ