アンケートが決まりました。
これまでヤンデレエンドをむかえた全員によるエンドとなります。
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近くに東北家があることから、普段のきりたんと遊んだ際の帰り道と然程の違いはなく、道に迷ったりすることもないだろう。
「それにしてもアイドルの女の子と会うのは驚きやったね?」
「そうだな。しかも連絡先まで交換しちまったし・・・・・・」
竜の服のフードの中から肩へと移動したついなは竜へと話しかける。
ついなの言葉に竜は周囲に聞こえないように声を潜めながら答える。
なぜ竜が声を潜めているのかというと、もしもジュニアアイドルであるウナの連絡先を知っているということが誰かに聞かれでもすれば、それを聞き出そうとする人間や、無理矢理ケータイを奪おうとする人間が現れるかもしれない。
そういったことを警戒して竜は声を潜めているのだ。
「別に連絡先くらいならええんやない?ご主人が誰かに教えたりとかせんかったらええんやし」
「それもそうなんだがねぇ・・・・・・」
自分が誰かに教えたりしなければ良い。
ついなが言っていることはもっともで、分かってはいるのだが、それでも竜は不安に思ってしまう。
なにかしらうっかりをして口走ってしまう可能性もあるし、もしかしたら偶然ケータイを覗き込まれて見られてしまう可能性もある。
まぁ、そんなことを言い続けていればキリがないので、何事もほどほどがちょうど良いだろう。
「あ、せや。今日の晩御飯はなにが食べたいとかはあるんか?」
「晩御飯か。そうだな・・・・・・、お昼が寿司だったから肉系かな」
ふと、ついなが竜に今日の晩御飯のリクエストがあるかを尋ねる。
どうやらついなの中では先ほどのやり取りでウナの連絡先についての話は終わったようだ。
ついなの言葉に竜は少しだけ考え込み、晩御飯として食べたい食材の種類を答えた。
「お肉系やね。たしか家にまだお肉はあったはずやからとくになんかを買って帰る必要もないなぁ」
「どんな肉があったかは分からんが頼んだよ」
冷蔵庫の中の食材は基本的についなが把握しており、豚肉、牛肉、鶏肉、そのどれがあるかは不明だがそれでもついななら冷蔵庫にあるお肉を使って美味しい肉料理を作ってくれることだろう。
「あ、そうだ。帰ったら“恋愛
「そんならうちはあとで読ませてもらうわ」
本屋で買った“恋愛Judgment”の漫画をちらりと見て竜は呟く。
竜は“恋愛Judgment”がドラマになっているということしか知らず、猛烈に“恋愛Judgment”のことを推していたウナの言葉に少しばかり期待していた。
竜とは違い、ドラマを見ていておおまかな内容は知っているついなだが、漫画をそのままドラマにするのはけっこう難しく、どのような違いがあるのかがついなは気になっていた。
「ウナがあそこまで推してるんだからつまらないってことはないだろ。そのうち続きも買うかもな」
「おー、楽しみやなぁ」
竜の頭の中に甦ってくるのは“恋愛Judgment”についての話をしているときにウナの姿。
“恋愛Judgment”についての話をしているときのウナはとても楽しそうに笑みを浮かべながら話をしていた。
つまりはそれだけ“恋愛Judgment”が面白いということで、竜はほぼ確定で続きを買うことになるんだろうなぁと考えながら家に帰るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ