アンケートの結果が2つ選ばれている状態なため、どちらかが多くなった時点で締め切ることにします。
まさかこうなるとは・・・・・・
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ウナの母親の口から聞こえてきた“
口頭であり、文字として書いているわけではないので竜はその名前がどういった漢字なのかは分からなかったが、それでも自分の母親と同じ名前だということになんと言っていいのか分からなかった。
「名前まで一緒だなんて凄い偶然なのね。えっと、たしか名刺がこの辺りに・・・・・・、あったあった。はい、これが咲良さんの名刺ですよ」
そう言ってウナの母親は1枚の名刺を出す。
その名刺には『貴身純 咲良』とシンプルに名前が書かれており、名刺の右下の辺りには電話番号が書かれていた。
「名字の方は違うけど、名前の字は同じなのか・・・・・・。まぁ、名字が違うなら偶然か?」
竜の名字は
名字が違うことからおそらくは別人なのだろうと竜は考える。
名前に関しては完全に同じ漢字だったのだが、“さくら”という名前はそう珍しいものでもないため偶然の一致だろう。
「・・・・・・あまり長居をしてもアレですし、自分はそろそろお
「えー!部屋で持ってる本のお話とかしたいと思ってたのにぃ・・・・・・」
ウナとどう出会ったかなどの話だけをするつもりだったのにいつの間にか違う話になっていたことに気がついた竜は、椅子から立ち上がる。
そんな竜の言葉にウナは不満そうに声をあげる。
ウナは竜と母親の話が終わったら竜と遊ぼうと思っていたため、竜が帰ろうとしたことが不満のようだ。
「えっと・・・・・・」
「ウナちゃん。公住くんとは今日会ったばかりなんでしょう?だからそんな簡単に自分の部屋に入れちゃダメよ?」
「むぅ~・・・・・・」
ウナの言葉に竜は困り顔になりながらウナの母親に助けを求めるような視線を向ける。
竜とウナは今日出会ったばかりであり、いくらウナが安全だと思っていてもそう簡単に今日出会ったばかりの人間を部屋に入れていいものではない。
竜の視線にウナの母親はうなずき、やんわりとウナを説得した。
母親の言葉にウナは不満そうに頬を膨らませ、まるでフグのように膨らんだ顔になってしまった。
そんなウナの顔を見て竜は思わず吹き出し、指で優しくその頬をつついた。
「ぷひゅうっ。なにするのさぁ?」
「いや、なんか膨らんでるのを見て、つい・・・・・・」
竜の指によって膨らんでいた頬が潰され、ウナの口から空気が漏れる。
膨らんでいた頬を潰されたウナは、頬に竜の指を当てたまま尋ねる。
指先に触れるウナのプニプニとした頬の感触を感じながら竜はウナの問いに答えた。
「まぁ、なんだ。ウナのお母さんも言っているように簡単に男を部屋に入れちゃいけないってことだ」
「でも今日1日はお兄ちゃんだよ?」
「お兄ちゃんでもダメなものはダメですー」
今日1日はお兄ちゃんで妹なのだから別になんの問題もないのではないかとウナは竜に言う。
そんなウナの言葉に竜は頬をつついたまま答えた。
まぁ、家庭にもよるだろうが兄であっても部屋に入れたくない妹もいれば、気にせずに部屋に入れる妹もいる。
その辺りは本当に人によるとしか言えないだろう。
なお、竜とウナは本当の兄妹というわけではないので、そういった理由から竜はウナの言葉を却下していた。
「まぁ、いつでも連絡はとれるんだからいつでもメッセージを飛ばしてくれ。えっと、それじゃあ、お邪魔しました」
「うん!絶対にメッセージ送るね!」
「ええ、さようなら」
部屋に入ったりすることはできないが普通にメッセージのやり取りをすることはできる。
竜の言葉にウナはうなずき、手を振るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ