PSО2で鯖を変えるとアイテムの共有ができないのキツイ・・・・・・
まぁ、ゼロからやり直しと思えばまた違った楽しさも感じられるんですけどね。
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時間は進んで放課後。
竜は“cafe Maki”にバイトに行くためにスクールバッグに荷物をまとめていた。
「おーし、そんじゃあ行くかー」
「おー!」
「頑張ってや―」
「いってらっしゃーい」
荷物をまとめ終えた竜の言葉にマキが腕をあげて応え、家に帰る茜と葵が手を振りながら竜とマキのことを見送っていた。
教室を出て、“cafe Maki”に行くために下駄箱に向かう竜とマキに早足でゆかりが近づいてくる。
ゆかりの表情はどことなく固く、なにやら緊張しているように見える。
「マキさん。ちょっとお願いがあるのですが・・・・・・」
「ん、ゆかりん。どしたの?」
ゆかりに声をかけられ、マキは不思議そうに首をかしげる。
どうやらゆかりはマキになにか頼みごとがあるようだ。
「えっとですね・・・・・・。その、なんといいますか・・・・・・」
「あ、もしかして・・・・・・。竜くん、先に下駄箱の方に行っててもらえるかな?」
「ん、ああ。分かった」
チラチラと竜のことを見ながら、ゆかりはどんな頼みごとがあるのかをなかなか言い出さずにいる。
ゆかりの様子からマキは竜がいてはできない話なのかと考え、竜に先に下駄箱に向かっていてもらうように言う。
マキの言葉に竜はうなずき、下駄箱へと向かっていった。
「それでどうしたの?話しにくそうだったから竜くんには先に行っててもらったけど・・・・・・」
「ありがとうございます。そのですね?マキさんに・・・・・・、料理を教われないかな、と思いまして・・・・・・」
竜が先に下駄箱に行ったのを確認したマキは改めてゆかりに尋ねる。
マキが気を利かせてくれたことにゆかりはお礼を言い、声をかけた理由を答えた。
ゆかりの言葉にマキは驚き、思わず大きく目を開く。
「料理・・・・・・、え、ゆかりんが料理・・・・・・?!」
「そこまで驚きますか・・・・・・?」
ゆかりの口から出てきた料理を教わりたいという言葉。
そのことにマキはとても驚いた表情を浮かべ、思わず少しだけ
あまりにもあんまりなマキの反応にゆかりは少しだけムッとしたような表情になりながら言う。
「そりゃあ驚くよ!だってゆかりん、炊飯器の使い方も分かってなかったじゃん!」
「あ、あれは別に出来合いのものを買っていればご飯を炊く必要がないと思っていて憶えてなかっただけです!それに電子レンジさえ使えれば大体何とかなるんですよ!」
炊飯器の使い方が分からなかったというマキの言葉にゆかりは反論する。
出来合いのもの、つまりは総菜やお弁当などを買っていれば確かに炊飯器を使う必要はないかもしれない。
しかし、それにしたって炊飯器の使い方が分からないという人間はそうそういないはずだ。
そんな人間が料理を教えてほしいと言ったのだからマキが驚いてしまうのも当然のことだろう。
「・・・・・・分かった。なんにしても料理に対してやる気を持っているならちゃんと教えてあげるよ」
「ありがとうございます!」
ゆかりが急に料理を教わりたいと言い出した理由を察したマキは、しっかりとうなずいてゆかりを見る。
これまでも何度かマキはゆかりに料理を教えようとしていた。
しかしそのたびにゆかりは料理をすることを諦め、料理を練習しなくなってしまっていた。
だが今回はゆかりが自分から言い出したことと、これまでにないやる気を感じられた。
マキの言葉にゆかりは強く頭を下げるのだった。
ちなみに、竜は下駄箱にたどり着く前にアイ先生に捕まり、生徒会室に書類を運ぶのを手伝わされていたりする。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ