動画を見ているとその内容の小説を書きたくなってきますよね。
まぁ、それよりも先に私は“しきしん”さんの小説を書き上げないといけないんですけどね。
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ささらたちの注文した料理ができるまでの間、竜は他のお客の注文や、空いた席のテーブルの片づけなどをする。
テーブルの上にこぼれている飲み物や料理などを拭き取るのはもちろんのこと、お客が座っていた椅子やテーブルの下の床にゴミなどが落ちていないかなどの確認もきちんと忘れずにやらなければいけない。
もしかしたらテーブルの下の床であれば手を抜いてもいいのではないかと思うかもしれないが、意外とテーブルの下というのは人の目に付くもので、そういった油断はお店への悪い評価へと繋がってしまうため、油断せずに掃除をしていくべきだろう。
「そういえばご主人。あのお客さん、ささら先輩?やったっけ?生き霊の問題はどうなったんかな?」
「あー、そういえば聞いてないな。たぶんイタコ先生とか生徒会長が何とかしてくれてると思うけど・・・・・・。気にはなるよな」
椅子の上のゴミなどを見ていたついなが、ふと思い出したように竜に尋ねる。
ついなの言う生き霊の問題というのは、ささらの魂が分かれやすくて生き霊が生まれやすいことについてだ。
厳密に言うとささらの生き霊は本来の生き霊とは別物なのだが、最終的に本人の意思とは無関係に発生するという点では同じなので生き霊ということにしている、
「生き霊が生まれとってもなんの問題もないっちゅうのはイタコに聞いてるから生き霊の方はそこまで心配はないんやけど。マキにとり憑いていたことがあったわけやし・・・・・・」
「まぁ、憑いていたらまた無理やり引き剥がせば良いんだろうけど。毎回それをやるのも手間だしな・・・・・・。後で聞いてみるか」
ささらから生まれる生霊に関しては別の霊に襲われるとかそういった心配はなく、そこまで心配する必要はない。
しかし、ささらの生霊はマキに憑りついていたという前例がある。
そのため、ついなはささらの生霊の問題がどうなったのかが気になったのだ。
ついなの言葉に竜もささらの生霊がマキに憑りついていたことを思い出す。
一応、前回は無理やり引き剥がすことができたので、また憑りつくようなことがあれば同じように無理やり引き剥がせば問題はないだろう。
だが、毎回無理やり引き剥がすのは明らかに手間でしかないので、そのためにもささらの生霊の問題を解決した方があとあと楽になるのだ。
「竜くん、注文された料理が作り終わったから運んでくれるかい?」
「あ、はい。分かりました。えっと、これはあそこの席のものであってます?」
空いた席のテーブルの片づけを終え、竜が空になった食器を運んでいると、ちょうど注文された料理が完成したのかマキの父親に料理を運ぶように頼まれた。
頼まれた料理はサンドイッチ、パンケーキ、ショートケーキ、チーズケーキの4つ。
料理の内容から竜はこれがささらたちの席に運ぶものだと理解した。
まぁ、理解したとしても確認をせずに運んでもしも間違いだったとしたら問題になってしまうので、きちんとマキの父親に確認をいれる。
竜の言葉にマキの父親は竜の運んできた食器を洗いながら、うなずいて間違っていないと応えた。
料理を運ぶ席が間違っていないと分かった竜は料理をお盆に乗せ、落としてしまわないように気をつけながらささらたちの座っている席へと運んでいった。
「お待たせしました。サンドイッチとパンケーキ、ショートケーキとチーズケーキになります」
「きたわね。・・・・・・相変わらずささらはクリームのすごいパンケーキね」
「えへへー、だって美味しいんだもん」
「うわぁ、すごい美味しそうなケーキ。それに乗っているイチゴがキラキラ光ってるみたい」
「姉さん、こっちのチーズケーキも美味しそうだよ」
運ばれてきた料理に4人は嬉しそうな声を上げる。
そして、竜は注文されたものがすべて届いたかを確認し、伝票を置いて別の仕事に向かうのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ