ささら、つづみ、アイ先生のヤンデレエンドを見たいという方が多いみたいなので、次のアンケートの時に選択肢に追加しておきますね。
といっても投票先の枠の数が足りないので1人づつ追加になりそうですけども。
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ウナの家から特に何事もなく竜とついなは家に着く。
もちろん何事もないに越したことはないのだが、それでも最近はよく分からない霊に襲われたりしたこともあったために少しばかり拍子抜けもしていた。
「・・・・・・ん?」
「ご主人、どうしたんや?」
家の玄関のカギを開けようとしたとき、不意に竜の耳になにやら音が聞こえてきた。
聞こえてきた音に竜は首をかしげ、耳を澄ませて音が聞こえてきた方を探る。
目を閉じて静かにし始めた竜についなは不思議そうに尋ねた。
「いや、なにか音が聞こえた気がしてな・・・・・・。ちょっと静かにしてもらっていいか?」
「ほーん?うちの耳にはなんも聞こえへんかったけどなぁ。とりあえず、分かったわ」
ついなの言葉に竜は静かにし始めた理由を答え、ついなに少しだけ静かにしてもらえるように頼む。
竜に静かにしてほしいと頼まれたついなは首をかしげつつも言われた通り口を閉じて静かにした。
「・・・・・・ゅ・・・・・・み・・・・・・!」
「ぎ・・・・・・ん・・・・・・ゅん・・・・・・!」
途切れ途切れでかすかに聞こえるレベルだったが、竜の耳にはたしかにその音が届いた。
聞こえてきた音の方向は目の前。
つまりは玄関の向こうであり、それはつまり音を出しているものが家の中にあるということになる。
「家の中に誰かいるのか・・・・・・?」
「なんやて?!まさか泥棒なんか?!」
家の中から聞こえてきた音。
それは声のようにも思え、竜はもしかしてと思ったことをポツリと呟く。
竜の呟きについなは驚いて声を上げ、玄関を強く睨みつけた。
「ついな、中の様子を見てこれるか?」
「了解や。この家に勝手に入ったやつをうちが成敗したる!」
「いや、姿の確認だけで・・・・・・」
ついなの姿は基本的に霊力を持っていなければ見ることはできない。
そのため、偵察をするうえでかなりの安全性を誇っているので、竜は玄関を指さしながらついなに家の中の偵察を頼んだ。
竜に偵察を頼まれたついなは両手をこぶしにしてガッツポーズをとり、やる気満々で家の中へと入っていった。
明らかに偵察以外のこともしてしまいそうなついなに竜は落ち着かせようとするが、竜の言葉の途中でついなは家の中へと入って行ってしまった。
ちなみに、ついなは自分の体を小さくして郵便ポストから家の中へと侵入している。
ついなが家の中へと消えて行ってから少しして、ついなのものであろう足音が聞こえてきた。
「ご主人、家の中にいたんは泥棒やなかったで」
「そうなのか?」
カギを開けて玄関を開け、竜を玄関の中に入れながらついなは家の中を見て分かったことを伝える。
ついなの言葉に竜は意外そうな表情を浮かべながら聞き返す。
泥棒でないのであれば聞こえてきた音は何だったのか。
そのことが気になりながらも竜は家の中へと入っていった。
「ただいま~・・・・・・、おっと?」
「みゅぅみゅみゅ~!」
「ぎゅぎゅーん!」
洗面所で手洗いうがいを終えた竜がリビングの扉を開けると、見慣れた紫と黄色の塊が竜に向かって飛び込んできた。
飛び込んできた2つの塊を受け止めて見てみれば、それはみゅかりさんとけだまきまきだった。
竜に抱き止められ、2匹は嬉しそうに鳴き声を上げている。
「なるほど、みゅかりさんとけだまきまきが遊びに来てたのか。帰ってくるのが遅くなって悪かったな?」
「みゅぅみゅ、みゅみゅーい」
「ぎゅんぎゅん、ぎゅーん」
おそらくは2匹とも竜がきりたんと遊んでいるときに家に来たのだろう。
竜が2匹に早く帰らなかったことを謝ると、2匹は気にしなくてもいいと言っているかのように鳴き声を上げた。
「ご主人が聞こえたって言っとったのはこの子らの鳴き声だったみたいやね」
「そうみたいだな。泥棒とかじゃなくてよかったよ」
竜が玄関で聞こえたという音。
その正体がみゅかりさんとけだまきまきだということが分かり、竜とついなはホッと息を吐くのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ