変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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クリスマスですねぇ。

今年も残りわずか、もうすぐ寒いのも終わりますかね?





第300話

 

 

 

 

 すべての授業が終わり、竜たちは下校の準備をする。

 不意に竜のケータイが振動し、メッセージの着信を知らせる。

 

 

おたま『お兄ちゃん!もしかして今日、東北と遊ぶ予定ない?』

竜『おお、その予定だけど・・・・・・。一緒に遊ぶか?』

おたま『いくぅっ!』

 

 

 届いたメッセージの送り主は“おたま”。

 これはウナのメッセージ上の名前だ。

 

 ウナから届いたメッセージに、竜は今日の予定を思い出しながら返信する。

 竜がメッセージを返信すると、すぐにウナから返事が返ってきた。

 

 もともと、竜は今日きりたんと遊ぶ予定があったのだが、そのことをウナはどこからか、といってもおそらくはきりたんから知ったのだろう。

 そしてその裏付けとして竜に確認のメッセージを送ってきたのだと思われる。

 

 

「うっし、竜も帰ろうや」

「あ、悪い。俺、今日はきりたんと遊ぶ約束してるんだわ」

「そうなんか?なら、しゃーないか・・・・・・」

 

 

 帰りの準備を終えた茜が竜に声をかけてくるが、竜はきりたんと遊ぶ予定がすでに入っているため、茜の言葉に申し訳なさそうに答えた。

 竜の答えに茜は残念そうに肩を落とす。

 その少し後ろでは同じように帰りの準備を終えた葵がおり、同じように残念そうにしていた。

 

 ちなみに、ゆかりはマキとあかりを連れてどこかに行く予定があったようで、すでに教室にはいない。

 

 

「また明日な」

「ほななー」

「うん。また明日ね」

 

 

 下駄箱まで一緒に歩いてきた茜、葵に上履きから靴に履き替えた竜は手を振りながら声をかける。

 竜の言葉に茜たちも同じように手を振りながら答えるのだった。

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 学校を出た竜は東北家へと到着する。

 道中では特筆して何か起こるということもなく、平和に東北家へと着くことができた。

 

 

「なぁ、東北ぅ?なんでお兄ちゃんと遊ぶことを黙っていたんだぁ?」

「べ、別に黙っていたわけではありませんし?言う必要はないかなぁって思っていただけですし?」

 

 

 東北家へと到着した竜は家の玄関の前でなにやら話をしている2人の小学生、東北きりたんと音街ウナの姿に首をかしげる。

 見たところウナがきりたんに詰め寄っているように見えるが、話している会話の内容までは竜の耳には聞こえなかった。

 なんにしてもいつまでも外にいる意味もないので、竜は2人へと向かって歩き始めた。

 

 

「おっす、2人とも。なにを話しているんだ?」

「あ、お兄ちゃん!」

「こんにちはです。いえいえ、別に大したことは話してないので」

 

 

 竜が声をかけると、2人は同時に竜の方を向き手を上げて応えた。

 そして、きりたんが家の玄関を開け、竜とウナを家の中へと招き入れるのだった。

 

 

「さて、と。なにするか?」

「そうですね。無難にマリオカートはどうですか?」

 

 

 家の中に入った竜は邪魔にならない場所に荷物を置き、なにをするのかをきりたんに尋ねる。

 竜の言葉にきりたんは少しだけ考えこみ、何のゲームをするか答えた。

 

 

「おー、ならマリオカートで東北をぼこぼこにしてやるぞー」

「ふふふ、そう簡単に私が負けるとお思いですか?逆にぼこぼこのぼこにしてやりますよ」

「よく分らんがなんか燃えてるなぁ」

 

 

 マリオカートの準備をしていくきりたんの姿を見ながらウナは元気よくきりたんに勝つと宣言する。

 そんなウナの言葉にきりたんは不敵な笑みを浮かべながら答えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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