変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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バレンタインデーですねー。

ツイッターのフォローをしてくれている人にチョコを作りました。

やっぱり喜んでもらえるっていうのは嬉しいですね。






第351話

 

 

 

 

 振り下ろされる巨大な腕。

 腕が地面にぶつかる直前、竜の操作するキャラクターは回避をし、“KIRIKIRI”の操作するキャラクターはジャストガードをする。

 これによってどちらも原初の闇の攻撃を完全に防ぎ、ダメージを受けることなくやりすごすことができる。

 さらにそこから竜たちは止まることなく振り下ろされた腕に攻撃を叩きこんでいく。

 

 

「っと、これで2回目の指輪全破壊!」

『次はどっちが・・・・・・、ヒツギですね!』

 

 

 すべての指輪が破壊され先ほどのヒロインとは違うヒロインがスキルを発動させた。

 こちらのヒロインが発動させたのは、原初の闇の腕を貫き、地面に固定するスキル。

 さすがに永続的に固定するわけではないが、それでもかなりのダメージを叩きこむことができる大きな隙を作れるスキルだ。

 

 

「この状況ならロッドでフェルカーモルトが安定、か」

『むしろもうロッドで戦ってもいいんじゃないですか?』

 

 

 カタナからロッドへと武器を持ち換え、竜は原初の闇の腕に多段ヒットする技を叩きこむ。

 そのヒット数は怖ろしいほどの量で、1万を超えるダメージのログが大量に画面上に出現していた。

 

 その近くでは“KIRIKIRI”がコネクト、フルコネクトの大技を連続で叩きこんでおり、カンストダメージの999万9999とまではいかなくとも、かなりのダメージをたたき出していた。

 

 

「ヤッパリフェルカーモルトハエッグイナァ」

「レンゾクヒットデイッキニダメージガデルモンネー」

「みゅーみゅみゅ。みゅみゅーい」

 

 

 しばらくして、原初の闇の腕が解放され、指に指輪が復活する。

 まだスキルを発動していないヒロインは1人残っているので、もう一度指輪をすべて破壊すれば最後の1人のスキルも見ることができるだろう。

 

 

「残り時間は・・・・・・、10分くらいか。きついかな・・・・・・?」

『ですかね・・・・・・っと。いえ、もう終わりみたいですよ!』

 

 

 クエストが強制的に終了してしまうまで残り10分ほど。

 そのことを竜は悔しげにつぶやく。

 

 さすがに2人で挑むのはまだ早かったのか。

 あとはどんな工夫をしていけばいいのか。

 

 竜の中で焦りが蓄積されていく。

 そんな竜の言葉に“KIRIKIRI”は肯定しかけ、言い切る前に訂正をした。

 

 見れば原初の闇が大きくのけ反り、地面のダメージエリアがすべて消失している。

 これは原初の闇の残り体力が少なくなっている証拠であり、ラストスパートをかける合図だ。

 

 

「うっし、とどめのフェルカーモルト!!」

『こっちは普通に殴りですかねー。うかつにフルコネまでやると事故死しちゃいますし』

 

 

 ラストスパートをかける状態だからと無防備で攻撃を仕掛けてはいけない。

 この状態の原初の闇でももちろん攻撃を仕掛けてくるので、それを回避しながら攻撃をしていかなくてはいけないのだ。

 そのため、“KIRIKIRI”はダメージは大きいが隙の大きいコネクト、フルコネクトを使わずに通常攻撃で原初の闇を殴っていった。

 では竜がフェルカーモルトを撃っているのは危険ではないかと思うかもしれないが、フェルカーモルトにはガードポイント、つまりは相手の攻撃を防ぐことのできるタイミングが存在しているのだ。

 そのため、竜は原初の闇に対してフェルカーモルトを叩きこむことができていた。

 

 ラストスパートが始まってしばらくして・・・・・・。

 

 原初の闇は、その身を光へと変えて消失していくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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