変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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学校の体育館ってなんであんなに冷えるんですかねぇ・・・・・・

しかも夏になるとかなり暑くなりますし。

剣道とかやってると寒さで地獄でしたね。






第326話

 

 

 

 

 学校の体育館。

 珍しく全校朝会があるということで竜たちを含む全生徒たちは体育館に集合していた。

 

 

「朝会があるなんて珍しいこともあるもんやね?」

「とくにどこかの生徒が問題を起こしたとかも聞いてないよね?」

「あかりたちの学年の生徒が問題を起こしたってのもそこそこ前のことだから今更やる必要もないしな」

 

 

 学年別クラスごとに並びながら竜、茜、葵は話をする。

 基本的に朝会や体育祭、音楽祭などのイベントごとなどで並ぶ際には名前の順で男女別で2列に並ぶ。

 そのため、名字が“公住(きみすみ)”である竜と、“琴葉(ことのは)”である茜と葵はちょうど近くに並ぶことになるのだ。

 

 

「ご主人、ご主人。ちぃと前に先生の手伝いをしたときに見たあれと違うんか?」

「あれ?・・・・・・ああ、あれなのか?」

 

 

 竜たちの会話を聞いていたついながポケットから顔を出して竜に言う。

 ついなの言葉に竜はなんのことを言っているのかを思い出すために考え込み、もしかしてと思うものを思い出した。

 

 

「んぅ?なんや、なんの朝会なんか分かったんか?」

「そうなの?」

「あー、うん。まぁ、たぶん?」

 

 

 竜の様子から朝会をする理由に気づいたのかと思い、茜は首をかしげながら尋ねる。

 茜の言葉に葵も竜の方を見ながら確認するように尋ねる。

 茜と葵、2人の視線に竜は曖昧にうなずいた。

 

 たしかに竜はもしかしてと思うものを思い出した。

 しかし、それはハッキリとそれだという確信が得られているものではない。

 そのため、竜は曖昧に答えることしかできなかったのだ。

 

 

「えっと、ちょっと前にアイ先生の手伝いをしたんだよ。そのときに留学生の資料ってのがあってな。もしかしたらそれなんじゃないかなぁって思ってな」

「留学生?!マジか!」

「お姉ちゃん、静かに叫ぶってどうやってるの・・・・・・?」

 

 

 確証はないものの、もしかしたらそうなのではないかという予想を竜は言う。

 竜の言葉に茜は静かに叫ぶという器用なことをし、葵は茜に対してやや驚いた表情を浮かべた。

 

 

「確証はないからな?」

「分かっとるよ。っと、先生が出てきたみたいやで」

 

 

 念を押すように言う竜の言葉に茜はうなずく。

 そして、茜の言う通り、朝会を始める準備が整ったのか、壇上に先生が現れた。

 

 

『え~、皆様おはようございます。今日は天気も良くて中庭の梅の木が綺麗によく見えますね。え~、朝から集まってもらったのはいろいろと生徒の皆様に教えておきたいことがあるからでしてね。え~・・・・・・(以下略)』

 

 

 朝会をする先生特有の長い話が始まり、生徒たちの間にややげんなりとした空気が流れる。

 なぜかは不明だが、朝会をやる先生というのは長い話をする人が多いように感じられる。

 そのため、話の短い先生が壇上に上がった時は生徒たちも心なしか嬉しそうな雰囲気を出しているのだ。

 

 

「いつものことやけど話なっがいなぁ・・・・・・」

「そうだな・・・・・・」

 

 

 げんなりとした様子で茜は先生の言葉を聞きながら呟く。

 茜の言葉に竜も同じようにやや疲れたような表情でうなずいた。

 

 

『・・・・・・~なんですね。え~、ですので本校の生徒としてきちんとした生活をしてほしいと思っております。え~、そして今日の朝会では、今年から卒業まで皆さんと一緒に勉学に励む留学生のことを紹介したいと思います』

「あ、本当に留学生がくるみたいだよ?」

「ちゅうか、本題の留学生の話に入るまでが長すぎるんとちがうかなぁ・・・・・・」

 

 

 長い先生の話の中から聞こえてきた留学生という言葉に葵は反応し、竜を見る。

 というよりも先生の話ぶりからもともとの朝会の目的は留学生の紹介だったらしい。

 あまりにも本題に入るまでの話が長すぎることに、茜はがっくりと肩を落とすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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