変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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パソコンのキーボードにまだ慣れないですけどなかなか書きやすいです。

関係ないですが1年歳をとりました。

二十歳を越えた辺りから自分の年ってあまり気にならなくなりますよね?





第296話

 

 

 

 

 意図せずしてマキの肩に乗っていた女性の霊の胸を揉んでしまった竜は逃げるように飛んで行ってしまった女性の霊を見送る。

 女性の霊は生霊だったので、もしかしたら本人のところに戻った可能性もあるが、それは竜には分からないことだった。

 

 

「ご主人、今のはあかんと思うんよ・・・・・・」

「だよなぁ・・・・・・」

 

 

 ついなの言葉に竜はガクリと肩を落としながら答える。

 竜としても女性の霊の胸を触ってしまったのは事故であり、意図してのことではなかったために罪悪感が湧いていた。

 マキの後ろで竜がなにやら変な動きをしていたかと思えば肩を落としてどこか落ち込んでいるような雰囲気を出している。

 ころころと変わる竜の様子に茜たちは首をかしげることしかできなかった。

 

 

「結局、竜はマキマキの後ろでなにをしていたんや?」

「あー、えっと・・・・・・」

 

 

 茜の問いに竜は言葉を濁らせる。

 正直にマキに女性の生霊が憑いていたことを言ってもいいのだが、それをすればまず確実に1人は怖がる人間がいる。

 それが分かっているからこそ竜は茜の問いに答えてもいいものか悩んでいた。

 

 

「あれ?なんだか肩が軽くなったような・・・・・・?」

 

 

 竜が茜の問いにどう答えようか悩んでいると、しゃがんでいたマキが立ち上がり、肩を軽く回しながら言った。

 どうやら肩に乗っていた女性の霊がいなくなったことによって肩凝りが解消されたらしい。

 

 なお、マキが肩を回すたびにその立派な胸が揺れており、その光景を茜とゆかりは恨めしそうに、葵は羨ましそうに見ていた。

 

 

「もしかして、私の肩凝りが治ったのってさっき竜くんがなにかしてくれたお陰?」

「あー、うん。まぁ、・・・・・・そんな感じ?」

 

 

 肩凝りが治り、治った要因として一番有力そうなものが先ほどの竜の行動だったため、もしやと思いながらマキは尋ねる。

 確かに竜はマキから女性の霊を引き剥がしたので治したともいえるのだが、それでも女性の霊の胸を触ったことによって治したとは答えづらく、頬を掻きながら曖昧に答えることしかできなかった。

 

 

「マキさんの肩凝りと竜くんの謎の動き・・・・・・、もしかしてお化け?」

 

 

 マキの肩凝りが治ったという情報と、マキの後ろで竜がとっていた奇妙な行動。

 この2つの情報から葵はお化け、つまりは幽霊が関わっていたのではないかと、顔をやや青くしながら推測した。

 葵の言葉に竜はギクリと肩を震わせる。

 一番気づかせたくなかった人物が真っ先に気づいてしまったことに竜は思わず額に手を当てた。

 そんな竜の様子に自分の推測が間違っていなかったのだと理解した葵は素早く竜の制服を強く掴んだ。

 

 

「ふむ。確かにお化けが憑りついて肩が重くなるという話はけっこう聞きますね」

「え、でもそうなると竜はお化けを力技で無理やり引っぺがしたってことにならんか?」

「でも実際に私の肩は軽くなってるし、そういうことなんじゃない?」

 

 

 葵の言葉が聞こえていたゆかりは納得がいったとうなずく。

 うなずいているゆかりに茜はお化けに触れることができるのかが疑問になり首をかしげる。

 

 ちなみに竜が霊に触れることができた理由は、ついなに霊力を送るのと同じ要領で霊力を手に回して霊力で手を覆っていたからである。

 

 

「えっと、まぁ、とりあえずマキに憑いていた霊はいなくなったから安心してくれ」

「本当だよね?!」

 

 

 自分の制服を掴んで軽く震えている葵を落ち着かせるために竜は女性の霊がもういないことを伝える。

 竜の言葉に葵は竜の制服を強く掴んだまま聞き返す。

 

 

「ああ、本当だ。だからもう教室に行くぞ」

「う、うん・・・・・・」

「あ、いつの間にかけっこう時間経ってたね。ちょっといそごっか」

「本当ですね。遅刻まではしないでしょうけど急ぎましょう」

「りょーかいや!」

 

 

 ちらりと時計を確認してみれば学校についてからそこそこに時間が経っている。

 そのことに気がついた竜は、女性の霊を引き剥がしたときのことを聞かれないように話を切り上げ、教室に向かうことを提案する。

 かくして、竜の思惑通りに女性の霊についての話題を切り上げて教室に向かうことになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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