変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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アンケートがどうなりますかねぇ。

どうやら2つが争っているみたいですが・・・・・・

誰になるのか楽しみですね。





第320話

 

 

 

 

 外の掃き掃除も終わり、“cafe Maki”での仕事もすべて終わった竜はマキの母親とともに弦巻家に来ていた。

 なぜマキの父親が一緒ではないのか不思議に思うかもしれないが、マキの父親は最後にすべてのカギやガスなどのチェックをしてキチンと店の施錠をしてから帰宅するため、少しだけ帰るタイミングが遅れてしまうのだ。

 

 

「ただいまー」

「お邪魔します。って、うん?マキの靴以外にも靴がある?」

 

 

 すでに家にはマキがいるため、カギを開けることなくマキの母親は玄関を開ける。

 マキの母親に続いて玄関に入った竜は玄関にある靴が1人分多いことに気がついた。

 玄関に複数の靴がある家庭もあるが、弦巻家ではその日に履く靴以外はすべてきちんとしまっているので人数分の靴しか玄関には置かれていないのだ。

 

 1人分多い靴に首をかしげながら竜は洗面所に向かい、手洗いうがいを済ませる。

 

 

「あ、おかえりなさーい」

「竜くん、おかえりなさい」

「あれ?ゆかり?」

 

 

 竜がリビングに入ると、マキとゆかりが声をかけてきた。

 マキが家にいるというのはマキの母親から聞いていたので驚くようなことではなかったのだが、ゆかりがここにいるとは思っていなかった竜は少しだけ驚いた表情を浮かべてゆかりを見た。

 

 

「えっと、ただいま・・・・・・?どうしてゆかりがここに?」

「あー、うーん・・・・・・。ゆかりん、教えても大丈夫?」

「ええと、はい、結局は知られてしまうことですし・・・・・・」

 

 

 困惑したまま竜はマキとゆかりに返事をし、どうしてゆかりがいるのかを尋ねる。

 竜の言葉にマキは少しだけ悩まし気な声を出してゆかりに確認を取る。

 マキの確認の言葉にゆかりは躊躇いながらもうなずき、竜になぜ自分がここにいるのかを教えることにした。

 

 

「えっと、ゆかりんが家にいるのはね私に料理を教えてほしいって頼んできたからなんだ」

「マキに料理を?」

「ええ、ちょっと思うことがありまして・・・・・・」

 

 

 マキの口から明かされたゆかりが弦巻家にいる理由に竜は驚き、マキとゆかりを交互に見る。

 竜の驚いている姿にマキは苦笑し、ゆかりは恥ずかしそうにほんのりと頬を赤く染めた。

 

 

「ってことはマキのお母さんが言ってたマキのやることってのはゆかりの料理教室のことだったんだな」

「ええ、そうなのよ。驚いたかしら?」

「あ、やっと出てきた」

「ずっと扉の陰でこちらを見てましたよね?」

 

 

 ここで竜は“cafe Maki”で働いているときにマキの母親が言っていた言葉の意味を理解する。

 竜が納得して頷いていると、不意に竜の背後からマキの母親が現れる。

 背後からいきなり聞こえてきた声に竜は驚き、焦った様子で飛び退いてしまう。

 竜からは見えていなかったが、竜の反対側にいたマキとゆかりからは扉の陰に隠れている姿が見えていたようで、とくに驚いた様子はなかった。

 

 

「び、びっくりしたなぁ・・・・・・」

「ふふふ、ごめんなさいね?」

 

 

 驚いた様子の竜にマキの母親は笑みを浮かべながら謝る。

 マキは自分の母親がイタズラをしているということに思わず苦笑いを浮かべた。

 

 

「えっとね、そんなわけで今日の晩ご飯は私とゆかりんで作ったんだよ」

「マキさんの料理と比べると劣っているかもしれませんが・・・・・・、食べてくれますか?」

 

 

 自分の母親が同級生にイタズラをしたという何とも言えない空気を切り替えるためにマキは話を変えた。

 マキの言葉に続くようにゆかりはもじもじと不安そうに指を動かしながら竜に尋ねる。

 

 

「劣っているとかは気にしなくていいさ。もちろん食べるよ」

「よっし、それじゃあもうすぐお父さんも帰ってくるだろうし晩ご飯の準備をしちゃおっか!」

「はい!」

 

 

 竜の言葉にゆかりは嬉しそうに笑みを浮かべる。

 そして、竜たちは晩ご飯を食べるための準備をするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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