私の好みで竜が茜たちと関わっている場面しか基本的には書いていないのですが、竜が男友だちと関わっている話を読みたい方はいますかね?
まぁ、その場合でもついなは基本的についてきているのですが。
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ジュウジュウと肉の焼ける音がし、それと同時に油のはじける音がする。
網の上に置かれているお肉は赤々としていたその色を変えていった。
「おー、ええ匂いがしてきたなぁ~」
「そうだねぇ~、さっきあかりちゃんから聞いたんだけどお肉はどれもけっこう高いものらしいよ?」
周囲に広がるお肉の焼ける匂いを嗅ぎ、茜は思わずよだれをこぼしながら言う。
そんな茜の様子に葵は苦笑しながらあかりから聞いたお肉の情報を教えた。
「それにしてもこの公園でバーベキューをできることは知っていましたが、自分たちがやることになるとは思ってもいませんでしたね」
「そうだね。・・・・・・っていうかバーベキューをやってる人ってほとんど見たことないもん」
ぐるりと改めて公園を見渡してゆかりはしみじみと言う。
いま竜たちのいる公園でバーベキューができることは誰もが知っていることなのだが、バーベキューをやっている人を見たことはほとんどない。
そのため、まさか自分自身がバーベキューをやることになるとはゆかりにとっても予想外だったのだ。
ゆかりの言葉にマキもうなずき、自分もバーベキューをしている人を見たことがないと答えた。
「肉を焼く網だけじゃなくて鉄板まで用意してあるのか。焼きそばとかか?」
「そうですよ。網だけでお肉や野菜、お魚なんかを焼くだけでも良いんですけど。やっぱり他にも食べたくなりますからね」
「あかりがこの量を食べ切れるっちゅうのは分かっとるんやけど。相変わらずすごい量の食材やなぁ・・・・・・」
現在進行形でお肉が焼かれている網を見つつ、それ以外にも用意されている鉄板などを見て竜は確認するようにあかりに尋ねる。
普通にバーベキューをするだけならば網を用意すればいいところをわざわざ鉄板まで用意する。
それはつまり網で焼くと網の隙間から落ちてしまうようなものも用意していると竜は考えたのだ。
竜の言葉にあかりはうなずき、他にも料理を用意してあるということを答えた。
そんなあかりの言葉を聞きつつ、ついなは用意されている食材の多さに思わず口をポカンと開けてしまうのだった。
「お嬢様、最初の食材が焼き終わりました」
「ありがとうございます。そうですね・・・・・・、食材の内の半分ほどが焼き終わったらあなたたちも自分たちの分を焼いて食べてください」
「分かりました。ありがとうございます」
しばらく竜たちが雑談をしていると、大きな皿に様々な部位のお肉や焼き野菜、焼き魚を乗せた料理人たちがテーブルに運んできた。
料理人の言葉にあかりは少しだけ考え込むと、どこまで焼いたら料理人たちも食べていいかを指示した。
あかりの言葉に料理人は頭を下げ、料理へと戻っていく。
「さぁ、お肉に野菜、お魚が焼けましたから食べましょうか!」
「待っとったでぇ~!」
「うわぁ、どれも美味しそう」
「カルビにバラにロース、ハラミ、タン、レバー・・・・・・ここまで種類があるとどれから食べようか悩んでしまいますね」
「ゆかりん、お肉もいいけどちゃんと野菜も食べようね。竜くんもだからね?」
「うぐぅ・・・・・・、わぁったよ・・・・・・」
「バランスよく食べるのが大切やからねー」
美味しそうに焼かれたお肉に野菜にお魚。
どれも美味しそうな匂いを発しており、それらを目の前にした竜たちはいまにもよだれをこぼしてしまいそうなほどの表情になっている。
そして、竜たちは用意されたお肉や野菜、お魚の味に舌鼓を打ちつつバーベキューを楽しむのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ