遅れましたぁ・・・・・・
しかもここのところ文章量がやや少ない・・・・・・
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膝に乗っているみゅかりさんと“KIRIKIRI”が対戦しているのを横目に竜はセヤナーとダヨネーを見る。
桃色のスライムであるセヤナーと、青色の布のような生き物のダヨネー。
2匹の言葉からこの2匹が姉妹であるということは分かっているのだが、その見た目が違いすぎるためにとても姉妹だとは思えなかった。
「ドウシタンー?」
「あー・・・・・・。いや、姉妹っていうわりには似てないなぁ、と」
竜の視線に気づいたのか、セヤナーは不思議そうにしながら竜に尋ねる。
セヤナーに尋ねられ、竜は言ってもいいものかと少しだけ悩み、思ったことをセヤナーに言った。
竜の言葉にセヤナーはダヨネーと顔を見合わせる。
「ソンナニニトランカナァ?」
「ニテルトオモウケドナァ」
「まぁ、気にしてないなら別にいいか」
セヤナーとダヨネーの2匹がそれほど気にしてなさそうにしているため、竜も気にしないことにする。
そして、竜はそっとセヤナーのことを持ち上げた。
セヤナーを持ち上げた際の感触は、スライムということもあって水のような感触なのだが、それでもある程度の固さは維持しており、まるでゼリーを持っているかのようだった。
竜に持ち上げられ、セヤナーは不思議そうに竜を見る。
「おー、ほど良く温かくて触り心地もいいなぁ」
「ナンヤハズカシイナァ・・・・・・」
竜にまじまじと見られながら触った感触を言われ、セヤナーは恥ずかしそうに言う。
どうやら触った感触などを言われるのは恥ずかしいことのようだ。
そんな竜とセヤナーのことをダヨネーはややジトリとした目線で見ていた。
「みゅーみゅみゅ!みゅみゅい!」
「っと、どうしたどうした?」
不意にみゅかりさんが不満そうに鳴き声をあげる。
見れば画面が途中で止められており、みゅかりさんが
「ミテイテクレナクテフマンナンジャナイカナァ」
「みゅーみゅい!」
ダヨネーの言葉にみゅかりさんは肯定するように大きく鳴き声をあげる。
どうやらダヨネーの言葉は合っていたらしい。
『いきなりポーズをかけたから何事かと思いましたが・・・・・・。そういうことだったんですね』
「みゅーみゅ!」
「あー、それはすまんかったな」
てしてしと竜の膝を叩きながらみゅかりさんは抗議するように鳴き声をあげる。
“KIRIKIRI”もいきなりゲームを止められたことに不思議に思っていたようだが、聞こえてきた竜の声になにがあったのかを理解したようだ。
そして、竜はセヤナーを抱きかかえたままみゅかりさんのプレイを見るためにテレビ画面に顔を向ける。
「ナァー、ウチノコトオロサンノー?」
「触り心地が良いからもうちょい、な」
「ムー、セクハラダヨー」
竜に抱えらえれているセヤナーはちらりと竜の顔を見上げながら自分のことを降ろさないのかを尋ねる。
セヤナーの言葉に竜はセヤナーの頭を撫でながらもうしばらく触れていたいということを答えた。
そんな竜とセヤナーのやり取りを聞いていたダヨネーは、ふわりと飛び上がり、竜の頭の上に着地して少しだけ非難するように声を上げる。
『さて、それでは勝負を再開するとしましょうか』
「みゅーみゅみゅ!」
そして“KIRIKIRI”とみゅかりさんは“テトリス”の勝負を再開するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ