変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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イタコ先生の着ているチアガールの衣装のデザインを詳しく知りたい方はクロスチアガールと検索すれば出てくるかと思います。





第342話

 

 

 

 

 顔を赤く染め、自分の胸を隠すようにしながらイタコ先生は竜とひめを見た。

 どうしてイタコ先生がそんな行動をとったのか分からないひめとみことは首をかしげる。

 

 

「ぬーん?誰かを応援するんにこげな格好が必要と?」

「え、えっと・・・・・・。そう言われましたわ・・・・・・」

 

 

 不思議そうに首をかしげながらひめはイタコ先生に尋ねる。

 ひめの言葉にイタコ先生は恥ずかしそうにしながらうなずく。

 事実として、イタコ先生はこのチアガールの衣装を受け取った時に応援をするときには絶対に必要ですという力説を受けていた。

 そのため、ひめの言葉を否定することなくうなずいたのだ。

 

 

「そんならどんな風に応援するのか見せてほしか!」

「え、ええ?!いまここでですの?!」

 

 

 興味津々といった様子のひめの言葉にイタコ先生は困惑した声を上げる。

 どうやらみことも同じように気になっているのか、ひめのことを止める気はないらしい。

 ひめとみことの2人から向けられる視線に、イタコ先生は竜へと助けてほしそうな視線を向けるが、いまだに膝立ちの姿な竜はイタコ先生の視線に気づく余裕はなかった。

 

 

「わくわっく、わくわっく」

「変な掛け声はやめるったい」

「う、ううう・・・・・・」

 

 

 おそらくは楽しみにしているという意味合いの擬音“わくわく”のことを言っているのであろうひめはジッとイタコ先生を見る。

 そんなひめの視線にイタコ先生は顔を赤くしているが、ひめが諦めることはないと分かっているため、近くに用意してあったポンポン(スズランテープを細く裂いてまとめたもの)を両手にそれぞれ持った。

 

 

「えっと・・・・・・、その・・・・・・。がんばれ!がんばれ!・・・・・・あうぅぅ」

 

 

 両手にポンポンを持ち、イタコ先生は小さく飛び跳ねながら応援をする。

 数回飛び跳ねて応援の掛け声を発したイタコ先生は恥ずかしそうにうつむいて顔を隠し、しゃがみこんでしまう。

 本物のチアリーダーとは比べ物にならないほどに稚拙な応援なのだが、それでも恥ずかしそうにしながら応援をする大人の女性というものの破壊力はすさまじいものがあった。

 

 その証拠として、イタコ先生が応援する姿を見ていた竜はもはや膝立ちではなく、保健室の床にうつぶせで寝転がってしまっている。

 

 

「おー、バルンバルンしてたばい」

「小さくジャンプしてるだけでもかなり揺れとったね?」

 

 

 応援していたイタコ先生のことを見ていたひめとみことが特に注目してみていたのはイタコ先生が飛び跳ねるたびに大きく揺れていたその胸。

 イタコ先生が飛び跳ねた勢いはそれほど大きなものではないのだが、それでも振動として伝わったエネルギーはかなり大きくイタコ先生の胸を揺らしていた。

 

 ひめとみことの言葉が聞こえ、イタコ先生はさらに顔を赤くする。

 顔を隠してしまっているのでどれくらい赤くなっているのかは正確には不明だが、それでも耳まで真っ赤になる程度には赤くなっていることが分かった。

 

 

「あー・・・・・・、その・・・・・・。イタコ先生、その恰好はできれば今後しないでもらえると助かります・・・・・・」

「ちゅわっ?!や、やっぱり似合っていませんでしたの?!」

 

 

 うつぶせで寝転がったまま、竜はイタコ先生にチアガールの衣装を今後着ないでほしいとお願いする。

 竜の言葉にイタコ先生は着ないでほしいと思うほどに似合っていなかったのかと思い、思わず竜の近くに詰め寄った。

 

 

「違うんです・・・・・・。イタコ先生のその恰好・・・・・・、男には刺激が強すぎるんです・・・・・・」

「へ?・・・・・・えええぇぇぇえぇえぇえええ?!」

 

 

 遠回しな言い方では伝わらないだろうと考えた竜は、言葉に詰まりながらもチアガールの衣装を着ないでほしいといった理由を答えた。

 竜の言う刺激が強すぎるという言葉の意味。

 それを理解したイタコ先生は大きく驚いた声をげるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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