朝とお昼の寒暖差が激しすぎてロードバイクに乗りにくい・・・・・・
もうちょっと差が小さければ乗りやすいんですけどねぇ・・・・・・
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竜がよくゲームで遊んでいる相手、“KIRIKIRI”が東北家3女のきりたんであるという事実に気づいた翌日。
竜とついなはのんびりとあてもなく道を歩いていた。
とくに何か買ったりするような予定もないのだが、それでも家にいるよりもぶらぶらと出かけたくなる時がふとした時にあるだろう。
それがちょうど今日だったのだ。
「良い天気だなぁ・・・・・・」
「せやなぁ・・・・・・」
ほどよく吹いている風と降り注ぐ太陽の光で気温も暖かく、散歩として歩くには最高と言ってもいいほどの環境だろう。
そんな環境のため、竜とついなはどこか気の抜けたような状態になっている。
「くぁ・・・・・・。どっか行きたいとことかあるかー?」
「ふわぁ・・・・・・、とくには思いつかんなぁー」
あくびをこぼしつつ竜はついなにどこか行きたいところはあるかを尋ねる。
竜の言葉に隣を歩いていたからあくびがうつったのか、同じようにあくびをこぼしながらついなは答えた。
「そっかぁ・・・・・・」
「ポカポカやねぇ・・・・・・」
とくに行きたいところなどはないというついなの言葉に竜は気の抜けた状態のまま答える。
そんな竜の言葉についなはのんびりと目を細めて降り注ぐ日の光を受けるのだった。
「いや、ジジババかぁあああああい!!!!」
「「ッ・・・・・・?!」」
ズビシィッ、という擬音がつきそうな勢いで唐突に現れた茜がツッコミを入れる。
その後ろでは葵がやや荒い呼吸をしながら膝に手をついていた。
唐突な茜のツッコミに、のんびりとしていた竜とついなはビクリと肩を震わせ、驚いた表情で茜を見る。
「い、いきなりどうしたにゃ───────どうしたんや・・・・・・」
「どうしたもこうしたもあらへんわ!話を聞いてたらどこの縁側でお茶を飲んどるジジババかと思ったわ!」
あまりの茜の勢いに思わず噛みながらついなは茜に尋ねる。
ついなの言葉に茜は竜とついなの会話を聞いて率直に思ったことを答えた。
まぁ、九十九神的な年齢で言えばついなは140歳を超えているので、ある意味ではお年寄りと言っても間違いではないのだろう。
「はぁ、やっと落ち着いた・・・・・・」
「だいぶ呼吸が荒かったけどどうしたんだ?」
ついなが茜に絡まれているのを確認しながら、竜は呼吸の落ち着いてきた葵に詳しい話を聞こうと近づいて声をかける。
「あー、えっとね。天気が良くてなんとなく散歩をしようってことになって歩いてたんだ。そしてたらお姉ちゃんが竜くんたちの声が聞こえたって言って走り出しちゃって・・・・・・」
「ほーん。2人も散歩をしてたのか」
竜の言葉に葵はここまで走ることになった経緯を簡単に説明する。
どうやら茜と葵もこの天気の良さと温かさから散歩をしようということになり、偶然近くにまで来たらしかった。
「べつにこんなに気持ちのええ天気なんやからのんびりしたってええやん」
「それにしたってさっきまでの空気はゆるみ過ぎやと思うわ」
いつの間にやら落ち着いてきたのか、茜はついなと普通に会話をし始めていた。
そんな2人のもとに竜と葵も歩いていく。
「そんで?竜たちはなにをしとったんや?」
「いや、とくにはなにもないな。天気も良いし、なんとなくぶらぶらとしたくなったから散歩してただけだ」
竜と葵が近づいてきたことに気がついた茜は竜になにをしていたのかを尋ねる。
茜の言葉に竜はとくに隠すことでもないので予定もなく散歩をしていたのだと答えた。
「そうなんか?そんならうちらと一緒やね」
「らしいな。どうする?2人も一緒にぶらぶらするか?」
「人数が多い方が楽しいと思うしうちは賛成やで」
竜の答えに茜はニコリと笑みを浮かべる。
ここで出会ったのもなにかの縁ということで、竜は茜と葵も一緒に散歩をするか尋ねてみた。
竜の言葉に2人は顔を見合わせ、コクリとうなずく。
「せやねー、そんならご一緒させてもらうわ」
「うんうん。こんな日もいいものだよね」
そして、竜たちはまたぶらぶらと歩き始めるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ