ゲームをやっていて知らない人とわちゃわちゃ話したりするのも楽しいものですよね。
グループの人たちと話しながらクエストが特に楽しくて。
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自分のキャラを操作し、竜は目の前の敵を殲滅していく。
後継職であるヒーローの武器の1つ、
その武器から発射される弾丸は一発で敵を撃ち抜いていった。
「やっぱりTMGは爽快感がいいな。PPの回復もしやすいし」
「みゅい、みゅみゅみゅみゅみゅみゅっっ!!!」
「ぎゅぎゅーん!」
竜の膝の上に座っていたみゅかりさんは銃を撃つかのように前足を上げ、けだまきまきに向かって銃を撃つような真似をする。
みゅかりさんの行動に竜の頭の上に乗っかっていたけだまきまきはまるで撃たれたかのようなリアクションをとると、そのまま竜の頭の上からソファーの上にポテリと落下した。
自分から受け身をとれるように落下したことと、柔らかいソファーの上に落下したということでけだまきまきに怪我らしい怪我はなく、楽しそうにみゅかりさんと笑いあっている。
「大丈夫だとは思うけど気をつけろよ?っと、緊急か」
「みゅんみゅう」
「ぎゅんぎゅう」
竜の言葉に2匹は同じような鳴き声をあげて返事をする。
その直後、ゲームの画面に警報音が鳴り響いた。
見れば画面の上部に文字が流れており、そこには【これより、アークス総動員によるマザーシップ・シバへの突撃作戦を開始します。アークス各員は出撃の準備をお願いします。】という文字が流れていた。
「このアナウンスは・・・・・・。原初の闇だったか」
流れてきた文字と聞こえてきたアナウンスからどの緊急かを判断し、竜は持ち物を見直していく。
原初の闇は実装されてからすでにそこそこの期間が経っているので、人数さえいればとくに苦労することなく倒すことができるだろう。
完璧にヒーローというクラスを使いこなせているわけではないが、それでも死ぬことはほとんどないはずだ。
「そしたらこの緊急をクリアしたら終わりかな」
「みゅーみゅみゅー!」
「ぎゅんぎゅー!」
竜の言葉にみゅかりさんとけだまきまきは応援するように鳴き声をあげる。
みゅかりさんとけだまきまきの応援を受け、竜は気合を入れて緊急クエストに向かうのだった。
◇ ◇ ◇
無事に原初の闇も倒し終わり、竜はついなのいる台所に向かう。
みゅかりさんとけだまきまきは原初の闇との戦いの興奮が抜けないのか、ソファーの上でケガをしないレベルのじゃれあいをしている。
「ついな、なにか手伝うことあるか?」
「あ、ご主人。手伝うことはとくには・・・・・・、あ、そんならテーブルの片づけを頼むわ」
台所に来た竜に尋ねられ、ついなは少しだけ考えるような仕草をして竜にテーブルの片づけを頼む。
ついなに言われ、竜はテーブル拭きを手に持ってリビングに戻った。
「みゅー・・・・・・、みゅみゅっ!」
「ぎゅいんっ!ぎゅんぎゅぎゅん!」
一拍溜めたみゅかりさんの攻撃をけだまきまきはギリギリのところで回避し、隙のできたみゅかりさんの背後から攻撃を当てる。
PSО2であればカウンター成功の音がなってそうな見事なカウンター攻撃にみゅかりさんは堪えることができず、ソファーの上から床へとポテリと落下してしまった。
「あんまり暴れてホコリをたてないでくれよ?」
「みゅーみゅみゅー」
「ぎゅんぎゅーん」
テーブルの上を片づけ、テーブル拭きで拭きながら竜はみゅかりさんとけだまきまきに軽く注意をする。
これから晩ご飯を食べるのだから竜の言葉は当然のものだろう。
竜の言葉にみゅかりさんは前足を上げ、けだまきまきは頭のてっぺんに付いているアホ毛をブンブンと揺らしながら返事をするのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ