某こんこんきーつねさんもアークスらしいですね。
個人的なイメージですが原初の闇のビームにやられて「なんでなんだよ~!」と叫んでいる姿が思い浮かびます。
鯖が一緒だったら嬉しいけどその可能性は限りなく低いんだろうなぁ・・・・・・
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慣れた手つきで包丁を使い、マキはニンジンの皮をするするとむいていく。
その手際の良さはかなりのもので、これを見るだけでマキがいかに普段から料理をしているかが分かるだろう。
そんなマキの隣でゆかりは
「くっ・・・・・・、ぬっ・・・・・・」
「ゆかりん、落ち着いて。ゆっくりと安全にやって大丈夫だから」
マキのニンジンの皮をむく速度に焦り、危なっかしい手つきになっているゆかりにマキは落ち着くように言う。
すでにマキはニンジンの皮をむき終えており、あとはゆかりが皮むきを終えるだけの状態だ。
マキの言葉に慌てる必要はないと理解はしているのだが、それでも待たせてしまっているということにゆかりは無意識に焦りを感じてしまっている。
そして、危なっかしい手つきではあったものの、ゆかりは無事にニンジンの皮をむき終えることができた。
「ふぅ・・・・・・」
「お疲れ様ー。さ、ニンジンを切っちゃおっか」
ニンジンの皮をむき終え、緊張から解放されたゆかりは軽く息を吐く。
料理を基本的にしないゆかりにとってたかがニンジンの皮むきでも相当に緊張し、疲れが溜まってしまう。
そんなゆかりにマキは包丁の準備をしながらゆかりに声をかけた。
ちなみに、ゆかり用として準備してあるのは子供が使うような先端が丸くなっている包丁である。
「とりあえずニンジンは上のヘタと下の先っぽのところを切り落として、あとは一口大に切れば大丈夫だからね」
「わ、分かりました」
トントンと手早くニンジンの上下を切り落としながらマキはゆかりに説明をする。
どのくらいの大きさを一口大とするかは人によるだろうが、それでも食材を切る練習としてはちょうどいいだろう。
マキの言葉にゆかりは両手で包丁を握る。
「うん。待って」
「な、なんですかマキさん。集中したいのですが・・・・・・」
「それは分かるけどね。包丁は両手で持つものじゃないんだよ。それと上に振り上げようとしないでね。普通に危ないから」
ニンジンを切るために包丁を両手で持ち、振り上げようとするゆかりをマキは止める。
普通に考えて食材を切るための動きとは程遠いゆかりの動きにマキは思わず
そもそもとして、隣でマキが片手で包丁を扱っているのを見ているのではないかと思うかもしれないが、ゆかりはニンジンの皮をむくことに集中していたため、マキの手もとを見る余裕はなかったのだ。
「食材を切るときはね?片方の手で押さえながら切るの。その時に押さえる手はにゃんこの手にするんだよ」
「にゃんこの手・・・・・・、はっ!」
「うん。ゆかりんがいま思っていることは絶対に間違いだから、絶対に実行しようとしないでね。毛が入っちゃうから」
「え、ですがにゃんこの・・・・・・」
「 し な い で ね 」
「はい・・・・・・」
まるで小学生に初めて料理を教えるかのような説明をマキはゆかりにする。
マキの説明になにかを閃いたゆかりが行動に移そうとするが、ゆかりの考えたことを察したマキによって止められる。
マキに考えたことを止められたゆかりはしょんぼりと消沈し、マキに教わった通りにニンジンを切っていった。
「そうそう、いい感じだよ。これで少しは食材を切ることに慣れられたかな?」
「どうなんでしょうか・・・・・・。自分ではよく分かりませんね」
ニンジンを一口大に切り終え、マキはゆかりに尋ねる。
最初のまったく食材を切った経験のない状態から少しだけ食材を切ったことのある状態になり、ほんの
0と1というのは小さな差のように見えてそこには大きな差がある。
この小さな経験を積み重ねていくことによって人間は成長していくのだ。
その後も、ゆかりはマキの教えのもと、玉ネギを切る際に号泣したり、ジャガイモの芽を取り忘れかけたりとドタバタしながらも楽しさを感じながら料理を教わるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ