エペをやってるとやっぱり思うのはワイワイと話しながらできることの楽しさですね。
基本的に友達と通話をしながらプレイしているのですが、やはり野良でやるときと楽しさが変わってきます。
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こんこんと降り積もっていく2色の眼のついているスライム────ぷよ。
降ってくるぷよたちの色は5色あり、とてもカラフルにテレビ画面の上から下に向かって落ちていっている。
テレビ画面には5色のぷよたちが大量に積まれており、同色のぷよたちは身を寄せ合うようにしてくっついていた。
「くっ、お邪魔が・・・・・・!」
『ふっふっふ、これでとどめにしてあげましょう!』
相手がぷよを消したことによって発生する通常のぷよとは異なる白いぷよ────お邪魔ぷよによってぷよを落としたかった場所を潰された竜は悔し気に声を上げる。
そんな竜の声に“KIRIKIRI”は得意げに笑いながらぷよをある地点に落とした。
ぷよが落ち、下にあった同色のぷよと接触した瞬間、そのぷよは目を大きく開いて驚いたかのような表情になり、消失した。
さらにぷよが消えるのは止まらず、先ほどのぷよが消えたことによって生じた空間に落ちた別のぷよが同色のぷよと接触し、さらに消えていく。
そうして、かなりの量が積まれていた“KIRIKIRI”のぷよたちは連鎖的にどんどんと消えていった。
『えい、ファイヤー、アイスストーム、ダイアキュート、ブレインダムド、ジュゲム、ばよえ~ん、ばよえ~んばよえ~ん』
「めっちゃ連鎖してやがる。・・・・・・っていうかメスガキみたいな言い方やめい?!」
ぷよが消えるたびに“KIRIKIRI”は言葉の後ろにハートマークが付いていそうな言い方で連続消しのときに操作しているキャラクターが言うセリフを言う。
“KIRIKIRI”の声はかなり幼く聞こえることからメスガキ風に言っていることに違和感が感じられず、竜は思わずツッコミを入れた。
『ふふん。大勝利、です!』
「ぐぬぬぬ・・・・・・」
画面の空いているスペースををお邪魔ぷよが埋め尽くし、どこにもぷよを置けなくなった竜は悔し気にうめき声をあげる。
“ぷよぷよ”というよりも落ちもの系のゲームにほとんどいえることなのだが、基本的に画面の一番上の部分に達するか、どこにも置くスペースがなくなった時点でそのプレイヤーは敗北者となる。
今回は“KIRIKIRI”がすさまじい連鎖を起こしたことによって大量のお邪魔ぷよが発生し、竜の画面を埋め尽くしたことによって勝敗が決まったのだ。
「スゴイレンサヤッタナー」
「ミュカリサンハアンナレンサデキルー?」
「みゅあう?みゅう・・・・・・、みゅーみゅ」
“KIRIKIRI”によって起こされた連鎖を見てセヤナーは感心したような声を上げる。
ダヨネーに尋ねられ、みゅかりさんは少しだけ考え込み、顔を横に振りながら鳴き声をあげた。
なお、“KIRIKIRI”が起こした連鎖なのだが、ベテラン勢やガチ勢からすればこれでもまだ初心者の域を出ていないらしい。
「くっそぉ、次だ次!次はテトリスで勝負!」
『良いでしょう!次もまた私が勝たせてもらいますけどね!』
負けたことを切り替えるように声を上げ、竜は“ぷよぷよ”から“テトリス”へとゲーム内容を変える。
“テトリス”というゲームは落ちもの系のゲームとしてはかなり有名で、名前が分からなくても4つのブロックが真っ直ぐにつながっているものや、正方形につながっているもの、L字型につながっているものなどを組み合わせて横一列に並べて消していくゲームと聞けば理解ができるのではないだろうか。
“テトリス”は全部で7種類のブロックを組み合わせて列を作り、ブロックを消していくというとてもシンプルなつくりのゲームだ。
“ぷよぷよ”とはまた違った仕様の落ちもの系のゲームに竜と“KIRIKIRI”は気合を入れて勝負をするのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ