ウェブカメラに2Dを動かすためのソフト・・・・・・
あとはスチーム。
これさえそろえばVやるための準備は体を描いてもらうだけに!
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桃色の不定形の生き物。
かなり前に拾ったみゅかりさんと同じように今までに見たことのない生き物が竜の目の前で眠って(?)いる。
「この生き物は・・・・・・、スライム?」
「みたいやねぇ。見たところ怪我らしい怪我はしとらんみたいやけど」
寝ているように見える桃色の不定形の生き物、スライムを見ながら竜とついなは首をかしげる。
見たところ目の前のスライムに怪我のようなものは見当たらず、どうして竜の家の前に落ちていたのかは分からなかった。
「ヤ、ヤデー・・・・・・」
「ん、起きたか?」
鳴き声(?)にしてはやや甲高いような声を上げてスライムが体を揺らす。
寝ていたスライムが鳴き声をあげたことに、竜は目が覚めたのかと顔らしき部分をのぞき込む。
竜がスライムをのぞき込んでいると、パチリとスライムの目が開いた。
「・・・・・・ンナー?!」
「うぉっと?!」
竜がのぞき込んでいることに気がついたスライムは大きな声を上げて後ろに素早く下がる。
目が覚めてすぐに意外と素早い動きを見せたスライムに竜は驚き、思わず声を上げた。
竜から離れたスライムは混乱した様子でキョロキョロと竜の家の中を見回す。
「ナ、ナンヤココー!」
「しゃべった?!」
「これはびっくりやな」
人間の声よりもだいぶ高い声でスライムは言葉を発する。
まさかスライムがしゃべるとは思っていなかったため、竜は驚いて固まってしまった。
そんな竜とは対照的についなはどこかのほほんとしており、そこまで驚いた様子は見られていない。
「えっと、ここは俺の家だよ。君が家の前で倒れていたから家の中に入れたんだ」
「・・・・・・ホンマカー?」
驚きつつも竜はスライムにどうしてここにいるのかの説明をする。
その際に警戒をさせてしまわないように間違っても近づくようなことはしない。
竜の言葉にスライムは少しだけ考えるような仕草を見せ、確認するように竜に尋ねた。
スライムの言葉に竜はうなずくことによって応える。
「・・・・・・アンナー?ウチナー、“セヤナー”イウンヤー」
「セヤナー?少しだけ変わった名前だな?」
「せやね。うちや茜の言葉にちょっと似とるし」
竜のことを少しだけ信頼したのか、スライム――――セヤナーは竜に自分の名前を言う。
そして、セヤナーはゆっくりと竜に近づいていった。
「ウチノイモートハイッショニオランカッター?」
「妹?いや、見ていないかな」
「うちらが見つけたんは倒れとったセヤナーだけやね」
「だよなぁ・・・・・・、うん?」
セヤナーの言葉に竜はセヤナー以外の生き物は見ていないと答える。
答えた後に確認するようについなを見るが、同じようについなも他に生き物を見ていなかった。
よくは分からないがセヤナーは妹のことが心配なのだろう。
そう考えた竜はどうしたものかと頭を悩ませる。
不意に、窓になにかがぶつかるような音が竜の耳に届いた。
とくに風が強いというわけでもなく、なにかが飛んでくるような場所も近くにはない。
聞こえてきた音に竜は首をかしげながら窓に目を向けた。
「・・・・・・青い布?」
窓に目を向けた竜の目に映ったのは窓にへばりついている青い布のようなものだった。
どこから飛んできたのかは分からないが、先ほどの音はこの布がぶつかった音だったのだろう。
「アオ・・・・、ヤナクテ“ダヨネー”!」
「だよねー?」
「もしかしてあの窓にへばりついとる布のことなんかな?」
窓にへばりついている布をはがそうと竜が窓に近づくと、セヤナーが驚いたような声を上げる。
その際になにやら名前のようなものを言っており、竜とついなは交互にセヤナーと窓にへばりついている青い布を見るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ