ささら、つづみ、アイ先生
この3人のヤンデレエンドを見たいという方はおりますかね?
一応、アンケートをしておこうと思います。
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思いによって生じた生霊は強い思いが固まったことによって疑似的に魂の欠片のような状態になって生まれるもの。
それに対してささらの生霊はささら本人の魂自体が欠片となって生まれている。
つまり、普通の生霊とささらが生み出した生霊は似ているようで全く違うものなのだ。
「えっと魂自体が生霊になっているって言いましたけど、それって大丈夫なんですか?」
「そうですわね・・・・・・。私もなにぶん初めて見た事例ですし、ハッキリとは答えられませんが・・・・・・」
イタコ先生が掴んでいるささらの生霊を見ながら竜はささら本人になにか問題は起こらないのかを尋ねる。
霊などについて専門的なイタコ先生の言葉なので間違いではないのだろうが、それで不安が消えたわけではない。
竜の言葉にイタコ先生は少しだけ考えるようなしぐさを見せた。
「見たところ魂の欠片と言っても安定はしているみたいですし。生きている人間特有の霊力も纏っているみたいなので悪霊なんかに害されることもなさそうですわ。ですので、そこまで気にしなくてもよろしいかと」
「よ、よかったぁ・・・・・・。えっと、見えないんですけどそこに私の生霊がいるんですか?」
「ええ、いますよ。さすがに家に張られている結界で動けないみたいですけど」
イタコ先生の言葉にささらは安心したのか、ホッと胸をなでおろす。
まぁ、自分が知らないうちに魂が分かれてどこかに飛んでいたと聞けば誰でも不安にはなってしまうだろう。
「でも、どうしてささら先輩だけそんなことが?普通はありえないことですよね?」
「まぁ、そうですわね。ですが、どうやらさとうさんの魂はもともと分かれやすかったみたいなんですわ」
「魂が分かれやすい?なんていうか、ハガレンの映画のアルフォンスみたいですね?」
ささらの生霊が普通と違うことや、ささら本人に何の問題もないことは分かったが、そうなった原因が分かっていない。
そのことを竜が尋ねると、イタコ先生はささらの胸のあたりを指さしながら原因を答えた。
イタコ先生の言葉にきりたんは思わずある映画に出てきた主人公の弟の魂の特徴を思い出して呟いた。
「あれとは違ってなにかに定着させる必要はないみたいだけどな。たぶん、本人の魂を使っているから戻った時に体験したこともフィードバックされてるんだろうな」
「本人が生霊を操作したりできるわけでもなさそうやし、あんまし役にはたたそうやね?」
ささらが生霊の体験したことを知ることができた理由が分かり、竜は納得したようにうなずく。
竜の頭の上でついなはささらから生じた生霊を見ながら呟く。
事実としてささらは霊力が一般人レベルなので霊を見ることはできず、生霊を操作することもできない。
つまりは完全に使いどころのない能力だ。
いや、むしろ生霊が体験したことをフィードバックされるという点で考えると使いどころがないというレベルですらないかもしれない。
「とりあえず、ささらになんの問題もないって分かって良かったわ」
「えへへ、心配させちゃってごめんね?」
イタコ先生の言葉からささらの生霊に関して何の問題もないということを知れたつづみはホッと安心したように息を吐く。
クールで落ち着いている印象を持たれることの多いつづみだが、友人であるささらのことをとても心配しており、内心では不安でいっぱいだった。
そんなつづみの内心を友人として理解していたささらは心配させてしまったことを謝った。
ちなみに、すでにささらの頭の中からは竜が自分の生霊の胸を触ったという記憶は忘れ去られているのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ