UAが96000を超えましたので締め切ります。
選ばれたのはついなエンドとなりました。
アンケートの投票ありがとうございます。
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竜とついなはのんびりと散歩をしていただけなのに、気がつけば茜、葵、ゆかり、マキの4人と合流し、いつの間にやらなかなかの大所帯になっていた。
女性が3人集まれば
「いつの間にか人数が増えたなぁ・・・・・・」
「せやねぇ、あとはあかりもいたらいつものメンバーになるなぁ」
歩きながら茜たちのことを見渡して竜はポツリとつぶやく。
とくに示し合わせたわけでもないのにいつの間にか集まっていた茜たちに、竜はなんとなく嬉しさを感じていた。
そんな竜の言葉についなはうなずき、ここにいないいつものメンバーの残りの1人の名前を挙げる。
世の中には“フラグ”という言葉があることは知っているだろうか。
“フラグ”とは、分かりやすく言うならゲームなどにおいて次のイベントが発生するために必要な会話を済ませたり、必要なアイテムを入手したりすることを指している。
例として挙げるなら、『俺、この戦いが終わったら彼女と結婚するんだ』というセリフは“死亡フラグ”としてかなり有名なのではないだろうか。
ちなみに上記のセリフをうっかり言った場合でも、友人や大切な人から預かったアイテムなどを所持していた場合であれば“死亡フラグ”にならない可能性がある。
さて、なぜいきなり“フラグ”の説明をしたのか不思議に思うだろう。
その答えは竜たちに向かって手を振りながら走ってくる1人の女の子を見れば分かるはずだ。
「せーんぱーい!!」
「・・・・・・あかりさんがいたら、と言った途端にあかりさんが現れましたね」
「なんだろうね。さっきの言葉が“フラグ”になってたとか?」
手を振りながら走ってくる女の子、あかりの姿を確認したゆかりは先ほどのついなの言葉が“フラグ”となってあかりが現れたのではないか、とつぶやく。
そんなゆかりの言葉にマキも苦笑いを浮かべながら答えた。
まぁ、実際には“フラグ”というものはフィクションの中のものなので、ゆかりもマキも本気で言っているわけではないのだが。
「竜先輩!おはようございます!いなさんに先輩方も!」
「おう、おはよう。なんかテンション高いな?」
「おはようさんや」
「なんか、うちらはついで感があるな?」
「あはは・・・・・・。まぁ、仕方ないんじゃないかな?」
「自分の気持ちに正直という点では好感は持てますけどね・・・・・・」
「それでも少しは隠してほしいと思うけどねー」
走ってきたあかりは竜の目の前で急ブレーキをかけ、元気よく挨拶をする。
挨拶をしていること自体はいいのだが、ついでのように自分たちのことを言われた茜たちはやや不満そうな表情を浮かべる。
「それはもちろん、こんなに天気も良くて気持ちのいい日に竜先輩に会えましたからね!」
「お、おう。そうなのか・・・・・・」
グッ、と両手を握り締めてガッツポーズを取りながらあかりは言う。
恥じらう様子もなく言い切るあかりに、竜は照れくさそうに頬を掻きながら答えた。
「それで?あかりはどうして公園に?」
「えっとですね。バーベキューがやりたいなって思ったので、ここの公園にバーベキューをやるために来たんです!」
頬を掻きながら竜はあかりがどうしてこの公園にいたのかを尋ねる。
竜の言葉にあかりはパチンと手を叩いて公園にいる理由を答えた。
見ればあかりの走ってきた先になにやら大量の冷蔵庫のような箱が置かれており、料理人らしき人がお肉を切ったり野菜を切ったりと忙しそうに動き回っていた。
ちなみにこの公園はバーベキューをやることは禁止されていないため、キチンとバーベキュー用の場所でその光景はおこなわれていた。
「と、いうわけで、せっかくなんで竜先輩たちも一緒にどうですか?」
「ふーむ。それならお邪魔させてもらおうかな」
「なにげに時間ももうすぐお昼やしちょうどええね」
「うぉー!お肉やー!」
「あかりちゃんのおうちが用意したバーベキュー・・・・・・、ちょっとどんな食材なのか楽しみだね」
「どうせ外食をしようと考えていたところですし。ラッキーでしたね」
「そだねー。どんな美味しいものがあるのか楽しみだよー」
せっかくだから一緒にバーベキューをしないか、とあかりは竜たちに提案する。
あかりの言葉に竜たちは特に断る理由もないため、あかりの提案にうなずいてバーベキューの準備をしているところに向かうのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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